QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 10人
プロフィール
Yakov

2014年06月17日

雑記・戦勝記念日

 帰国からだいぶ日にちが経ったのだがボチボチとモスクワ報告など。





最近は軍服で野外ダンスパーティ会場に行ってピクニック気分でまったり…という路線だったのだが、今年はいつも一緒に行くメンバーが映画の仕事で忙しく、どうしようかと思っていたところを別の映画コーディネーターに誘われたのがこの「レトロ自動車モスクワラリー」である。
モスクワ中心部のレトロ自動車博物館(数年前に一度行った)に集合、参戦軍人の慰労コンサートなどの後に戦中、戦後のレトロ自動車でモスクワを周遊するというものなのだ。



当初ウィリスジープに乗る予定だったが博物館のスポンサーが家族連れでやって来たので60年代ソ連バス(アエロフロート仕様)に乗り換えた。まあ車中で飯が食えるので別に困りはしないのだが。



取材のテレビ記者にはわざわざこのために東京からやってきた、みたいな適当なことをいう。いわばリップサービスである。わははお仕事お仕事(笑)



ベルリン国会議事堂に掲げた赤旗のレプリカ、今年は前より大々的に街を埋め尽くしている。走る車からこの旗を振るのでほぼ暴走族である。これ以外にもガズジープとか乗用車エムカ2台、50年代アメ車など結構な数のコンボイで出発したのだ。

写真は略すがまずはイズマイロヴォ公園のカチューシャ部隊記念碑の前に行って追悼集会、軍服組は通行人に献花用の花を手渡す「栄誉ある式典ボランティア」を勤めるのである(<ただのコスプレで行ったわけではないのだ、実態はコスプレ野郎だけど)。
その後赤の広場と勝利公園、昼飯の後某メインイベント(後述)そしてさらに赤の広場・・・というのがラリーのコースであった。



赤の広場では当然フォトセッションである。老若男女一緒に写真を撮りたがって大人気だったが、誰も私が日本人とは知るまい(笑)。まあ面が割れるほど有名になってたらそれはそれで困るのだけど。



実はこれが今回のメインイベント「ウクライナ大使館訪問」である。カチューシャ記念碑の時に残しておいた赤いカーネーションを大使館の柵の前に献花するのである。ウクライナが5月9日の記念日を廃止したことに対する回答なわけだが、静かに花を捧げて祈り、柵にゲオルギーリボンを結ぶだけの物静かなものであった(花の数が偶数、というのがひそやかな嫌がらせだけど)。

・・・先日、キエフのロシア大使館が暴徒に投石され、公用車がひっくり返される事件があった。これに対し、国連安保理事会では米欧は謝罪要求決議を葬り去り、大使館に対する暴力にGOサインを送る始末。文明的な行動を理解するだけの知恵が彼らにあればいいのだが。







  

Posted by Yakov at 19:51Comments(4)