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Yakov

2010年08月14日

馬関係(3)

 本日も非常に蒸し暑い。カラッと晴れても暑いのはどの道苦痛なのだが、軍装の保管を考えると最悪の季節である、といえよう。こんな時期には冬服を触るのもいやなのだが・・・。

馬関係(3)

馬関係(3)

このサイズだとただのソ連将校常勤コートに見えると思うが、2002年型ロシア騎馬民警専用コートなのだ。
もともとソ連時代から民警の69年コートは軍用と裁断が異なっていた(袖の折り返しも前面のステッチもなくボタンの数も少ない)上に現ロシアのコートはすべて3つボタン2列のテーラー裁断になってしまっていたので思いがけない「復古」である(ソ連への回帰というより帝政まで逆戻りしたつもりかも)。
読者諸氏の大半には見慣れたもの(ボタンのみ現用)だけに詳細を書いても釈迦に説法のような気がするが、わずかな差異としてはベンツ部分の小ボタンが廃されている(切れ込みはさほど深くない)くらい指摘すれば済みそうだ。

馬関係(3)

帝政期・親衛槍騎兵連隊にもこんな配色の制帽があったが、おそらく現代コサック(アストラハン・コサック)の制帽だと思う。以前、エリツィン時代の各種コサック部隊の制服着用規定書のコピーを手に入れたが(明らかに特注で)変な制服を発注していたり、さらに適当な迷彩服と帝政風装備を「気軽に」混用している様は到底真似が出来そうもない。

馬関係(3)

同じくたぶん現用テレク・コサックの制帽だと思う。黒に青バンドの制帽を見るとソ連の空軍幼年学校を思い出してしまうが(<アレはパイピングが白いけど)適当な配色の各種幼年学校(カデットと称するところも多い)も雨後のたけのこのように出来ているので正直帽子の同定には苦労しっぱなしである。




Posted by Yakov at 17:48│Comments(0)
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