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Yakov

2013年06月30日

外交官

 本日来客につき以下略。今回は久しぶりに外交官ネタを。



外交官を輩出する国際関係大学の学卒章。ソ連時代は国家章が中央にあったはずだが、ロシアになってからは地球儀が中央に来るようになった。



戦後ソ連の外交官ズボン。上着と帽子はかなり出てくるのだがズボンはほとんど出てこないのでモスクワのディーラーに頼んで作ってもらった。青のロンパスと中央の金線が面白い。  

Posted by Yakov at 20:19Comments(0)

2013年06月29日

女性制服再録

 7月7日のビクトリーショー@浜松町も近づいてきたので業務連絡気味に女性用制服ネタを。



以前にも紹介したロシア軍海外(熱帯地区)派遣用ワンピース。砂色(サンド・カラーというかベージュというか)の略帽とペアで着用するが、例によって厚手生地なため涼しくないと思う。



空軍中尉で階級を組んでみた。まあ本部要員とか事務職、連絡将校あたりのイメージである。国家章は98年になると陸・空軍とも赤地に統一されるのだが通常の国内向けワッペンの時期(92-94年)から98年の間はあまり統一が取れていないので手持ちの「黒地バージョン」を縫い付けてみた。略帽副章は97年式なのでまあこのころの中央アジア派遣部隊あたりと解釈していただきたい。



ロシア型女性用民警シャツと略帽。半袖シャツにボウタイ風の簡略ネクタイを締めることもなくはないのだが所詮は略服、常勤では大抵開襟で使用されるのである。略帽副章は94-97年の国旗タイプをつけてみた。

  

Posted by Yakov at 16:26Comments(0)

2013年06月28日

礼装小物(4)

 久しぶりに剣吊のネタを。



今回買ってきた剣吊、民警の肩掛けサーベル吊りである。ソ連民警は戦後礼装用にコサック風のシャーシュカを使用していたので礼装ベルト一体式でない「肩掛け式」が様になるわけである。サーベル用の吊り具は(革製品のようなタブ止めでなく)がっちりした金メッキ金具であるのが面白い。
…前回これと同じ原反、さらに短く切られた端切れ(50年代に海軍礼装サーベル吊を短剣用に作り直した時の廃物)を大量に手に入れたので同じ作りのレプリカをあと3本くらい作れそうな気がする。  

Posted by Yakov at 18:29Comments(2)

2013年06月27日

略綬の泥沼(6)

 友人を空港まで送って行って今回のミッションは終了。されど別件の来客のため簡易更新にて失礼。



50年代末、ミニチュア勲章とそれ用のリボンが検討され、試作もなされていたことをご存知の方も多いだろう(当社比)。
ユーゴスラビアやポーランドのように採用した国もあればソ連のように見送った国もあったのだが、実はソ連でも一部「平服用の略綬」を着用した例があったらしい。画像に10月革命勲章リボンが含まれていることからわかるようにかなり後になってからの製品である。筆者にこれを売りつけた知人は91年に外交官用のパーツとして売られていたのを買ったらしいのだが、確かにありうる話だとは思う。文献資料の探索は後日やりたいと思うのだが。  

Posted by Yakov at 21:49Comments(0)

2013年06月25日

夢のティータイム。

 ソ連時代を知っていてなおかつ変態の方でないとご同意いただけないかもしれないが…。
ソ連時代の角砂糖は長方形をしていて日本のものとは全然違うということは何度か書いたと思う(ビーツが原料なので薄黄色いのだ)。何度も買ってこようと思ったが飛行機に持ち込むのは重いばかりで馬鹿馬鹿しいので見送っていたのだが、いま日本にいる友人が船でサハリンに行ってきたので買ってきてもらったのである。



現在ロシアで売られている「チャイコフスキー」(チャイとコーヒーにかけた駄洒落なので作曲家のティコフスキーとはスペルが違う)角砂糖。ソ連時代の方がもっと細長かったが正方形でないので全然OKである。…2kgあるので気軽に使えそうで非常に嬉しい。Spasibo,Dima!  

Posted by Yakov at 18:52Comments(0)

2013年06月24日

食器(42)

 ようやく「カザン」が手元に届いた!



