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Yakov

2024年04月16日

謎の女性軍服。

 まあうちにあるものの2割くらいは謎なのだが(なぜ買ったのか?だと謎率は50%まで跳ね上がる)。



上から航空隊(空挺も同じ)襟章を付けてあるが、服としては1941年の野戦襟章が付いていた。ざっと見たところは41年ギムナスチョルカなのだが、前合わせが4つボタン(一番上は補助でホックの代わり)になっており、ソ連のイラン進駐部隊になくもないような変則構造である。イラン派遣のように一番上の補助は外して開襟で着る方がよさそう(襟を締めると相互に干渉する)なつくりでちょっと面白いと思える。まあ1935年以前にもこのような変則仕立服はごろごろしていたので説得力のある事は何も言えないが。肩の寸法詰めは当時典型的な女性軍服である。



更に変わっているのは襟の後ろ。ちょっと尖っているのだ。軍以外の民間防衛組織にも特にこのような制服はなく(コムソモール服はまったく別物、アソアヴィアヒムは記章以外は軍に準じている)、そもそも供生地襟章も軍企画なわけで。変則裁断の軍服、ととりあえず理解しておく。  

Posted by Yakov at 20:10Comments(0)

2024年04月15日

スポーツバッジ(33)

 体操系でひとつ。



まあ絵面でわかると思うがソ連トランポリン連盟のバッジである。ロシア語でトランポリンをбатут(batut)と呼ぶことは今の今まで知らなかった。種目的にはバトゥート上ジャンプ競技ということになるようだ。パッと見は球技のネットの様にも見えたが、こんな大胆な姿勢でボールに立ち向かう競技もないので思い直して調べた次第。バトゥートの語源はラテン言語の「打撃」から来たようだが、ソ連の有名な将軍「バトゥーチン」の語源はどうなんだろうか。「どつくぞ」将軍だったら面白いが文献などはまったくない。脱線すまん。  

Posted by Yakov at 18:51Comments(0)

2024年04月14日

スポーツバッジ(32)

 昨日は交流協会の日露バス旅行のため更新を休んだ。久しぶりにスポーツで。



種目は不明(たぶん総合だろう)だが、沿ヴォルガ地区のスポーツチャンピオンシップ2等級バッジ。沿ヴォルガ地方といっても結構に広く、サラトフ、ヴォルゴグラード、サマラ、ペンザ、ディミトロフグラード、カザンなど多くの街を含む広大な地域である。旗がRSFSRのものであることからわかるようにすべて現ロシアに含まれている。  

Posted by Yakov at 19:10Comments(0)

2024年04月12日

女性用ユダシキン

 某所でユダシキン制服(一世代前の服になったが)を入手したので記章を補った。



ユダシキンデザイン2011年陸軍女性用パレード服。女性用で肩幅が無茶苦茶狭く、ハンガーでパツンパツンになってしまったが。胸に切り返しが入った裁断はhttps://voenkom.militaryblog.jp/e718626.html
ここで紹介した海軍女性用とほぼ同じだが、海軍用はダブルの場合4つボタンのシングルバージョンなのでボタン2つ、と変な違いが出てしまっている。とりあえず軍医少佐で組んであり、肩章も正規の台形肩章となっている。この服だとhttps://voenkom.militaryblog.jp/e300907.html
ここで紹介した略帽と組合すことになる。最新の制服では米海軍女性用のようなハットと白スカートになるが、この時代は同色のスカートが必要になる。



これが背面。型部分の切り返しがどうもしっくりこない。ワイシャツじゃないんだから…。
  

Posted by Yakov at 20:23Comments(0)

2024年04月11日

ここでも食い倒れ

 日暮里にあるイラン/ウズベク料理店ザクロはロシアによくあるような食材を売っているので助かる。トルコ産のチューチュヘラ(ナッツをブドウゼリーで固めた犬のxxコのような菓子)とかビーツの酢漬けとか重宝してたら…



なんとウズベクのザクロジュースが入荷していて嬉しい限り。ジュースのブランド名は「ジュースの谷」なんだろうか。



しかし現地語でザクロは・・・アナ・・・いやなんでもないです。まあ「L」じゃないからいいか…いやもっとなんでもないです。  

Posted by Yakov at 19:53Comments(0)

2024年04月10日

観光地(89)

 このブログでアストラハンというと大体パンチパーマのような毛皮のことなのだが。



カスピ海にほど近く、ヴォルガ川の中州にある古都アストラハン、である。そう呼ばれてから二千年以上になり、トルコやアラブ人の各種旅行記にもよく登場していた。15世紀のアストラハン汗国は16-17世紀に徐々にルーシの影響が強まり、18世紀にほぼ掌握された。
カスピ海の石油産業、造船などで知られるが、当ブログではここの陶器工場の製品をよく紹介している。  

