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Yakov

2009年12月17日

熱帯服(2)

 陸海問わず、試作品とかも交えて2~3回続けたい。

熱帯服(2)

熱帯服(2)

通常襟ホックがついた69年式戦闘服だが、「熱帯戦闘服」と呼ばれるものはこのように開襟+補助ボタンの形式になっている。3着入手したうちの1着は薄手、もう2着はかなり厚手の緑味が強い綿地で出来ており、空挺隊員の写真でよく見る開襟タイプ69のようにも見えるのだが・・・。
実のところ熱帯服と「空挺服」(もちろん空挺隊では通常タイプの69も使用されている)の間に違いがあるのかすらわからないため、ここらはもっと気合を入れて資料収集を進めないといけないようだ。

熱帯服(2)

この服がなんともヌエ的なのだ。おそらく試作品なのだろうが、のちに(以前紹介した)「海外支援服」へ発展して行ったのかもしれない。ちなみにボタンは軍の星+鎚鎌入りで、前合わせのみプラ製皿ボタンである。

熱帯服(2)

両者の違いだが、ヌエ服では前合わせが隠しボタンであることと襟のホックがまず目につく。袖もルパシカ戦闘服のような単純な袖口が「海外支援服」では切れ込みが広く、そこが補助ボタンで閉じられるのがわかるだろう。ヌエ服のシルエットは「化学防護服インナー」ОКЗК-Дによく似ているが、後者では袖口が筒袖+タブ式になっていること、そもそも(薬品で織目をつぶしていない)通常の綿生地であることで区別できる。もちろんデザインの元になったのは間違いないだろうが。
・・・しかしそれなりに工夫して作られた海外支援服だが、どこからどう見てもソ連製品の特徴が隠されていないのはどうしたことなのだろうか(笑)。製造スタンプだけ押さなきゃいい、というものでも・・・。




Posted by Yakov at 17:00│Comments(0)
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