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Yakov

2013年11月30日

再び文房具

 本日来客につき以下略。またソ連時代の文房具など。



ソ連時代の文房具はこれまで6-70年代のものが中心だったが、これは80年代のものだと思う。ちょっと近代的なデザインで刃を固定する安全タブがついているのが面白い。



生け花切りにもキッチンはさみにも使えそうな気がするが、切れ味は結構良好なので個人的に紙切り文房具として使いたいと思う。
価格が型に刻まれているのがいかにもソ連製である。古物を扱う委託販売店では80年代頭くらいまでは商品表示価格を上回る値をつけると「投機」扱いになったそうなので「重要な商品情報」といえる。まあ80年代中ごろ以降は「投機」規制もうやむやになっていたのだろうけど。  

Posted by Yakov at 21:07Comments(0)

2013年11月29日

チャイコー?

 まあお茶かコーヒーでもどうだい?という感じで最近はこう呼び掛けられることが多い。多分英語からの借用だと思うが今回のネタのようによくわからないものにはありがたい言い回しである。



特に理由もなくボロ市で買いこんだポットである。



中身はこんな風にアルミ製濾し器がついているのだが、ベトナムのコーヒー濾し(アルミ製)によく似たつくりなのである。ロシアは伝統的にトルコ式コーヒー(政治的な理由で私はギリシャ式と呼ぶけど)が一般的なので市販の粉も非常に細かく挽いてあり、ベトナム式に入れてもまんま液に混ざってしまう気がするのだが。
…実際紅茶を入れるための茶こしとした方が便利な気がする。アルミ製の濾し網が二重になる意味はあまりないけどな。



さらにもう一つポットがつくのだが、お湯を入れておいて「原液を薄める」とかなのだろうか。

ご存知の方、ご教示願います。  

Posted by Yakov at 17:48Comments(2)

2013年11月28日

度量衡(5)

 また性懲りもなく日用品を買ってきたのである。



この手の家庭用秤はたまってくると邪魔でしょうがないのだが、戦前型を買った以上時代ごとに揃えたくなるのは自然な感情といえるだろう(<同意を求めるな)。上皿にしっかりものが載るので重宝である。



表示部が錆び錆びであったりかなりの使用感がある。微調整つまみがあまりよく動かないので上皿に細工してゼロ点を調整しようと思うが、果たして表示が正確なのかあまり自信はない。まあ他にも秤はあるしな(本末転倒)。  

Posted by Yakov at 17:54Comments(0)

2013年11月27日

謎防寒服。

 今回10月―11月のモスクワは暖冬で寒くてもプラス3-5度くらいだったため、例年使っているアフガン戦闘服ではちょっと暑い日が続いていた。そんな中、ボロ市でそこそこの値段で売っていた服が程よい防寒性能でけっこう重宝したのであった。



軍用によくある生地(ステクラーシュカ)で裁断も軍服に準じたものなのだが、まったく同じ裁断にはお目にかかったことはなく正体は判然としないのだが。



材質的に80年代末から90年代前半という感じだが胸ポケットは70年代の国境警備迷彩冬服に似ており、腰ポケットも裾の調整タブが飛行服調であるところも同様だが、中古にもかかわらず肩章を縫い付けた跡はなかった。



内部にはフードも収納されておらずライナーも服と一体で微妙なところではどうも軍用とは思えず友人に聞いたところ…90年代にグレーでこの裁断の服を民警が着ていた、と聞かされた。そういえば確かに覚えが…そのバリエーションとすると内務省軍とかの防寒服なのかもしれない。
まあいつの日か資料を発見できたら続報をする、ということで。ズボンもあったら欲しいところだ。  

Posted by Yakov at 17:53Comments(2)

2013年11月26日

特殊ホルスター

 久しぶりにミリタリーネタを。まあ例によって「だからどうした」ジャンルなのだが。



今回購入したマカロフホルスター。海軍同様の吊り下げ式なのだが、色は陸軍式の茶色である。・・・はて?

