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Yakov

2013年04月07日

熱帯服(14)

 今日も一発ネタで。
中東の状況は予断を許さず、英仏やサウジ、カタールその他が虎視眈々と資源を狙うほとんど動乱期になっている。ロシア海軍も地中海に艦隊を常駐するようで熱帯服の使用される機会も増えそうだ。この状況を予期していたわけでもないだろうがロシア海軍の新装備は年々増えており、この秋入手したのもここ1-2年に採用されたものである。





昨年4月2日に白色の熱帯服を紹介したがこれは薄いブルーでロシア・ソ連の伝統に忠実というかなんというか。
生地は混紡だが綿が多く、熱がこもらないのは実に調子がいい(<日本で着るつもりか)。
まあ露出部分は少なく怪我はしにくいだろうから、熱帯地における作業上着的なものだと思われる。。  

Posted by Yakov at 17:41Comments(0)

2013年04月06日

映画小道具(5)

 またこのネタで。



映画のモブ用小道具だが、軍人でなく民間人用のフラーシュカである。エフェクトでちょっと汚してあるがギリギリでタウン・ユースに使える範囲だと思う(当社比)。
冗談はさておき、リエナクトで「パルチザン」を自称する参加者が今風の裁断のジャケットやら西側っぽいハンチングやらで闊歩することにうんざりしていたのでこういう「本気の映画衣装」を見ると実に楽しくなる(芯がポリエチレンだったりするので「本気」というのも語弊はあるが)。
個人的な意見だが、「靴」「眼鏡」と「当時の流行」に気を使ってこそのリエナクトなのだと思う。



1920-30年代のソ連制帽の映画用レプリカ。ふかふかしたウール地をどこで見つけてきたのかと思ったら「フリース生地」だったりはするのだが、パッと見判らない質感のものを使うセンスは大したものだと思う。実物は何個か持っているが、本当によく似ている。



ロシアにしては変なデザインだと思ったらラトビア人の民族帽をモチーフにしたものらしい。まあ戦中戦後の反ソ反乱分子とかが出て来るテレビシリーズも多いので(<ロシア基準)活用する機会も多いのだろう。ウクライナ民族主義者の帽子も以前買ったし、コレクションがどんどん異常な方向に膨らんでいっている気がする。
  

Posted by Yakov at 17:22Comments(2)

2013年04月05日

交通ネタ(61)

 今回はアエロフロートの最新制服を。昨年12月20日にパイロットの服を紹介したので…。



まずは女性CAの上着。おっさんなのでスチュワーデスという古い用語でつい呼んでしまうが。
腕にどでかいアエロフロートウィングがつくと知った時は驚いたものである。
おまけに黒いピロートカを形容するもので胸のウィングと相まって「SSスタイル」と揶揄されたこともたびたび(「SSは胸に鷲章をつけない」、とか無粋なツッコミはしないように)。



胸と腕のウィングをアップにしてみた。さすがにコイル刺繍ではなく(笑)機械刺繍ではあるのだが、正直嫌いではない。ベタはベタで格好いいのだ。



これは男性用。ボタンが欠けているのでまた探してくるか女性用についていた1個を複製するかしないといけない。
制帽の方は(旧型に準じているので)何とかなったのだ。

でもまた制服が変わるんだろうなあ…。永遠の追いかけっこである。


  

Posted by Yakov at 17:44Comments(0)

2013年04月04日

袋物(25)二次大戦

 本日も簡単に。



古くからのリエナクター仲間から戦時中のバッグを何枚か譲ってもらった。ひょっとしたら以前紹介したかもしれないがバリエーションがあったので紹介しても罰は当たるまい、マキシム機銃の整備バッグである。
四角いオイラーや索杖、クリーニングキットがこのバッグに入るわけだがオイラーが大きいせいか、ガスマスクバッグのような大きさになっているのだ。



内部のパーツホルダーポケット。ベージュのバッグだと目立たないがこのような濃い色のものだと糸が目立って「ガスマスクバッグと混同する」ことはないと思う。  

Posted by Yakov at 16:59Comments(0)

2013年04月03日

通信・電話局(15)