サハリンで買ってきてもらったアルミ鋳造万能鍋。本来の「カザン」(プロフ用)は横長楕円形なのだが、鋳鉄の無茶苦茶重い奴よりは使い勝手がいいと思う(サハリンにはこれしか売ってなかったらしい)。
野外用の三脚も持っているし、これからは野外でボルシチでもウーハでも作り放題な気がする。容量が10リットルというのも例の「ボルシチの元」を使い切るのにちょうどいいサイズなのだ。



調理用の柄杓というかなんというか。鍋で紅茶を煮た時などは重宝しそうである。柄の中間に鍋に引っかけるフックがあるのが便利である。  

Posted by Yakov at 19:10Comments(2)

2013年06月23日

賞味期限?

 今日は早く帰れたのでとりあえず更新しておく。



今来日中の友人に手持ちで持ってきてもらったロシア軍レーション。昨年春にもらった時は悠々賞味期限内だったのだが一度に何個も持ってこれないので現地で賞味期限が(昨年末に)切れてしまったタイプ7である(昨年タイプ1を食べてみた)。
人様に薦めるのは決して良いことではないが、私は半年くらいの賞味期限切れなら平気で食べてしまうのだ。まあ自己責任なわけで。



ソ連時代のインド紅茶のデッドストック。パッケージ欲しさに買ったのだが、中身が入っているので客に出してみようかと思っている(事前に可否をうかがうので念のため)。乾燥した国だし(香りはとうに飛んでるけど)まあ大丈夫な気がする(すでにロシア人感覚)。  

Posted by Yakov at 19:30Comments(0)

2013年06月22日

レトロ包装

 明日以降はちょっとバタバタするのでよろしく。



帝政期の処方(というのだろうか)で作られたクラシック石鹸で包装もいい雰囲気を出している(紙質は「良すぎる」のだが)。
本体の刻印もそれらしいのだが、1回使うと消えてしまうしどうでもいいような気もする。まあまだ場所によっては売られている普通の洗濯石鹸も言いかたによっては「帝政風」(帝政期のを100年放置した感じ)で味わいがあるのだが。



単にレトロ包装というだけだが、左のチョコレートも右のパステーラもいい味を出している。これまでパステーラを紹介したことはないと思うが固めのメレンゲ(みっちりしている)菓子でフルーツフレーバー(リンゴやクランベリーが有名)のものが多い。
画像のものはコロメンスカヤ・パステーラという名前で貰いものなのだがこれをくれた奴が地下鉄「コロメンスカヤ」駅そばに住んでいるのが面白買ったので紹介してみた。  

Posted by Yakov at 18:10Comments(0)

2013年06月21日

帝政レプリカ(7)

 本日も平常運転で。日曜から木曜はまた来日した友人の案内なので更新は不定期になると思う。



レプリカというほど綿密に考証されているわけでもないのだろうが、最近流行っている懐中時計ホルダー。
第一次大戦や国内戦の頃は腕時計というのはまだまだ発展の途中であった。そのため懐中時計を強引に腕に固定するための革ホルダーは当時大量に生産されており、それはリエナクターの需要も高いわけである。
画像の3種類すべて『切り欠き』の大きさが違うのは帝政以前の時計、諸外国サイズ、ソ連戦後型「モールニャ」の文字盤サイズに差があるため、らしい。



コサックショップで1個だけ売られていたジェトン入れ。認識票以外にお守りのイコンを入れてもいいのでこの前のバザーで漁っていたらちょうどいい大きさのイコンが!おお、と思って手に取ったところ、周囲がアクリル(レジンかも)で固めてあったのだ。ううう、これでは一次戦では使えない…(そもそも改宗してないぞ、そういえば)。  

Posted by Yakov at 17:20Comments(3)

2013年06月20日

喫煙具追加(4)

 喫煙具というよりタバコネタだが。



ソ連時代のパイプ用タバコ・黄金の羊毛である。ボロ市ではソ連時代のデッドストックが平気で売られているのだ。まあ湿気の低い国だしねえ…。



パッケージ欲しさに買ったがちゃんと中身も入っている。防湿措置はアルミ箔。



左は上の画像のシガレット版。開封済みのものを友達からもらった。右は現ロシアで兵士に支給しているもの。商品名は「ちょっと吸うか」「軽く一服」みたいなニュアンスである。  

Posted by Yakov at 18:13Comments(2)

2013年06月19日

続・山岳装備(7)

 週末まで少し時間ができたが来週までに探さないといけないものが結構出てきた。
それはそれとしてスリングネタの続きを。



(6)で紹介した2種類のスリング、今回ようやく複数入手することができた。購入後数日たってまた同じ店に寄ったところ隅に転がっていたのがこのスリングである。バックル・鳩目がついたタイプとよく似ているがギボシ止めの革タブが複数ついている。紛失防止のザイルでも連結するのだろうか?  