もともと海軍将校は上着の下に拳銃を吊る都合上このデザインになったわけで、マカロフが使用される時代になるとかつて吊り下げ式を使っていた飛行士や戦車兵もジャンパーや作業服のポケットに入れるようになる。しかもホルスター自体は1982年製なのだ。
海軍のシングルシャツ型短ジャケットは60年代の採用だが、陸軍全兵科がこのデザインを採用するのは1988年のこと。しかし(海外勤務服を別にすると)80年代初期に唯一短ジャケット型制服を採用していた兵科があった。戦略ロケット軍である。
・・・そんなわけで戦略ロケット軍のジャケットを3種類所持している筆者には嬉しい買い物となったのであった。あとは名札と「2つあれば世界を滅ぼせる鍵」だな(<無茶いうな)。  

Posted by Yakov at 17:28Comments(0)

2013年11月25日

夢は尽きないティータイム

 また当ブログでもさらに少数の人しか心動かされたいテーマ、角砂糖である。
6月25日には現在生産されているものをもらってやたら喜んでいた筆者であるが、馬鹿っぷりに呆れたのか別の友人がソ連時代の角砂糖をくれた。



ちょっと箱に痛みがあるがソ連時代のデッドストック(86年?)の1㎏入り角砂糖(即溶性)である。筆者は箱があれば満足っぽいのだが何を思ったか3箱もくれたので(一遍には持ち帰らず)2回に分けて持ち帰ろうと思う。
肝心の中身だが、(細長い)直方体でなく立方体なのが残念(<もらい物に文句を言うな)だが、黄色みがかった目の粗い砂糖は大好物なのだ。運搬中にカバンの中で少し漏れたけどな!
即溶性とあるのだが、映画でよく見る「ナイフで割って口に入れる」堅いバージョンにはどんな名前がついていたのだろうか。まあ「無印」なんだろうとは思うのだが。
  

Posted by Yakov at 16:53Comments(3)

2013年11月23日

インテリア小物(3)

 今回は多分手作りの一品を。



ベークライトとアクリルを使った写真台兼時計ホルダー。おそらく削り出しで造形したものと思われるが、ともかく恐ろしく手が込んでいる。
穴は何のためにあるかというと…。



市販の腕時計をはめ込んで固定、正面から時刻が読めるように作ってあるのだ。裏のホルダーの一部が破損しているのでアクリルブロックを買ってきて現在補修中である。そのままで保存した方がよいと思われるかもしれないがこのままでは「立てられない」のである。
…モスクワに行ったことがある人ならお馴染み、「高いことで有名な某博物館内の土産物店」で購入したので破損があるにもかかわらず結構なお値段したのだが(半年悩んだ挙句)先月購入した。
しかしそれにしてもアクリルは堅い(&脆い)。購入価が高かろうが安かろうが、修理の苦労はプライスレスなのである。  

Posted by Yakov at 17:38Comments(2)

2013年11月22日

旅行用品(14)

 弁当ネタで魔法瓶を何回か紹介したが、性懲りもなくまた買ってきてしまった。



小熊のミーシャ(9)でも紹介したタイプの保温マグカップだが、バージョンは違うのだ。



小熊のミーシャの代わりにモスクワ五輪マークがついているからといって別バージョンといえるかちょっと疑問ではあるのだが。
まあモスクワ五輪を機にこの保温マグカップが工場一押しの製品であったことはわかるのだが冬季五輪でもあるまいし、そんなに保温カップ(しかも一杯用)の需要があったのだろうか?需要がなくとも製品を作るのは資本主義の退廃の極致であるとマルクス経済学の講義で聞いたような気もするのだが(うちの大学の経済学講座は80年代当時マル経だったのだ)。  

Posted by Yakov at 17:45Comments(2)

2013年11月21日

火の用心。

 特に面識のある人ではないのだがhttp://d.hatena.ne.jp/kakinken/20131117/1384653133
来年1月にソ連・東欧のマッチラベル展があることを経堂の某協会(伏字にする意味なし)で知った。うちには戦前のマッチもあるぞ…とか対抗意識に燃えてるわけではなく(そもそも筆者のメインテーマではない)素直に」見に行こうと思う。

マッチラベルは旧ブログで雑然と紹介しただけだが、再録しようにもすぐには発掘できないので(おいおい)今回買ってきた80年代の「普通パッケージ」ものを数個だけ紹介する。



左上のミーシャバージョン、左下のロシア規格はまあおいておいて。アフガン戦争リエナクターには嬉しい時代のマッチ箱である。



個人的には裏の工場印のバリエーションの方が興味深い。ソ連時代、カルーガ州の工場のものだけ撮影したがマッチ工場の商標が「ギガント」(巨人)というのが結構ツボである。  

