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Yakov

2014年12月31日

С НОВЫМ ГОДОМ!

Желаю вам успехов и счастья в Новом Году!



今年もこのような場末ブログにご来訪いただきありがとうございました。
皆様にとって、来る2015年が素晴らしい年になりますように!

…さあ皆さん、クリミアのシャンパンで乾杯!

  

Posted by Yakov at 17:47Comments(5)

2014年12月29日

続・森林警備官(10)

 今回は簡単に一発ネタを。



やっと手に入った森林警備官佐官級の襟章。配色は88年以前の税関吏襟章にそっくりだが、金刺繍のラインがエンブレムの部分で途切れているのが特徴である。森林官エンブレムがついていたが、狩猟査察官とか独自のエンブレムがついた部局も多い。  

Posted by Yakov at 17:36Comments(0)

2014年12月28日

帝政レプリカ(19)

 所用でちょっと海の方に行ったので帝政海軍ネタを。



以前注文した海軍キーテェリを組み上げてみた。当時の流行で丈は非常に短く下に短剣を吊るにはちょうど良い(刃のないものを持っているのだ)。珍しく戦闘兵科の大尉で組んだのは手持ちの帝政海軍ボタンが金しかなかったからである。



潜水艦将校コース修了証とフィンランド湾の「スヴェアボルク要塞100周年記念」、ゲオルギー4級勲章をあしらってみた。
海軍大尉でゲオルギー?義理の親父が3等官だったとかの脳内設定で乗り切ってくれるとうれしい。



大戦剣吊の代用には1945-48年くらいのソ連軍用が使える。ちなみにフロックでは服の上、キーテェリでは服の下に着けるのが基本である。

  

Posted by Yakov at 19:48Comments(0)

2014年12月27日

医療・衛生(48)

 また博物館ネタで。



ソ連山岳部隊用のゴルカ。このようなアフガン後期から使用されたタイプはこれまでも紹介したし、多少高価ながら市場にもまだ出回るのでマニア的にはアレなのだが…この袖章はしかし何なのだろうか。民間防衛隊(ГО:"ГРОБ"と呼ばれる)のパーカーは以前紹介したとおり別物なわけでこの軍制式タイプを用いることはおそらくない。衛生兵にしてはちょっと見たことのないパターンなのだ。



ミシン縫いのマスプロ生産品を手縫いで縫いつけてある。山岳救助隊のようなものとも考えにくいので特殊な衛生兵用の記章が存在したのだろうか。また課題が増えてしまった気がする。  

Posted by Yakov at 17:47Comments(0)

2014年12月26日

帝政レプリカ(18)

 また簡単に。



下がコサックショップで買ったゲオルギー刀緒(一般型)。上は筆者が高級レプリカの騎兵用を見て真似したコピーのコピーなのでスルーしていただきたい。ただ刀緒のゲオルギーリボンは筆者のコピーについている方が正確な幅であるが「普及版」コピーなのでまあしょうがないと思う。
ちょっと前までは別の業者が作っているオーバーサイズのもの(一次戦ドイツ並みに大きい)か高価な手製品しかなかったのでこれでまあ御の字である。
リボンを取り換えるのは構造上難しいので(迂闊に替えると抜け落ちて本体をなくす)まあ水にでも濡らしてよれよれにしようと思う。  

Posted by Yakov at 17:28Comments(0)

2014年12月25日

交通ネタ(80)

 バタバタしているのでまた落穂拾いネタを。



ペテルブルクのPXで見つけた民間商船の制帽。帽章のタイプとしてはソ連河川艦隊の将官用によく似ている。まあつばの刺繍パターンからして大佐相当官(将官用に準じた構造)用かと思うが。
ソ連邦時代にあった地球儀上の槌鎌が消えているのが現代ロシア製ということだろうか。制帽バンドの飾りリボンが特殊なのはソ連時代からあまり変わらない。
  

Posted by Yakov at 17:42Comments(0)

2014年12月24日

1958年規定(4)

 ネタ写真をあまり撮っていないのでまた同じようなネタで失礼。



同じく59年規定の肩章。左は戦闘服(ルバシカ式)だがこの辺は1955年式と同じで(43年式にあった)縁のラインが省略されている。製造年度的には1959年式だが実質規格に差はない。中と右はどちらもシャツ用肩章だが、右のような芯が薄く柔らかいものが比較的古いタイプで後々ボール紙芯のもの(中)が増えていく。



左は砲兵科のシャツ用(前画像の空軍用の色違い)で右側はルバシカ戦闘服用(歩兵科および主計科)のもの。69式シャツ用に見られるようなカーキ織物の台座も60年代も半ばを過ぎるとちょくちょく見られるようになる。  

Posted by Yakov at 19:15Comments(0)

2014年12月23日

国家保安系記章(3)