Posted by Yakov at 20:22Comments(0)

2024年04月09日

観光地(88)

 歯の治療で痛みが消えないが、まあしょうがないので普通に更新する。



シックな配色で綺麗、かつ繊細なバッジである。しかしこれ、https://voenkom.militaryblog.jp/e1138152.html
ここで紹介したヤロスラブリのヴォルコフ記念ドラマ劇場と同じところではないか!リアリズムとアイコン化の好対照である。というかこの前のはほぼピクトグラムである。
ヤロスラブリの紋章の黒熊もちょこっと見える。  

Posted by Yakov at 20:01Comments(0)

2024年04月08日

観光地(87)

 昨日はイベントに行っていたので(某寒い屋内イベントではなく屋外である)更新をお休みしていた。大荷物で腕が近医苦痛である。



何度も見たような気がしたが、ブログで紹介するのは初めてっぽい。クレムリンの尖塔代表格であるスパスカヤ塔のバッジ。他の塔のものは殆ど見かけない。  

Posted by Yakov at 19:32Comments(0)

2024年04月06日

温故知新のポジフィルム。

 もう13年もたってしまった大昔の更新でフィルムビュアーを紹介した。
https://voenkom.militaryblog.jp/e255723.html
そのポジフィルムが単品でソ連土産袋から出てきたのだ。



50年経って張り合わせた糊が剥がれてしまっていたが、ノーヴォスチ通信社発行でレニングラードの記載があるがその面の印刷は半分消えていて判読不能だった。画像にある面にはクスコヴォ宮殿の舞踏室、と説明が見える。かつてのシェレメーチェフ伯爵家18世紀の宮殿が博物館としてオスタンキノ―クスコヴォ@モスクワに残っているわけで、レニングラードがうんたらはフィルムを焼き増し、スライドにした工房の場所かもしれない。
大体こういうスライドは20-40枚組位の箱入りで売られていた。
  

Posted by Yakov at 20:16Comments(0)

2024年04月05日

観光地(86)

 またモスクワで。



モスクワバッジの定番、クレムリンのスパスカヤ塔と大会宮殿。親の顔ほど見た風景、である。1987年の感動よ今いずこ、とことん見慣れた風景ではあるがもう4年も行けないままの現在、今度見たら泣くかもしれない。大会宮殿に入ったことはないが、屋根だけならもう数えきれないほど見ているのであった。  

Posted by Yakov at 20:34Comments(0)

2024年04月04日

広告カレンダー。

 以前ポケットカレンダーを紹介したことがあった。
https://voenkom.militaryblog.jp/e989586.html
この系譜なわけだが。



ソ連の「経済新聞」購読を勧めるカレンダー。裏は普通にカレンダーなのであるが…。



その裏側と、特に広告というわけでもない「モスクワ大学カレンダー」である。これまたソ連土産袋から発掘した。  

Posted by Yakov at 20:18Comments(0)

2024年04月03日

観光地(85)

 モスクワ近郊で…。



これまた「ソ連土産袋」から発見。モスクワ近郊とはいっても距離自体は結構あるのだが有名な「黄金の輪」の一つとしてソ連時代の観光ツアーの定番だったのでい土産バッチと遭遇する確率は結構高い。1010年が建設日とされている(もっと古いようだが)ロシアの古都である。
シンボルのクロクマが意匠になっているバッジが多いが、このバッジはフョードルヴォルコフ記念ドラマ劇場が中心に描かれている。  

Posted by Yakov at 19:16Comments(0)

2024年04月02日

儀仗優秀章。

 日本の骨董市めぐりでえらく珍しいものに出くわした。



ソ連時代の儀仗勤務優秀バッジである。裏にピンもなく吊り下げ式なのでピンの部分があるはずだが、ヤンデックス検索で奇跡的に出てきた2件の画像でも上の部分はなく、適当なパーツを付けていたのか(公式ではないので)適当なリボンと、もしくは直接服に縫い付けた可能性すらある。
この手のものは大体部隊(軍管区単位)で作った非公式ものなので規定資料が出てくることも期待できず、本体があっただけマシと思うしかない。
ちなみに現在のロシアでは同じ名前の公式バッジが存在し、いわゆる「兵科優等バッジ」の兵科章部分がクロスした斧(クレムリン警備隊でお馴染み)になっているもののようだ。  

Posted by Yakov at 20:35Comments(0)

