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Yakov

2010年04月03日

建設関係(4)

 久々にこのネタを。

建設関係(4)

左はソ連工業建設省所管・東シベリア建設本部のイルクーツク特別建設局の25年記念バッジ。
スペツストロイというとスターリン時代の囚人労働機構を連想させる名称だが、戦後は給与面での優遇とかむしろよい意味の「特別」という意味合いもあるので誤解なきよう。・・・ま、金銭以外の生活条件がいまいちなのは昔同様だが。
右は交通建設省の25周年バッジ。スターリンゴシックのビルが図案化されている。本部の所在地なのだろうか。

建設関係(4)

連邦エレベーター設置局とでも訳すのだろうか(文法的に見てエレベーター設置連盟ではないと思う)。
АМУは正直工場名なのか地名なのかよく判らない。中央アジアの湖にしては周囲に山脈もないようだし・・・。識者のご見解を以下略。

建設関係(4)

ゴーリキー市(今はニジニ・ノブゴロド)の第3パネル住宅建設(資材)工場の20周年記念バッジ。
建てただけでは使い物にならず、きちんと住もうと思ったら自費の内装工事が必至と悪評の高いソ連高層住宅だが、とにもかくにも住宅が必要だった急成長期にはやはり頼りになる工法であったようだ。
ちなみにこの工場は民営化されて現在も操業している。





Posted by Yakov at 17:46│Comments(4)
この記事へのコメント
kenと申します。物好き(失礼しました)の一人として、いつも楽しく拝見しております。
一番上の右側のバッジは、地下鉄1号線のクラスヌィエ・ヴァロータ駅真上のスターリン建築にМинистерство транспортного машностроения(運輸機械省?)という役所が入っていたようですので、そこのものと思われます。建物の細かいデザインもきちんと合わせてあるようです。
Posted by ken at 2010年04月03日 22:56
Kenさま、はじめまして。
おお、有意義な情報ありがとうございます!
赤門駅(<ひどい略称・・・美門よりはまし?)はほとんど降りたこともなく全く存じませんでした。
(ロシア鉄オタとしてまことにお恥ずかしい・・・)
これからも至らぬところはビシバシご指導いただければ幸いです(いや、これで怠けてても安心、とか思ってるわけでは・・・)。
Posted by YakovYakov at 2010年04月04日 17:18
Yakovさま
 私、オタクの域には及びもつきませんが、建築趣味がありまして、赤門駅から三駅地区(モスクワの東北ですから鬼門?)の界隈は、アール・ヌーヴォー、構成主義、スターリン・ゴシック、果てはフルシチョフ・ブレジネフ期の安普請まで、ロシア建築見本市の感があり、魅力的なところでした。ロシア鉄道本社もあり、20-30年代のシンプルで良い建物です。
 これからもぜひ色々と面白いものを見せて下さいませ。 ken
Posted by ken at 2010年04月04日 22:19
おお、建造物ファンの方でしたか・・・。なるほど納得です。
モスクワを(友人の)車で移動する時など魅力的な建物群にはいつも目を奪われるのですが写真に残すことすらめったにしない横着者でして・・・。
じじいと化して久しい現在、記憶が薄れないようにメモなり写真なりでそろそろ定着強化を図らないといけません(苦笑)。
こういうブログをやっていて嬉しいのは隣接領域(?)のつわもの諸氏とハンドルネーム上とはいえ交流できるチャンスがあることですね。
考証穴だらけの駄ブログですが、また何かお気づきの点など、お気軽にコメントくださいね。
Posted by YakovYakov at 2010年04月05日 00:48
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