 また一発ネタで卒業章を。



ソ連時代の卒業記章。いわゆる士官学校ではなく、上級指揮官養成コースと呼ばれるもの。軍におけるアカデミーとは微妙に違うのかもしれないが内務省・保安省系統には古くから存在するタイプの「任官後上級コース」である。KGB系統のソ連時代の卒業章というのはフェイクや「特定年度卒業生自費注文」が多いので結構珍しい。以前にモスクワでは有名な国境警備学校の卒業章も紹介したが、これは81年度卒業生の特注バッジであった。ここらの大学は「無銘」(学校名シールドのない)卒業章を着用している可能性が高い。
ちなみに軍隊で「将校上級コース」の名称を採用しているのはGRUスペツナズ要員が主に進む射撃コースくらいしか思い浮かばないので筆者は個人的に「筋もの」系と呼んでいる。  

Posted by Yakov at 18:04Comments(0)

2014年12月22日

革ジャン・革コート(6)

 昨日は仲間内で映画「ガガーリン」を観に行ったのだが予想外の大入りで一時間前に行ったのに席が取れず、次回上映までまるまる8時間街で時間をつぶす羽目と相成った。映画自体は非常に面白くあと2-3回行きたいくらいであった。



戦後のものではあるが40年代後半からちょくちょく目にするタイプである。カフスがボタン留めであったり裾の絞りがボタンだったり民生品のバイクジャンパーのようにも見えるが、そもそも民生と軍用の境界があいまいなジャンルなので記録写真で実例があればまあよしとしたい。
ガガーリンの時代よりは一世代古いタイプだ。



けっこういい保管状態で残っている。まあ実用する機会もあまりないのだが。
  

Posted by Yakov at 19:02Comments(0)

2014年12月20日

1958年規定(3)

 今回も58年規定で。まあ明日映画ガガーリンを観に行くから取り上げたわけだが。



将校用シャツ。この時代から肩章をつけて夏季制服とする着用が可能になった(それ以前はあくまでワイシャツであり単独の勤務服とはならない)。お馴染みの「ソ連軍シャツ」のように胸ポケットがつくのは1966年以降である。



同じく将官用。将官常勤用にはグレーのものがあるのだがカーキ色制服用に将校同様(ただし裾側面がゴム絞り)になっている。カフスボタン(66年以降は胸ポケットのボタンも)が二つ穴から足つきボタンに変わっているのも特徴である。まあロシア軍1994年型からは全階級のワイシャツが将官用に近いシステムに変わってしまったわけだが。



口頭では説明できない裾絞りの構造。ゴムひもを縫いこんでシャツに付けたボタンに留めて絞るのである。  

Posted by Yakov at 17:10Comments(0)

2014年12月19日

革ジャン・革コート(5)

 また資料性が希薄なネタで。まとまった資料本が存在しない(国防省着装規定冊子の対象外でもある)ので「いつごろの時代の写真で見た」レベルに終始してしまうのが悲しい。





1950年代中盤位によく見かけるタイプ。ジッパーが襟の少し手前で止まるラペル付タイプというかなんというか。胸のジッパー月ポケットは結構小さく実用性はいまいち。まあ身分証とかマッチとかその程度のものならいいのだろうが。
下のポケットも拳銃に特化したものではなく西側の航空/バイク用と似たような作りである。
ちなみに袖口はリングとタブで締める戦前の航空革コートっぽい作りだ。  

Posted by Yakov at 17:37Comments(0)

2014年12月18日

1958年規定(2)

 また映画便乗ネタである。



配色も生地も50年代制帽は大体こんな感じであった。なぜか前の主人がつばに穴を開けてオーナメントをぶち込んでいたらしいのだが、58年規定の服で55年規定型の装飾をしたかったのかもしれない。まあこの手のハイブリッド(棒読み)は戦勝記念日などで元軍人が大規模にやらかしているので、まあ中古品を買う時には覚悟しておかないといけない。サイズ54とどうせ着用できるサイズでもなし(魔法の帽子マシーンにも入らない)配色のサンプルとして使えればまあいいのだ。



1970年製の制帽2個。69年規定ともなると生地はもとよりクラウンのサイズが急に大きくなったのがわかると思う。ちなみに69年規定で歩兵のラズベリー色は廃止されたのでこの制帽は「医療科」などの後方支援兵科のものと分かる。



サイズ的にコート用だが58年式(55年からこんな感じだが)医療科の常勤襟章である。  

Posted by Yakov at 17:55Comments(0)

2014年12月17日

革ジャン・革コート(4)

 よく考えたらこの項目は昨年3月から放りっぱなしであった…。
しばらくの間航空革ジャンパーを取り上げたいが、実は革ジャンパーは特殊備品の扱いなので軍装マニアが参照する規定書の対象からずれている。そんなわけでアバウトなことしか書けないのであしからず。



冷戦期、70年代以降の航空革ジャンパーというと大体これを想像されると思う。左の胸ポケットがマカロフホルスター、右胸ポケットには予備弾倉が入る小ポケットがついていることで知られる。これ以前は別途ホルスターを吊るかポケットに乱雑に突っ込むかしたのだろうが、このタイプにはランヤードがポケット内につき形状自体がマカロフに合わせてあるのでしっかり収納できるのだ。



背部。ドットボタンがよくわかる。



最初の服はかなりきれいだが、放出品は大体これくらい消耗したものが多い。やはり着つぶされてしまうのだろう。
  

Posted by Yakov at 18:08Comments(2)

