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Yakov

2015年03月31日

交通ネタ(85)

 ずいぶん間があいたがまたアエロフロートで。



写真に撮るとそうでもないが前あわせが3個きっちり締めるのではなく下二つ掛け(上は飾りボタン)であるのが判ると思う。これは73年改定の比較的古いロットだが、60年代の制服もだいたいこういう「当時のライトな欧米風」デザインだったわけで、逆に80年代になると(84で紹介したもの)昔のがっちりしたデザインに戻るのが面白い。



古いロットだと袖の折り返しが必須だが、後年折り返しがないものが増える。明確な規定変更の資料はなく(ロシののコレクターも知らない)いつごろこうなったかは不明なのだ。  

Posted by Yakov at 19:58Comments(4)

2015年03月30日

90年代税関補遺(8)

 昨日の浜松町ビクトリーショーご参加の皆様ありがとうございました!
いやもうしばらく更新が止まってしまったのだが木曜日と今日はウラジオストックから来たコスプレーヤーの接待とか土曜日の二次大戦イベントとか無茶苦茶集中して忙しかったのだ。そんなわけで適当にその辺にあった服を着るだけの手抜きコスプレ生活であった。



97年式税関の作業帽。帽章のつく部分がポケットになっているが書類でも挟むのだろうか<真に受けないように



当ブログでは見慣れた97式税関ブルゾンである。ロシア人の接待にこういう服を着て行く自分はかなりヤバいのかもしれない(手遅れ)。しかし大佐相当官が現場に出ることなどそうそうあるとも思えんなそういえば。  

Posted by Yakov at 23:41Comments(0)

2015年03月26日

喫煙具追加(7)

 週末は浜松町でビクトリーショーがあるのでバタバタしている。別のイベントもあるのでしばらく更新が滞ると思うが別に死んだわけではない…と思う。もし死んだらこれが最後の更新になるわけだが、その割に今日も手抜きを決め込むのである。ほら、忙しいし。



ソ連・ロシアでは定番ネタの三人の戦士像である。高級たばこ(パピロスタイプ)「バガティーリ」のパッケージにもなっているのだ(最近変なバリエーションも出たけど)。シガレットケースは真鍮にニッケルメッキなのだと思うが錆が吹いているのは蝶番部分が逝ってしまったのだと思う。まあ実用上大した問題ではない(ポケットは汚れるけどな)。



留めゴムはすぐよれよれになってしまうので市販の平ゴムで直した例も多い。ケースによっては縦・横のいずれかを選ぶことができる。両切りタバコだと短辺にぎっしり並べた方が携帯量が増すのだ。  

Posted by Yakov at 17:24Comments(4)

2015年03月25日

友の会(27)

 今回は民間防衛を。



袖章(服によっては胸につける)はもう何度も取り上げた民間防衛のパッチだが、赤い星は…そう、班長などがつける階級章というか役職パッチなのだ。盾形パッチの上につけるシステムなので胸につける場合が多いと思う。
・・・単品で出てきていたら、なんの記章だかわからないままだったと思う…。  

Posted by Yakov at 18:41Comments(0)

2015年03月24日

将校の身だしなみ(3)

 またボチボチと…



微妙に欠品(主に木製ケース)があって代用装備山盛りなのだがまあこれ以外に現物を触ったことがないので仕方ない。
蓋のポケット部分にハンカチと手鏡(自分で購入するのだ)が入り、石鹸箱(民生品代用)の上の爪切りバサミも別途購入品となっている。
実際には三個同じサイズ(以前紹介した歯ブラシ入れである)の木筒に歯ブラシと裁縫具、安全カミソリと粉石けんが入ることになっている。
また小型ケース2つにはそれぞれ髭剃りブラシと殺菌用ローションが入るようになっているが実際の使用法はまちまちで自由なようだ。何しろ「剃刀」と安全カミソリは重複しているのだから…ここでは剃刀が入る位置に、普通の(分解式でない)歯ブラシケース入りを入れる場合もある。



適当なベークライト製髭ブラシセットを入れておいても構わないと思う。フリーダム装備なのだ。  

Posted by Yakov at 18:23Comments(0)

2015年03月23日

デンビルの逆襲(23)

 今回はデンビルの定義からは少し外れるが…



士官候補生というのは任期があけても復員ではなく普通は士官に任官するのである(任官拒否もあるかもしれんが教育費を返済させられるのかどうかは不明)。その意味では学校があけた記念に改造したものと思われる(いや、在学中に着てたのかも?)。
まあデンビル服のように異常な改造ではなくパッと見は普通に見える、パッと見は。



