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Yakov

2012年12月09日

医療・衛生(29)

 簡単に記章ネタを。



左の二つは最近制定された軍医療優秀メダル(左)と医療活動優秀メダル(中)。軍人が地方医療に協力する(僻地とか)のことを考えると軍人がこの両方を受勲することもなくはないと思うが。
右はソ連時代の社会主義優秀労働バッジで「医薬系生産事業」の従事者向けである。



左は海軍の第32中央病院の職務章というか連隊バッジの類だが、手榴弾か何かが「蛇がバスケットボールをやってる」様にしか見えないのが面白い。
右は病院の名札なのだがどこのものかは不明。内務省病院とかでよく見る規格なのだが。
  

Posted by Yakov at 18:12Comments(0)

2012年12月08日

現用レーション

 今日はちょっと簡単に。



現代ロシアのレーションは納入メーカーによって不透明ビニール(持ち手付き)や茶色いボール箱など様々な包装がなされているがとりあえず外装については「正規品」というものはない。これも例によって「某施設」に納入された見本の余剰品だが、迷彩柄の箱に内容が番号で記載されている。1,3,5,7番は手に入れたがすべて開封したわけではないので内容について突っ込まれても困る。ラベルには内容の内訳までは書いていないのだ。以下は1型の内容である。



乾燥カーシャとエンドウスープ、紅茶など。スープは口に合わないのはもう知っているのでキャンプで人に回した。



全体はこんな感じで。カーシャの缶詰、牛のトゥションカ(蒸し煮)などがメインディッシュである。



常識とは思うがロシアのレーションは甘味系が非常に豊富である。



どちらかというとこれが一番紹介したかったものである。最近導入された軍用チョコレート・バー。納入メーカーによって包装は異なると思うがPXで(市販のスニッカーズ並みの値段で)売っていたので買ってみた。フルーツ・ナッツ系のバリエーションがあるがもったいなくてしばらく食べないと思う。日本でも売っている「ロシア製スニッカーズ」そのままでないのが(リエナクト的には)ちょっと残念だ。  

Posted by Yakov at 17:46Comments(2)

2012年12月07日

袋物(24)野戦ローカルメイド

 今回はアフガニスタンネタで。



この秋買ってきたAKポーチ付きの革ベルト。特徴からしてまあアフガニスタンと判断して間違いないと思う。



細部はこんな感じで無数の鳩目穴が開いており、「業者が作ったレプリカ」とはまず考えられない(手間に価格が見合わないことおびただしい限りである)。この辺は民族的趣味なのでアフガン政府軍(親ソ派)も結構こういう細工を好んだりするのだが、モスクワで見つけた以上はゲリラからの捕獲品であろう。



中国製・・・ではなくロシアで映画用に作ったレプリカである。中国製、現地縫製、ソ連本土で縫製したものが混在していた80年代のアフガン装備を再現するにはロシア生地の「リフチク」というのも面白いのではなかろうか。  

Posted by Yakov at 17:44Comments(2)

2012年12月06日

法務系(6)

 今回はあっさりとレプリカネタを。



映画用衣装を主に作っているアトリエに43年式法務省(法務人民委員部)のキーテェリを発注した。43年式鉄道員と似たようなものなのだがパイピングが緑でなく暗緑色というのが異なり、ボタンも国家章入りの専用品が付く。
ソ連の将官用と同じようで微妙に異なるところがまたマニア泣かせである。



以前購入した実物の法務参事官2級(中佐相当官)肩章をつけてみた。パイピングは同じく暗緑色で銀糸の織目は鉄道員とも違う帝政文官風の特殊な柄になっていた。
…いざ着用することを考えると、せっかく制服と肩章の色を合わせたのはいいが、制帽とズボンのパイピングがいまひとつ合っていないのが悲しい。まあ実際のソ連基準では「緑なら何でもいい」レベルのことなのだが。  

Posted by Yakov at 17:15Comments(0)

2012年12月05日

信号装置(4)

 今回は現代ロシア・冷戦期ソ連ではお馴染みの装備を。ちょっと珍しいバリエーションが入ったのだ。




30ミリ信号筒だが、以前赤色単発と緑色複数の信号バージョンを買ってきた。もちろん発射済みのものをよく洗って「火薬探査犬」も臭いを感じないほど綺麗にしたものだが。今回のものは閃光タイプで長距離視認タイプ(РОП-УД)と呼ばれている。また、キャップは白く横長の出っ張りがつく。



これは40㎜信号筒で同じく閃光弾用。50ミリタイプも同じ業者が売っていたのだがそれは未発射品のため購入は見送った。山の中ならともかく、モスクワで信号弾なんぞ上げたら警察沙汰(非常事態省沙汰とでもいうべきだろうか)になってしまう。  

