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Yakov

2014年04月04日

二次戦小物(10)

 昨日の続きをやらないとすわりが悪いので。





これもまた45-46年の典型的(前回分と同様に、だが)な兵用ズボンである。ベルトループが途中でミシンで区切られていて非常に細いキャンバスベルト(冷戦期を通して使用された)用に特化しているのがわかる。このように背部サイズ調整タブのバックル部分が欠落していてひもで縛られている…という実例は多いのだが意図的なもの(生産時に省かれている)のか欠落(スチールはともかく亜鉛等であれば劣化する)したのかは正直よくわからない。この例では裾の調整紐とバックルを結んだ紐が同材質なので前者(製造時に省略したパターン)にちょっと傾いているのだが資料的裏付けはまだない。いずれにしても1950年代に入るまでにこの手の裁断(特にこの型のベルトループと裾調整紐)は姿を消していく。

  

Posted by Yakov at 17:43Comments(0)