この自作袖章は酷い。PXで買ったらしい将校用の階級章素材でこさえたのだろうが「一学年終了しするのに3年ずつ掛かった」みたいな見てくれは自慢になるのだろうか。



デンビルの定番国境警備隊海上部隊である。ここらの部隊は異常に凝ったデコレーションを好むのだが…。
袖の特技章は「任期延長下士官および准尉」のものだが戦後しばらくたつと(年次うろ覚え)任期延長下士官がセーラー服を着ること自体がほぼなくなるので「勝手に買ってつけた」部類だと思う。肩章のビニールコード縁取りくらいではもう全く動じない筆者であるが、右袖のテキトー記章はいくらなんでも酷い。  

Posted by Yakov at 18:15Comments(0)

2015年03月22日

楽器(1)

 またも一発ネタだが、旧ブログでバラライカくらいは取り上げたと思うがあんまりこのジャンルは紹介してこなかった気がする…まあそのうち紹介していきたい。



どうしたもこうしたもなく「ウクライナ」という商品名のソ連製ハーモニカである。ご覧のとおりウクライナ語のつづりで書かれているのだが、いまのウクライナの歴史では非常に狂ったことになっている。2004年のオレンジ革命(棒読み)の時分から在日ウクライナ大使館の書記官が「ソ連時代は学校でウクライナ語が禁じられていた」とか事実に反することを平然と言い放つなど多少の程度の差はあれ歴史偽造の真っ最中の現キエフ政府…とりあえず「ソ連時代の遺物」を見て現在の発狂っぷりを省み、まともな道に戻ってほしいものである。この際リヴォフとかは切り捨ててもいいから。  

Posted by Yakov at 20:07Comments(0)

2015年03月21日

水筒補遺(5)

 この項(2)で紹介(2011年12月25日である)した民間水筒と絡めて。



ペットボトル程度の容量しかないポリ水筒。(2)で紹介したやや大型なものには二重のキャップ(兼コップ)がついているのだが、その小さい方のカップがぴったりはまるサイズであった。販売時に2つ組になっていたとも考えにくいのだが…。
なぜか軍用生地によく似た手製カバーがついているのも謎。キャンプ用なら肩紐の方が使いやすいだろうに…大型は水、小型はウォッカ…とか使い分けていたら面白い。まあポリ製容器はウォッカを入れるのには適さない、と注意書きは書いてあるのだが。  

Posted by Yakov at 18:12Comments(0)

2015年03月20日

コサック、みたいな?(12)

 よく調べたら番号がダブっていて本当は13番目だがそのままにしておく。修正が面倒くさいのだ。



現代コサックショップで買ったクバンコサック用のクバンカ(<紛らわしい)。アストラハンでなく羊毛の植毛フェイクファーで出来ていてトップのクロスラインもしょぼい銀線なのでしばらく買うのを躊躇していたのだが、最近のノヴォロシア報道を見ていると義勇コサックがデジタルフローラ迷彩とこのクバンカを組み合わせている例が結構多いのでちょっと悪い虫が騒いだのである。
・・・お土産用の観光ブジョノフカと組み合わせる気はあまりしないが。安価な割に防寒性能は十分で結構楽しめそうだ。



割と古い時代のコサックワッペン。クバンとかだとシンボルカラーや紋章が入るのでおそらくロシアコサック協会の「コサック共通」ワッペンだと思う。90年代前半のものだろうか。  

Posted by Yakov at 18:19Comments(0)

2015年03月19日

信号ホルスター(2)

 まあ大して新鮮味はないが(<当社比)。



ボックス型の信号銃ケース。旧型(26年式)もシュパーギン型信号銃も両用なのだがキャンバス代用装備が作られ始めた1938年以降のものと思われる(規格名とかはわからない)。ともかく大量の信号弾を本体と一緒に運ぶものなのでびっしり信号弾を詰めると本体が取り出しにくくなる。



どうでもいい情報と思うが下の開口部には6発収納される。



上部(ピストル本体が入る側には7-8発が収納されるのだ。  

Posted by Yakov at 17:47Comments(0)

2015年03月18日

将校の身だしなみ(2)

