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Yakov

2020年10月31日

食器(109)

 久々に飯盒。発掘品である。



戦跡から掘り出された1936年導入のドイツ式飯盒。戦後もまるで変らない仕様だが、刻印が蓋にあったりするのが特徴か。70年以降のものは蓋のハンドル部分に刻印がある。



税関の植物検疫で泥は引っかかるのではないか、という汚れ具合だが、まあ家から出さないので土は散らばらないであろう。



まあまあ綺麗だが実用の予定はない。  

Posted by Yakov at 21:09Comments(0)

2020年10月30日

帝政レプリカ(58)

 まあ帝政というかなんというか。



帝政期のアカデミー卒業章の花環に意匠を組み合わせるのは初期の赤軍指揮官章もそうだが、既製の記章を組み直して新政府の記章を自作する例は非常に多かった。二月革命の頃は鷲の王冠をへし折るとかだったのが、10月革命以降はもう完全にオリジナルデザインと化したものが多い。
航空隊記章の背景には赤い布が巻いてある。



まあ何もないと落っこちてしまうわけだが。芯はボール紙っぽいが革とかいろいろな材質がありそうだ。
  

Posted by Yakov at 21:43Comments(0)

2020年10月29日

戦車系革パンツ。

 ファッション通信の項目で無理やり革ズボンを紹介してきたが、さすがにこれは軍用と思うので…。



内張りは紺色のバイカ生地(起毛綿)、黒革製のズボンである。裁断は1929年型赤軍シャロヴァールとほぼ同じ、戦車兵の革ジャケットがこの時期にいくつか制式化されているので戦車兵用の装備として使われたものと思われる(まあ航空用も同じものを使っていたと思うが)。



背面。調整タブに金具がないが、ここにひもを通している例もあるのでバックルの扱いは適当だと思う。



ポケットはスリット型。ちらっと見える紐は足にかけるものだが、本当に適当な麻ひもが縫い付けられていた。  

Posted by Yakov at 21:39Comments(0)

2020年10月28日

帝政レプリカ(57)

 記章をちょっと。



帝政ロシア、1913年の飛行士記章。第一次大戦期になると真ん中に望遠鏡がデザインされた飛行―偵察員―指令スタッフ記章などが出てくる。帝政の飛行士はまあ難儀な軍装ジャンルではあるのだが、とりあえずならレプリカで揃わなくはない。  

Posted by Yakov at 21:03Comments(0)

2020年10月27日

ファッション通信再び(21)

 また革製品。軍納品のものかと思うが。



茶革の乗馬ズボン。軍規格によく似ている。まあ戦車兵ズボンで資料があるものは割とストレートな裁断シャロヴァール型かつ黒色だったりするので私物、注文品とか戦中のレンドリース支援品だったりするわけだが。まあ小物類はソ連製のようでこれに関していえばレンドリースではなさそうだが。



後面。調整タブの金具がないのは脱落なのか半製品納入なのか。



足の絞り。40年代後半とかの流行に近い。航空ジャンパーと組み合わせると格好よさそうだが。ボタンで裾を締めている。  

Posted by Yakov at 21:33Comments(0)

2020年10月26日

戦車兵補遺

 旧ブログで紹介した時は小さな写真一枚だったのでまた再度取り上げたい。



35-40年襟章のついた戦車兵用キャンバスコート。通常目にするものより目が詰まっていて防風防水性能はしっかりしていそうだ。明らかに当時ものの黒ボタンがついているが、おそらく2列になっていたものを1列にしてあるのは、マニアが取り外して自分のコレクションに入れたせいだと疑っている。あと、袖にあったはずのタブがないのは当時脱落したのかボタン欲しさにむしられたかも謎だ。



背中のベルト留めが「革ベルトのずり落ち防止」機能以外に「前に回して胴を絞る」機能も併せ持つところが当時の民間コートっぽい。



肩口のラグラン袖は航空用によくみられるが、まあソ連戦前の服には割と見られるデザインだ。
  

Posted by Yakov at 21:20Comments(0)

2020年10月24日

安全第一(21)修復。

 2016年7月3日、および16年7月30日更新(再録67)で紹介したのと同型のものを。



お馴染みのSKAT型内務省ヘルメットだが、内装を何度か修理したらしくネジを締め直してある。さらに顎紐に欠品部分があるので民生品留め具を使用して修理した次第。



新造出来そうにない合皮裏打ちの顎あては残っていたので苦労なく修理成功。



製造所タグも残っていて、ケブラーの防弾性能は十分ありそうだ。確かめる道具などないが(持ってたら事件だ)。  

Posted by Yakov at 21:36Comments(0)

2020年10月23日

帝政式水筒といえば…

 作り付けの蓋はないので対応が必要になる。木栓やコルク栓が繁用されるが…。



特にガラス製水筒が出回ってからはゴム栓が非常によく使われるようになる。第一次戦タイプと二次戦タイプのガラス水筒は口の部分に微妙な差があるが、ソ連時代には専用のゴム栓が大量に備蓄されるようになる。以前購入した未使用生産番号入りのものはソ連軍倉庫から出たものだが、これは水筒にくっついて出たものである。ゴム栓自体は生産番号の刻印も薄く、実質どこ製のものでもわからないのでこの例を参考にゴム栓をつけてみるのも面白い。
  

Posted by Yakov at 21:32Comments(0)

2020年10月22日

スラブ民族衣装(6)

