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Yakov

2016年07月31日

再録476・番外編・2月革命

再録476・番外編・2月革命
再録476・番外編・2月革命
 友人に言われて思い出したのだが、昨日3月8日は国際婦人デー&ロシア2月革命記念日であった。推定3名の女性閲覧者の方に心よりお祝い申し上げるとともに、これでネタを一本思いつけたことに感謝する次第。ここで臨時政府の海軍帽章でもどかっと紹介できれば大したものだが、もちろんそうそう実物を抱え込んでいるわけもない。ま、時事ネタということで(え?)。
 左は2月革命記念章(当然レプリカである)、右のゲオルギー勲章は臨時政権バージョンである。
 聖アンメダル兵用。左は帝政型、右が臨時政府型。エナメルを入れなおしているのはもちろんだが、ベースが実物かどうかは神のみぞ知る…。
皇帝退位後、ケレンスキー政権は戦争(第一次大戦)を継続するに当たってゲオルギー勲章と聖アンメダルの受勲システムは温存したのだが(基準の改変はあるが…つっ込み無用)「将校用」の白エナメル入りの勲章は廃止、全階級が兵と同型の金属地金の勲章を授与されることとなった。2月革命後に授与されたものにはリボンに月桂樹記章がつくのが特徴である。本来は勲章の色と月桂樹の色が一致するらしいが、実際には…。
ゲオルギーメダルからは皇帝の顔、聖アンメダルからは王冠が削られたのだが、1917年度の大学卒業章なども無数のマイナーチェンジがなされたことが知られている。バッジから王冠を外したり双頭の鷲のデザインを差し替えたり…。帝政航空隊の記章などは鷲の形が「ケレンスキー型」に似ているためか、戦後のポーランドよろしく王冠だけぶった切って使用された場合が多かったようだ(その現物はすぐに出てこない。失礼)。
この事実は商売には有効に働く。ロシアのディーラーが一部腐食した帝政記章を売るとき、ケレンスキーのじゃないか?などととぼける事が時々あるのだ(笑)。




Posted by Yakov at 23:39│Comments(0)
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