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Yakov

2016年07月30日

再録174・ファッション通信(4)

 あまりズルズル続けても何なので次回からまた軍ネタに戻ることにするが、とりあえず今回は「鵺」タイプの帽子を紹介する。

再録174・ファッション通信(4)

レンドリースの米国製によく似た生地で出来た「ハンチング」だが、フラーシュカの血が色濃く混じっているというか何というか・・・。戦後、レンドリース品が軍装備から早々に排除されたのは前にも述べたが、そのまま使い続けると新たな使用料が発生するから、と聞いたことがある(未確認)。軍はダメでも民間用なら使用してもかまうまい、ということなのだろうか。裏地の絹地(多分混紡だが)の色合いも含め、何とも中途半端な「民需品」である。これが準軍事組織の(ДОСААФとか)だったら嬉しいのだが・・・(<特殊な性癖)。

再録174・ファッション通信(4)

同じく鵺タイプのまごうかたなき民需品であるが、下に見える同裁断の帽子は1998年にモスクワの洋品店で購入した新品である(ザルニッツア工場製)。なにげに息が長いデザインなのだ。

再録174・ファッション通信(4)

ベレー帽でありながら「つばなしハンチング」ともいうべき裁断の帽子。制帽のカバーに流用してしまおう、と思って買ったというのに・・・。このデザインに気づいた瞬間虫のいい計算は雲散霧消である。戦勝パレードなどに招待された復員軍人のグループがこれに類するお仕着せの「特製民間帽」を被っていたりするのだが、たいてい独自のセンスが強力すぎて日常被れそうなデザインは少ない(まあ筆者がセンスを云々するのも失笑ものだが)。

再録174・ファッション通信(4)

夏帽としては非常に風通しもよろしく涼しい・・・と見受けられるが腰のない麻生地の帽子(裏地なし)というのは皺が寄るとかなり情けない。部屋に放置してる間にレゲエ調(死語の隠語)になってしまった。
(2007/2/8)



Posted by Yakov at 21:22│Comments(0)
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