Posted by Yakov at 17:36Comments(0)

2013年06月18日

日用雑貨再び。

 また題名が思いつかなかったのである。



7-80年代の懐中電灯。アフガニスタンでは四角い軍用電池以外にこういう民生用も使用されていた。画像は単1電池2本のタイプだが、3本入りの長いものもよく使われていた。



民生用サングラス(軍が買い上げて支給したサングラスによく似ている。下はAK銃剣のグリップだが、金属部品(つばとか)は探しきれなかった。アリイのプラモデルの部品を移植すればいけそうだが、  

Posted by Yakov at 17:48Comments(0)

2013年06月17日

ソ連海軍歩兵・仕切り直し(10)

 この土日、ユーラシア・バザーにお越しの皆様ありがとうございました(メインはロシア語弁論コンクールなのだけど)。
疲れて更新をさぼっていたが、久しぶりの海軍歩兵ネタを。



1963年式海軍歩兵戦闘服上着(当時の制式名は単に「ギムナスチョルカ」である)。綿ギャバジンというのか斜め織の厚手綿生地でできていてかなり暑苦しい服である(6月の日本では)。向こうの倉庫から放出があったのでおいおい購入していこうと思う。先週来日した友人にサンプルを3着ほど持ってきてもらったのだ。



背面はこんな感じで絞りが入っている(75年ロット)。似た生地の兵用肩章(太平洋艦隊ステンシル)や刺繍の海軍歩兵パッチもあるので結構いい感じになりそうである。



水兵型(前がそっくり開く)戦闘ズボンは尻ポケットがえらくごつい。



84年ロットもいくつか買ったのだが、生地は俗にいう「ステクラーシュカ」(ガラス生地)のツヤあり綿生地である。これまた同じ生地の兵用肩章があるので(ステンシルはビニール)記章の配慮は万全である。
80年代末に渋谷某店に1着入って以来輸入がばったり途絶え、日本では永らく幻の軍服だったのだが、出る時にはいっぺんに出てくるもので…。  

Posted by Yakov at 18:20Comments(2)

2013年06月14日

映画小道具(7)

 本日は友人を港まで送って行ったりなんだ理でズタボロである。明日からバザーもあるので簡単に。





モスフィルムで使った1882年式将校夏服。最近の映画らしく裏地は化繊だったりするがまあよくできている。サイズはちょっと大きいのだが。



白軍用袖章2種。コート生地も帝政風ピーグリーン台座もいい雰囲気を出している。  

Posted by Yakov at 20:34Comments(2)

2013年06月13日

情操玩具(35)

 本日は来日したモスクワの友人一家を迎えに行っていた。明日は朝横浜港に送っていきそのままバザーの設営準備である。更新が滞ると思うのでよろしく。
…と明日の言い訳をしつつ今日も簡単に一発ネタなのである。



記念品ネタといったほうがいいだろう、木製のソ連原潜である。下に台座がついていたネジ跡があるのでZ型に曲げた金属板あたりをネジ止めして木製か何かの台に固定してあったのだと思う。
…モデルとなった形式とか関係なく、これは絶対に沈まない原潜である(木製だから)。  

Posted by Yakov at 19:07Comments(0)

2013年06月12日

人形等々

 無茶苦茶忙しかったので簡単に。



グジェリの陶器人形は帝政期から有名なのだがアイテムが「何でもあり」なことでも知られていて交通警官パトカー付とか警官型ウォッカボトルとか「誰得」なアイテムを一杯出している(しかも割と定番商品化している)よくいえば大衆に根差したところなのだが。・・・この虎は数年前の縁起物を売りに出したのだと思う。また寅年が巡ってくるまで取っておいてもいいのだが、「猫だ!」と強弁して売れないこともないと思う。



これらは猫である。左の大きい方はロストフ・ナ・ダヌーの土産業者から買ったのだが、横にドンコサックの人形とかあってちょっと心が動いた(出来は実に適当であった)。まあ土人形はロシアでつい買ってしまうもののひとつである。
右の小さい方は犬猫専門の土産物店で買ったのだが、90年代伝説の「猫笛」(いつか画像を載せたいと思う)を思わせる独自の彩色がされている。



ソ連時代のビニールチェブラーシュカもついつい買ってしまうもののひとつである。汲めども尽きぬ泉のようにどこからともなく出てくるのだ、まだ。

  