Posted by Yakov at 17:11Comments(0)

2012年12月04日

交通ネタ(55)

 12月15・16日にミリショーが控えていて忙しい。結局また地味なネタでお茶を濁すのである。





訳が分からないものを大写しにしてしまったが、筆者的には自慢のコレクション:地下鉄車両の鍵、である。
ご存知と思うがモスクワ地下鉄は走行中の車両間移動はできない(つなぎ目にカバーがなく吹きっ晒しなので当然である)のだが、終点や折り返し、デポに向かうときには乗員が客室の中を歩いて空車を確認しなくてはならない。車両と車両の連結ドアにある三角柱の出っ張りにこの鍵を差し込んで開閉するわけだ。多分全車両共通の規格だと思うが筆者とて別に悪用したくて買ったわけではないので誤解なきよう。どこの誰から買ったかもう忘れてしまったのでそこんとこもよろしく。



ロシア鉄道の肩章だが、銀色の縁取りからして21世紀になってからの規格だと思う(21世紀初頭は黄色、警備員のみ緑)。2008年式では袖章に移行しているのでかなりの短期間に使用されたものと思われる。

  

Posted by Yakov at 17:26Comments(0)

2012年12月03日

非常事態省(5)

 ここの元長官・セルゲイ・ショイグ上級大将が国防大臣に就任した記念・・・でもないのだが久しぶりにМЧСのネタを。



環境保護局から非常事態省に移籍された小型船舶管理局(ГИМС)については以前も紹介したが(右の勤務バッジは昨年2月9日に紹介していた)、左の刺繍帽章は規定のマークと異なり非常事態省のマークがそのまま使用されている。PXで買った「傾奇者用バージョン」なので適当な記章を流用したような気もするが、昔の河川艦隊を思わせる面白い作りではある。



制服用胸ワッペンと小型船舶管理局優秀章。上の優秀章は帝政時代の軍大学・アカデミー章をイメージした大時代なものになっている。非常事態省自体は中規模な国の軍隊並みの規模と装備を誇っているのだが、船舶管理局まで「軍もどき」になる必要もないと思うのだが。  

Posted by Yakov at 18:04Comments(0)

2012年12月02日

情操玩具(29)

 ユーラシアバザーも本日で終了、ご来場の皆様ありがとうございました。
なんだかんだで疲れた上に荷物が山ほどあったので(売れ残りではない)打ち上げにも参加せず直帰したのだが、それでもブログ更新は休まない無駄な勤勉さに溢れた筆者である。疲れが取れるのに二日かかるけどな。



児童用木材切削工具セットNo1…とそのまんまな名称が書いてあるが、玩具というより自主教材の類と呼んだほうがいいかもしれない(80年代ソ連製)。



中身はこんな感じで釘さえも入っていない。万力とか糸鋸とかハンマーとかこれさえあれば何とかなる程度の工具とともに入っているリーフレット、「街をつくってみましょう」を見ると…。



このハードルの高さはなんなのだろうか。街路樹やらハイウェイやらテレビ塔(間違いなくオスタンキノタワーが元ネタ)まで木を切って作れと言わんばかりである。



ものすごく親切に参考展開図までついているので当時さぞや多くの子供が挑戦したであろうが…どんなエリート教育用だよ…といわざるを得ない。多分中学生くらい(7~8年生とか)の歳でも音を上げるぞ、これ。そもそもこれに適当な端切れを探してくるだけで当時はひと苦労だったと思う。
  

Posted by Yakov at 20:29Comments(1)

2012年12月01日

植物検疫・検査(4)

 明日もバザーがあるのだが、疲れたので箸休めの公務員ネタを。



以前ソ連時代の植物検査官のバッジを紹介したが、独自のボタンも当然ながら存在したのである。一個ずつしかないので型取り複製をせねばならないのは目に見えている…。無発泡ウレタンかABSで作るのが現実的だが、最近理性のタガが緩んでいるので金属で作ってしまうかもしれない。



以前紹介したロシア植物検査官の袖章には銀刺繍の高級なものも存在する。階級より本人の傾奇者度で選択されているとしか思えない。



ちょっと微妙な肩章である。ロシア植物検査官の刺繍タイプと違って金属パーツねじ込み式なので「ボウズ」の状態だと判断がつけがたいのだ。ロシア国家種子検査官も同じ配色で(金属パーツは前者が銀で後者が金色)あるのである意味便利ではあるのだが。中・上級職員のラインは金属織の細ラインを縫い付ける、税関職員のような金属バーをねじ込む、のどちらでも可能なのだと思う。  

Posted by Yakov at 20:24Comments(2)