2024年04月01日

観光地(84)電波系

 ソ連土産袋からモスクワのバッジもバカスカでてくる。今回はテレビ塔で。



派手な彩色と欧州各国語で「モスクワ」と描かれたバッジの中央にあるのがオスタンキノテレビラジオ電波塔である。50年代に計画され、1967年に完成して「十月革命50周年記念」と正式名称にもなっている高さ540メートルの塔である。永らく世界一だったのだが下の方がコンクリートなので「東京タワーの方が上だ!」とセコイことをいわれていた70年代が懐かしい(笑)。1938年のシャブロフカラジオ塔とか、ソ連が放送に勢力を投入していたのは有名なのだが。友人がここのすぐそばに住んでいて、2000年8月に火事があった時には物凄い騒ぎだった、と聞いた。現在も稼働中であり、ときどき塔に美しい映像が投影されることでも知られている。  

Posted by Yakov at 19:00Comments(0)

2024年03月31日

民芸系バッジ(3)

 以前紹介した玩具の名産地https://voenkom.militaryblog.jp/e1137304.html
絡みで。



日本語で泥人形というのだろうが別にDisっているわけではない。ディムコボの玩具、ヤギの人形が意匠になっている。
紹介が簡単だが、まああれだ。例のソ連お土産袋から発掘したものである。  

Posted by Yakov at 20:30Comments(0)

2024年03月30日

菓子の残滓。

 70年代のお土産袋はネタの宝庫であった。



中にあったポケットカレンダーは1976年。ざっくり50年前のものとあってはもう考古学的遺物である。
上はビタミンCの錠剤で包装にソ連保健省の文字があった。セロハンが50年も保つわけでなし(しかも高温多湿の日本である)、文字を読むそばから分解してしまったが。当然中身を口にする気もない。
下はこのブログでお馴染みの包み方なので菓子(飴ちゃんだろうか)と思われるが、蠟引きの紙の印刷が剥がれているというありさまで同定ができず。これで考古学がうんたらいうのはおこがましいが、他に何も言うことがない。捨てるのは筆者のポリシーに反するのだ。  

Posted by Yakov at 20:54Comments(0)

2024年03月29日

友の会(45)

 組織名はよくわからないが交通系で。



昨日紹介したのと同じ70年代ソ連お土産袋から発見。単品で探すと難易度が無茶苦茶高いので実にうれしい。
交通安全もので、赤黄青の信号機と小さな文字で「赤い光は私たちに『止まれ』『危ない』『通行は遮断してます』と語りかけています」というちょっと長く説明的な文が書かれている。子供向きだがなんというか正確な文章にしようとして語呂は犠牲にしている感じだ。絵柄は可愛いので携帯し、日常に使うためのものだろう。子供用のハンカチということでフリマに出回ることもあまりなさそうだ。日本にもちこんでくれた知らない人に全力で感謝、である。  

Posted by Yakov at 20:38Comments(0)

2024年03月28日

情操玩具(107)

 「着倒れ食い倒れといえば情操玩具」というぐらいに取り上げてきたこのネタだが、モスクワに行けなくなって4年以上。久々である。



10cm足らずのミニサイズ民族人形。ソ連各民族シリーズらしいのでトゥバ共和国(ほぼモンゴルに近い)のものだろう。表情が何か日本にもいそうなアンちゃんなのだが。これは日本の骨董市でソ連土産を一括してぶち込んだようなビニールの小袋を買った中に入っていた。  

Posted by Yakov at 21:01Comments(0)

2024年03月27日

観光地(83)

 乗り物だか何だかわからないネタだが。



これまたぞんざいな差しピン式の簡易バッジだが…お題は大河「ドニエプル」であるが川そのものではバッジが作れないので2大題材、巨大水力発電ダムと遊覧船、である。発電所の方はバッジ以外にもタバコケースやコップホルダーにもなっていて有名どころだが、この観光船、水中翼船なんだがどうも絵面が異形の水中生物みたいである。この川の遊覧船は無茶苦茶いっぱいあるので同定に苦労したが、おそらくロシア側でも多く運航しているメテオール型ではなかろうか。1960年設計で世界中で使われていた観光用水中翼船であるが、ロシア語で検索したら「動力船、メテオール、購入」と検索候補が出てビビった。何隻も売りに出ているのか。  

Posted by Yakov at 20:43Comments(0)

2024年03月26日

観光地(82)

 またソチだが。



ソチの1967年式市章。このバッジは彩色されていないが、4分割の右上から時計回りに赤、銀、赤、銀のベースに「金のナツメヤシ」「紺碧の海」「金の太陽」「紺碧の山」が描かれており、中央の紺碧の盾形には銀の皿からこぼれる燃える水(温泉を示す)があり、全体の大きな縦の左右にはお茶と月桂樹の枝、金のリボンには「人民に健康を」のスローガンが記されている。1997年の紋章は盾の上の鎌槌が鳩に変わっている以外は同一である。  

Posted by Yakov at 20:55Comments(0)