 まあ民族衣装なんて無限にあるのでいちいち紹介するのもあれではあるが、家の奥から出てきたので…。



手刺繍の男性用。垂れ襟でウクライナあたりで着ているものに似ているがまあまり追求する気もなし。



ボタンは貝ボタンで50年代以前のものっぽいが…。背広の下に着てもよさそうだがこの数年ウクライナ現政権のシンパと思われるのはまっぴらなのでウクロっぽいものはまるで着ていない。あと20年くらいは狂ったままなんだろうかウクライナ(東部を除き)。  

Posted by Yakov at 22:02Comments(0)

2020年10月21日

ファッション通信再び(40)

 今回は革ジャンパー。



モンゴル製の革ジャンパー、推定50年代。1949年のソ連空軍ジャンパーと似てはいるが、胸ポケットもないので民需用かとも思うが生産不足を補うための輸入品という可能性もないとは言えない。まあ民間服の分類で紹介しておくが。



背面。



モンゴル製を示すタグの表記は英語だった。



腰のあたりの裁断はなかなか恰好がいい。
  

Posted by Yakov at 21:39Comments(0)

2020年10月20日

交通ネタ(195)

 今回はアメニティグッズなのかなんなのか。



アエロフロートと思しい型押しがされた合皮ケース。サイズ的にはメガネケース位だが。



しかしあまり圧迫耐性はない。踏んだらメガネ粉砕であろう。爪のお手入れ用具ケースにも使えそうだが中は空っぽ。別パーツで用具ホルダーが付くならそれもよかろうとおもうが、さてさて。  

Posted by Yakov at 21:24Comments(0)

2020年10月19日

ファッション通信再び(39)

 今回は革製品で。





ピンボケで恐縮だが、全体はこんな感じの革製ライダー乗馬ズボンである(どっちだよ!とか言わないでほしい)。



裾はジッパーで締める形式、タブがウェストについていたり、ポケットの切り返しが凝っていたり、民生品なのか官給なのかよくわからない。196-80年くらいに要人警護のオートバイ部隊が茶革製の上下を着たりしていたのだが、細かい裁断がわかっているわけもなし。



この写真だとズボンポケットの格好よさがわかると思う。民生品ライダーパンツか特別エスコートバイク用か‥しばらく資料を漁ろうと思うが。  

Posted by Yakov at 21:22Comments(0)

2020年10月18日

袋物・野戦背嚢ミッシングリング。

 久々に野戦装備を。



戦前戦中のシンプルな15年式背嚢は50年代まで使用され、1970年からソ連末期までは側面に縛着ベルト、背面にポケットと名札入れが付いたものが使われたわけだが、当然その中関係が存在する。ポケットだけ付き縛着紐がないイラストは1958年着用規則に出てくるのだが、その現物を。
見にくいと思うがポケットのボタンは木製のトグルボタンだが、まあいろいろあったような気がする。



負い紐の胸あてだが、シンプルなDリング二つになっている。これも旧来の金具タイプがあったと思われるが。
  

Posted by Yakov at 20:13Comments(0)

2020年10月17日

テーブルメダル(11)

 今回は総合システムというかなんというか。



ソ連建国50種年記念・モスクワオートメーション工場と訳すのだろうか。



工場開設25周年記念に配布されたもので、食品系生産オートメーション設備の工場と思われる。  

Posted by Yakov at 20:29Comments(0)

2020年10月16日

テーブルメダル(10)航空系

 またこのネタで。



1972年、航空機工場創立50周年記念メダルである。



カザンのS.P.ゴルブノフ名称航空工場が正式名称なのだが。  

Posted by Yakov at 21:31Comments(0)

2020年10月15日

テーブルメダル(9)宇宙系

 ケース入りで入手したテーブルメダル。



ロケット・宇宙船生産局50周年とある。ロケット部、宇宙船建造部があるということだが、独自の顕彰制度があるのかはよくわからない(まああるのだろうけど)。



授与対象は優秀な労働貢献、ということになる。
  

Posted by Yakov at 21:07Comments(0)

2020年10月14日

袋物(51)

 謎系で。





地雷マーカーの小旗でも入れるものかと思うが、現代のものよりだいぶ小型なので確証はない。材質からいってせいぜい50年代以前、留め具からすると40年代終戦前後位のものにも思えてくる。



各種工具らしきポケットもあり、工兵用のものだとは思うが。  

Posted by Yakov at 20:28Comments(0)

2020年10月12日

テーブルメダル(8)

 今回は歴史記念メダルとでもいうべきか。



ミンスクにある戦勝記念碑「栄光のクルガン」のメダル。



バグラチオン作戦の戦略地図が彫り込んであるのだ。  

Posted by Yakov at 20:25Comments(0)

2020年10月11日

謎作業服

 今回は古めの作業ズボンを。



黒い綿製ズボン。戦車兵か航空用だとは思うが膝のポケットがないのは60年以前の裁断だからだろうか。潜水艦乗員冬服のズボンという気もするが、ライナーがないタイプなのでいずれにしても古いものだとは思う。



尻の当て布もなく、戦車兵ではなさそうな気もするのだが。  

Posted by Yakov at 20:25Comments(0)

2020年10月10日

テーブルメダル(7)

 またちょっとこのネタで。



ロシア社会主義連邦(RSFSR)の中高等専門教育省記念メダル。



表の共和国章が実に格好いい。  

Posted by Yakov at 22:29Comments(0)