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Yakov

2016年07月30日

再録173・ファッション通信(3)

 前回いただいたコメントの意図を捻じ曲げて、またも番外編に突入である。以前の「ファッション通信」よりは大衆的な方向性だが「カジュアル」と言うには何となく気が引ける(ていうか断じて違う)。まあ適当なところで軍ネタに戻るので(まだ)見捨てないでいただきたい。

再録173・ファッション通信(3)

フラーシュカまがいの(そのものか?)夏帽はソ連・ロシアでは非常に息が長く愛されてきた。この1920年代のような生成り生地の帽子も1980年くらいまで売られていたものである(裏のメーカースタンプから推定)。モスクワ・ザルニッツァ工場製。

再録173・ファッション通信(3)

これまた制帽そのもののようなスタイルで、ソ連時代から、現ロシアでも製造され続けている。有名な第43ЦЭПコンビナート(国防省指定のアテリエ)以外にもこの手の注文を受けてくれる工場は残っているようだ。ちなみに同裁断で革製のバージョンも所有している。

再録173・ファッション通信(3)

上の制帽は40年代のものだろうか・・・。おしゃれ着なのだろうが何となく不穏なイメージがする(<変な映画ばかり見ているせいだ)。何もここまで・・・というくらいのフラーシュカ。下側の帽子は完全なマスプロ品で、デパートなどの帽子売り場で普通に売っているもの。1995年には同型の綿(黒とベージュがあった)を買ったものだがさすがに最近は見かけなくなってしまった。

再録173・ファッション通信(3)

分類上はハンチングなのだろうが変な裁断の革製帽子。後頭部にバックルベルトがあり、サイズ微調整はそこで行なう。第一次大戦の資料で似たような帽子を見た事があるが、戦後50年代くらいのバイカーには(サイドカーに乗る場合は何というのだろうか?)ヘルメット着用義務がなかったようで、この類の帽子で「ウラル」だかM72だかを乗り回していた場合も多かったようだ。まあ特に「それ専用」でもないのだろうが。
(2007/2/7)



Posted by Yakov at 21:17│Comments(0)
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