Posted by Yakov at 18:09Comments(4)

2013年06月11日

卓上小物

 今週はいろいろバタバタしているのだが(ロシアの友人が来日するのだ)今週末土日には共同でユーラシアバザー…という過密日程なのであった。まあその辺もあって雑多なネタを。



ボロ市で見せられた時にはなんじゃこれは?と思った結構大きな陶器製ヤマアラシである。別に陶器人形集めているわけでもないし軽くスルーしようかと思ったが側面にいくつか穴が…どうやらソ連時代の鉛筆立てらしい。
その割には左右3個ずつ計6個しか穴がないのだが、この手のものに実用性を云々するのは無駄だと思う(ちびた鉛筆を入れたら中に落ちて拾うのに苦労した)。
ちなみにヤマアラシはジカブラスであってハリネズミ(ヨーシク)とは違うのだが、どう区別するのかよく知らない。



夜道でこんな風に前に立ちはだかれたら、男女問わずぞっとすると思うが別に「露出趣味の方」をモチーフにしたものではない(当たり前だ)。



側面はこんな感じでナプキン差しと塩・胡椒入れが一体となったテーブルウェアなのであった。ソ連時代では割と普通の品だったようだが、今見せるには説明がいると思う。  

Posted by Yakov at 18:07Comments(4)

2013年06月10日

百貨店

 本日来客につき以下略。今回はソ連時代のマニア垂涎の地、カリーニン大通りの某百貨店のネタである。



92年から10数年改修工事が続き、いざ工事が終わったら全然別の建物になっていたモスクワ中央軍事百貨店の包装紙である。A1くらいの大サイズで商品をくるっと巻いて手渡すための何の変哲もない包装紙なのだが…。これ(に包まれた軍装品)を手にすることが夢だった時代が確かにあったのだ。ある意味今でも夢なんだけどな。  

Posted by Yakov at 18:42Comments(2)

2013年06月09日

徒然食品ネタ。

 もう適当な表題ここに極まれり、だが思いつかないものは仕方ない。





今回モスクワに到着したのは5月6日だったわけだが、当然ながらそれはパスハの翌日であった。家主が「ちゃんと清めてあるから残さず食べろ(一度に食えという意味ではないが)」といってもってきたクリーチである。トヴォロークなどを原材料にした白い「パスハ菓子」とともに名前だけ知っていて食べたことのなかったものである。まあ味はカップケーキみたいなものなのだけど(不信心な言い草)。まだ改宗してもいないのに当然のように正教の習慣でもてなされる筆者であった。
ちなみにソ連時代(7-80年代)は「クリーチ」という名前のものは売られてはいなかったのだが、「ケーキ」という名前のクリーチそのものが復活祭前には必ず売られていたというから面白い。まあ推奨されようが冷遇されようが、民族習慣というのはそういうものなのだ。



中央アジア風ピラフである「プロフ」用の調味料。メーカー調整の左と違い、右は市場の中央アジア人から量り売りで買った調合セットである。干しブドウなんぞ使わずバルバリスを使っているところが筆者的にポイントが高い。
・・・来週日本に来るロシアの友人がクルーズでサハリンに行きまた戻ってくるのだが、サハリンでプロフ用の鍋(ダッチオーブンのようなものである)「カザン」を買ってきてもらおうかマジで迷っている。下で火を焚く金属竈も一緒に買うと原価で2万円くらいするのだが。  

Posted by Yakov at 17:50Comments(4)

2013年06月08日

ソ連の身だしなみ

…こんな題名にすると日用品ネタの大半がこれになってしまうのだが題名が思いつかなかったということで。



上は現代ロシアでも売られているクラシックな歯ブラシだが(天然毛タイプ)、下のビニールに包まれているのは…。



「歯磨きの手引き」がついたソ連時代の歯ブラシデッドストック(87年製)なのである。こんなものに数百円払う馬鹿は筆者位だと思うが(骨董店で店晒しになっていた)、店主に「使用済み(б/у)でなくてよかったよ」と冗談をいったら、「テルアビブのロシア移民が売るものがないので使用済み歯ブラシを路上で売っているのを見た」と予想の斜め上の返事が返ってきた。筆者とは別ベクトルの変態が買うのかなあ。筆者はいらない、そういうのは(笑)。

…発掘品のドイツ軍歯ブラシ売ってるのも見たなあそういえば(買わないけど)。  

Posted by Yakov at 18:25Comments(0)