 ネタを惜しんで小出しにしてるみたいであれだが、将校トイレットセットの外観を。



B5判程度の紙芯革張りケースである。



こんな感じに開き、蓋の裏各所がポケットになっているのが判る。



中身の説明が入っていたが倉庫出しの時には梱包されておらず、支給後各人購入する品目も載っている。爪切りはさみとか鏡とかハンカチ…などだが。  

Posted by Yakov at 18:12Comments(0)

2015年03月17日

変則制服

 旧ブログで紹介したかどうか忘れてしまったのでとりあえず。



43年式ギムナスチョルカなのだがどうにも奇妙な裁断である。ポケットが貼りつけ式なのはNKVDによくあるパターンなのでまあいいとして(兵科パイピングが赤なので普通の軍規格でないとまずいが)、襟がキーテェリ制服と同じホック式になっているのだ。



きちんと型押しされた襟の仕立てで(改造ではなく)最初からこのフォルムであることがわかる。生地には細いラインも見え、ソ連規格ではなくどこか外地(東欧?)を思わせる材質なのだ。
1945年以後、占領地でソ連軍人が撮影したポートレートには規格を大きくはみ出たものが多い。「洒落もの」が変わった服を仕立てて記念写真を撮ることは当時多かったらしいが、パトロールに見つかると怒られるので(というか拘置されて改造服は脱がされる)ソ連国内に「着て帰る」のは難しかった、と回想録で読んだことがある。当時改造して密かに持ち帰ったものなのだろうか・・。  

Posted by Yakov at 18:25Comments(2)

2015年03月16日

ホルスターストック

 もう何年も前からステチキン自動拳銃(APS)のストックは集めているのだがこれまた旧ブログに書いたままここでは紹介していなかったので…。



初期型の木製ホルスターストック。気が向いたらベークライトのものも紹介するがそれは画像がそこらじゅうに転がっているので珍しくもないかもしれない。この初期型とベークストックは銃との接合部が少し違ったフォルムになっていて(着かないことはない)拳銃のグリップとちょっと干渉することがある。ソ連で発行された図解集(Жук氏の著作である)を見るとステチキン拳銃の初期型と後期型では微妙にグリップの形が異なっているのだ。



ベルト用留め具とスリング。三角形のスリング金具は片方を拳銃左側面のトリガーガード付け根にあるピースにはめ込むとバランスよく肩に背負えるのだ。ロシアで非致死性ゴム弾銃とかが売られているので友人宅でいじくったことがあるのでよく覚えている。
これのエアガンが出ることは絶望的と思うが、もし出てもスリング留め具まで正確に作ってくれるかどうか…。  

Posted by Yakov at 18:18Comments(0)

2015年03月15日

近隣国(83)

 今日骨董市で見つけたネタを。



戦前のフィンランドのパスポート。フィンランドといえばスウェーデンの支配からロシアが解放してやった旧ロシア領ということで近隣国というかロシアネタというか…<また諍いの種をまいてる
ネタ話はともかく戦前のものはいろいろリエナクトで使えて面白いのだ。



フィンランド、トゥルクの印と収入印紙が貼ってあるのだがパスポートの発行地で発行料金を支払った、ということなのだろうか。パスポートの個人情報欄は紹介しないが配偶者の写真を貼る欄があったりけっこう面白い(欧州各言語で書いてあるので意味は分かるのだ)。多分現代ではなくなった制度かと思うが。



45年の5月8日にスウェーデンに入国したとか微妙な日付が面白い。スウェーデン語もフィンランド語もまるで分らないが旅行中の政治的宣伝を禁ず、とか書いてある気がする。



多分帰国時の書き込みだが結構詳細。昔の出入国検査は時間がかかったのだろうなあ…誰も彼もこんな調子だったのか知らないが。
  

Posted by Yakov at 20:05Comments(2)

2015年03月14日

軍事建設隊

 唐突だがまあしょうがない。



この秋買って来たギムナスチョルカ。一昔前なら戦車兵が43年過ぎてから趣味でこの生地で作ったんだ…とか適当なことをいわれたと思うが50年代後半(たぶん57年式)の軍事建設隊のものである。軍よりかなり下の扱いをされていたのでボタンまで軍制式のものは使わせてもらえず(黒の丸坊主)という寂しいものである。



裁断はまるっきり軍のものと同じなのだが。



これは以前に購入した制帽である。帽章は純正かどうか覚えていないが軍の赤星ではなかったはずである。パイピングもなく、これまた侘しい佇まいなのだ。民間ものマニアとしてはしょぼくれた作業服に似合うので素晴らしい代用グッズなのである<変態
  