 本日も一発ネタで。
モスクワの郵便本局にはいつもお世話になっているのだが最近は相当利用状況が悪化してきた。以前から中央アジア人や年金生活者に書留ダイレクトメール発送を代行してもらう会社が多かったのだが、郵便本局窓口が改装してからというもの、国際窓口だろうとなんだろうとお構いなしに順番をとり(一人でいくつも!)空いたと思うや「俺がここの順番をとっていたというや封筒を50通も取り出すような輩が何人もたむろしているのだ。
そんなわけで10分で済むはずの郵便発送に一時間も二時間も並ぶような状況なのだが、暇だと職員の制服くらいしか見るものがない訳で…(異論は認める)。
当然新しく変わった職員の作業服が欲しくなってくるわけだ。







友人と一緒の時に「あの服探さなきゃなあ」とつぶやいたら友人が窓口の女の子と話をまとめてくれ、次の日にその子の未使用作業服を「ただで」もらっておいてくれたのだ。もちろん完全に「ただ」というわけにはいかないので日本土産のお菓子(胡桃餅である)やらマグネットやらを渡して顔をつないでおいたので念のため。
しかし未使用だけに問題もあった。いや別に匂いが嗅ぎたいとかそういうことではなく(笑)、胸に"RUSSIAN POST"のワッペンがついていなかったのである。とりあえず顔をつないだことだし、次回は是非完品を手に入れたいと思う。  

Posted by Yakov at 17:40Comments(0)

2013年04月02日

インテリア小物(2)

 今回は簡単に一発ネタで。

 

お前の家には何個サモワールがあるんだ?と叱られそうだが、実はこれは小型の置物で、映っている金属製コップはショットグラスの小ぶりなものくらい…といえばサイズがお分かりいただけるだろうか。
飾り棚やガラスケース周りにおくのがちょうどよい玩具のようなものなのだが、とりあえず中身が蛇口から出るようになっているので実用性も担保されている。まあ「お笑いデカンタ」になら使えるかもしれない。

…実は背景に敷かれている布も今回紹介したいもののひとつで…一部しか写していないが50年代の大型テーブルクロスなのである。
1.2X2.3mくらい(適当に測ったのであしからず)はあるのでアパートのキッチンにあるようなテーブルというより別荘とかアパートの共用スペースとかの6-8人テーブルにちょうど良いサイズであった。ボロ市で(一つでいいのに)二つも押しつけられてしまいちょっと途方に暮れているのだが、まあ布物は嵩張らないのでまあいいかと(<その考えが今の惨状を招いたんだろ)。
  

Posted by Yakov at 17:41Comments(2)

2013年04月01日

映画小道具(4)

 昨日のビクトリーショーにご来場の皆様お疲れ様&ありがとうございました。

…本日はエイプリルフールだが、筆者は生来「上手い冗談」を言うセンスが欠如している上に「人様を騙す」などという信念にもとる行為を行う気もないので本日は映画用の「その場をやり過ごす」系の小物を2-3紹介するくらいに押さえておこうと思う。



ソ連・ロシア軍の当番腕章は実際適当な作りのものが多い。現場でこさえるので当たり前ではあるのだがそこそこのものを使う部隊もあれば絵心がない奴、字が汚い奴が寄り集まった部隊だともう涙が出そうな腕章も実在するのは間違いない。
これが映画撮影ともなると大抵時間すらろくにないのでこんな「その場で紙を切り抜いた型紙置いてスプレー」みたいなとんでもないもので誤魔化したりしてしまうのだ。



戦争映画をよく撮るスタジオには無造作に転がっている赤十字腕章がその元であった。まあ最初から紐がついてるから便利ではあるけどもったいない…とよく見たら、それもどうでもいい出来だった。



…この「中隊当直」腕章は映画用でなく実際に使われていたものなので念のため(エイプリルフールではない)。縫製はちゃんとしているのだが…ああ残念だ(出来が)。



帝政期の制帽は(<大まかにいうと、だが)文官でも軍帽でも三か所にパイピングが入るわけだが、この画像は(制帽下べりのパイピングを)物凄く適当に作った技術・資源系文官の制帽である。
文官制帽クラウンの色といえば暗緑色か紺か黒、ツァーグリーンといったところだがどうもこの色はソ連軍帽の緑系カーキにしか見えない。ソ連工兵制帽の半製品(つばがないもの)に強引にパイピングを足して作ったものだと思う。まあ時間の節約という面では優秀なアイデアなのだろうけど。  

Posted by Yakov at 17:20Comments(0)