Posted by Yakov at 17:28Comments(2)

2013年11月20日

袋物(28)

 今回は帝政物…といいつつキワモノの極致である。



順当にいけば帝政ロシア軍の雑嚢・・・と思われるだろうが実は防水生地でできている。



1915年製だが、郵便・書類の運搬袋だったらしい。まあそれでも結構なお値段はしたわけだが。今回帝政軍特殊兵科の資料も買ったので野戦郵便配達の装備でも揃えようかと思う。もちろんレプリカ頼りなわけだが。  

Posted by Yakov at 17:52Comments(0)

2013年11月19日

酒瓶の友。

 酒の友ではなくて「酒瓶」の友である。



ソ連時代、モルダビア共和国の酒類製造局が作った贈答用ケースである。モルダビアのワインも有名だが、ソ連時代日本にも大量に入っていたモルダビアブランディ「白いコウノトリ」の方が筆者的には思い出深い。





外形からわかると思うが中間に間仕切りがあって二本のワインボトルが収まるようになっている。


12月7,8日には恒例のユーラシアバザーが経堂で行われる。買い込んだワインを持って帰るのにちょうどいいのだがあいにくこのケースは1個しか持っていないのである(<自慢かよ)。まあ筆者はあまり酒を飲まないので気が向いたらバザーに出してしまうかもしれない。  

Posted by Yakov at 17:41Comments(2)

2013年11月18日

徒然食品ネタ2

 また食品ネタである。
故米原万里女史の「ハルヴァ」の話が最近ちょっと有名になったようだがもう一つ有名なネタ「旅行者の朝食」も忘れてはいけない。



肉系簡易糧食「旅行者の朝食」はソ連時代「まずいもの」の定番として有名だったと聞くが今回帰り際に街の市場で買ったこれには「とてもおいしい!」とコメントが手書きで書き添えてあったのが面白い。ノスタルジーでおいしく感じるのか「売り口上」だからどうでもいいのかは判断しにくいが。
…実はラトビア製のバージョンは経堂の某バザー(正確にはロシア語情報図書館)のお客が寄贈したものを数人で分けたことがある。
12月7-8日のバザーでロシア版を賞味するのも一考かも(周囲に味見を拒否された場合一人でも食べます)。  

Posted by Yakov at 17:18Comments(3)

2013年11月17日

続・近隣国(65)

 今回はシリアネタで。とりあえず「西側の糞野郎」による侵攻は一時遠のいたが軍事挑発は継続中、まだまだ安心と社会安定への道は遠いのである。



包装ビニールにフラッシュが反射したままで失礼(<しかも補正もしてない)。包装ビニールにMADE IN SYRIAと書いてなかったら正直どこの階級章だか分らなかったが。



帽章と肩章用階級章。鷲と星一個ずつを組み合わせると中佐になるんだっけか確か(<うろ覚えである)。
外国(<当社比)の階級システムには疎いので勘弁していただきたい。  

Posted by Yakov at 17:22Comments(0)

2013年11月16日

情操玩具(39)

 筆者の場合、しばらく更新に間が開いたときは食べ物か玩具ネタに頼るのである。





50年代くらいのものだろうか、明らかにコロビン拳銃(TK) がモデルのブリキ玩具である。サイズは一回り大きい上に貼り合わせの出っ張りがあるのでリエナクメントで使うとかそういうレベルではないが、ともかくいい雰囲気である。



私は遵法精神の持ち主であるので日本に持ち込むに当たりハンブロールカラーで白く染めた。絶対本物には見えないが金属製なのでこれで完全に合法である。・・・シンナーで洗ったりしないよ、うん。  

Posted by Yakov at 17:54Comments(0)

2013年11月15日

帰国報告

 どうやら無事帰国。また明日あたりから更新を再開したく。



画像は街で見かけたチェブラーシュカタルト。版権もへったくれもない海賊菓子である。
・・・背景に見えるマグカップはソ連映画「オペレーションЫ」でお馴染みのセリフ入り冗談カップである。



裏面はこんな絵柄であった。  
タグ :業務連絡

Posted by Yakov at 22:30Comments(6)