Posted by Yakov at 19:56Comments(0)

2015年03月13日

時事ネタTシャツ。

 なぜかまたスポットライトが当たったわけだが。



送ってもらった荷物の中に入っていたパクロンスカヤ(中佐相当官当時)のTシャツ。共通の友達が「ヤーシャに渡してくれ」とプレゼントしてくれたのである。筆者はTシャツ一枚で外出とかしないので(下着代わりなら着る)とりあえず着つぶしたりしないで取っておこうとは思っている。
それにしても各方面で著作権ガン無視のところが素晴らしい(<公式に輸入されることはまずあるまい)。

炎上するほど人の来ないブログなのでしれっと書いておくが、件の人物についていえば「政界を退いた一個人の行動になんで外務省や政府高官(棒読み)が口を出さんといかんのや」、に尽きる。筆者的には話題になって嬉しいぐらいのものだが。
  

Posted by Yakov at 17:45Comments(0)

2015年03月12日

防弾具(5)

 筆者的には変わり映えしないがこちらのブログでは紹介していなかったので旧型防弾チョッキを。



アフガン初期から使われていた6Б2だが、昨年8月31日に紹介したものと比べると「よくある」感が否めないが。この15年くらいロシアはチタンの輸出が厳しくなったので防弾板の入ったものはあまり国外に出ないのだが何かのはずみで防弾板ごと手に入った。横3枚4段、正面最下部に一枚プレートが追加された構造になっていて、のちのものと違いケブラーや防弾板はほどかないと取り出せない構造である。
しかし盛大に汚れている。



背部。腰部分に装備ベルトも通せそうなループがついているのだ。  

Posted by Yakov at 18:42Comments(0)

2015年03月11日

信号ホルスター

 もう何度となく紹介したと思っていたが旧ブログでちょろっと紹介したきりだったようだ…またボチボチ続けたいが今回はひとつだけ。



INTERPOLITEXの会場で買って来た信号銃ホルダー。СП81とかСПШ44のサイズで戦前のボックス型ホルスター(26年信号銃用)の改良型である。上部に5発、側面に5発の信号弾ループがついていて本体ケースはオマケのように張り付いている。
戦争後期から茶色い合皮で生産されてきたが、94年改定でロシア軍のベルトが黒になったのに伴い黒合皮製になったのだろう。
まあ「まだ使ってるのかよ」と思わなくもないが。  

Posted by Yakov at 19:30Comments(0)

2015年03月10日

ユダシキン夏コート。

 またどうでもいいようなネタで申し訳ないが資料的な価値もなくはないので。



2012年規定書(導入はその前だが)にあるとおりのユダシキンデザインによるサマーコート。筆者は94年コートを普段着にしているので違いが目につくが、まあカタギの人にはあんまり変わり映えしないデザインかもしれない。
ボタンの数が減り、胸に切り返しが付き袖にタブがついて襟がシングル剣襟になる…といったところだがまあコートとしてはちょっとごてごてしている感が強い。



背部。肩章がループ式がデフォルトとなったので(94年型は最初期以外エポレットにスリッポンで肩章を留める)どう見ても軍制式、という格好になったのは「普段着として」減点ポイントだろうか<勝手な言いぐさである  

Posted by Yakov at 18:06Comments(2)

2015年03月09日

将校の身だしなみ(1)

 旧ブログで戦前の将校主張セットを紹介したことはあるのだがもう何年も前の話でオマケに旧ブログは検索しにくいシステムのため(新しいリエナクターの方々も増えてきたことでもあり)改めて少し再録を。今日は歯ブラシのネタを。


戦前の将校洗面キットは薄皮ケースに入っているわけだが(次回紹介)このタイプでは角型セルロイドのケースより筒型のケースがよく使われている。このケースはクリミア産の木製と思うが竹のように目の詰まった堅い材質である。



ご覧のように3分割できるが、上の部分は歯磨き粉入れと思われる。未使用品なので推定だが。



歯ブラシも分割式で骨に植毛した本体を二分した木製の柄にねじ込むのである。


Японская,в том эпохе...

日本の骨董市で買った同時期の日本製。ソ連でも一体型の樹脂製歯ブラシはよく使われていた。木製の現物はまだ見たことはないが存在はしたと思う。  

Posted by Yakov at 17:57Comments(0)