2014年12月16日

1958年規定(1)

 もうすぐ映画「ガガーリン」が日本公開されるので便乗である。この映画の考証をしたコンサルタントから映画用装備を買ったこともあるが、まずはオリジナルを中心に。ガガーリンが事故死する68年までは守備範囲ということで。



まずは58年式将校礼装。69年式の常勤そっくりの裁断だが生地は暗緑色である。襟章と肩章を替えればそのまま常勤服になる、という省力時代である(付け替える手間はプライスレス)。ガガーリンネタなのに軍医将校なのは筆者の趣味だからしょうがない。
医療兵科の肩章も配色こそ以前と同じだが幅は通常軍種と同じになっている。



襟章。暗緑色の兵科色もそうだが、礼装襟章の固定方がピンによる固定(69式では縫い付け)というのが面白い。服は傷むけどな。



礼装仕様の制帽。製造ロットが60年代に入っているので69式のような色味の生地だが…。制帽バンドの色も暗緑でなく国境警備隊と同じ色なのもちょっとグダグダな感じである。まあ過渡期なのはわかると思うが。




  

Posted by Yakov at 17:01Comments(0)

2014年12月15日

交通ネタ(79)

 今回はアエロフロートで。



1947年から1965年5月規定まで長く使われた丸型帽章。アルミ製なので60年代に入っていると思うが中心の羽根が別パーツなのでそこそこ古いとは思う。



縁の部分は1958年式軍隊用パーツ(常勤用を礼装用に替えるコンバート用)に留めているわけだが将官用(本来は刺繍パーツ使用)として毛皮帽にでも付けたのか「かっこいいから」という理由で上級職員(機長クラス)が改造したのか微妙なところである。この辺は長年「民間省庁」ものを集めていると頻繁に出くわす。おそらく軍より現場改造は多いと思う(軍より上級者の訪問が少ないため職場で最上級なら怒られる可能性は低い)。



1965年8月規定型。非常によく目にする77年制服用とよく似ているが…。



中心の羽根が別パーツなのだ。この時期の帽章は「足」までアルミで出来ているのであっという間に金属疲労を起こす。3回くらい帽子に着脱を繰り返すとフニャフニャになってあえなく折れるのだ。その後の対策は人それぞれで、裏側に兵用略帽章を接着した例を見たことがある。うん、大味なのは仕方ない。  

Posted by Yakov at 18:04Comments(0)

2014年12月14日

続・近隣国(82)

 またキューバネタで。



似たようなコートを日本のサープラスショップで見るような気もするがやはりボタンはキューバ独自のものなので代用は難しいと思う。



こちらは陸軍用。今までいくつか紹介してきたが、これも50年代末のものなのでより米軍色の強いデザインである(まあ私には米軍の服なんぞ全部同じに見えるのでM43とかM51とかいわれてもわからん)。



以前紹介したアンゴラ派遣キューバ軍ハーフコートに似ているがやっぱり違うようだ。

続きはまたそのうち。
  

Posted by Yakov at 17:14Comments(0)

2014年12月13日

再び靴ネタ(26)

 今日は外出前にちゃちゃっと更新。



大体ソ連のブーツは帝政期からの伝統で軟胴が基本なのだが、特別儀仗兵と将官用(もちろんそれ以外でも好みで注文することは可能だが)にはこのような堅いクローム革も存在した。現在の大統領警護隊のものは異常に丈も長く価格も恐ろしいので買わずにいたのだが、これは昔に買った50年代くらいの将官ブーツである。



革底に滑り止めゴムを貼ったタイプは大好きなのだが雨降りの日に日本の飾りタイルの上を歩くと滑ることが多々ある。美観偏重で安全性を軽視したデザイナーがはびこっているうちは日本もまだまだだといつも憤っている<早死にするぞ  

Posted by Yakov at 15:43Comments(0)

2014年12月12日

やっつけコスプレ準備

 明日、錦糸町のロシア料理店でのコスプレ忘年会というものに誘われた。あいにく筆者はコスプレというものをしたことはなく、各種イベントには普段着で参加している現状である。困った、非常に困った…というわかりにくいボケは置いておいて2013年1月8日に紹介したのと同じ2008年式儀仗将校服をもう一着改造してみた。



袖章を外してボタンを実物1940年型に取り換え、少将肩章をつけただけだが1945年ビクトリーパレード服に見えると思う。
勲章は実物とレプリカが半々だがなくすと困るのはいずれも同じ、針金でくくりつjけておこうと思う。
スヴォーロフとクトゥーゾフ2級勲章(レプリカ)もこんなことでもなければ活用ができないのだ。



制帽はユダシキン制帽の刺繍を流用して新しく注文した。スパンコールが少ないが、今度ロシアの複製刺繍を購入して別兵科も作ってみたい(泥沼)。ベルト(1944年型)は帝政ベルト実物のうち色味が赤に近い物を選んで代用である。
  

Posted by Yakov at 17:42Comments(2)

2014年12月11日

帝政レプリカ(17)

 今回もあっさりコサック系で。



帝政ロシアのベケーシャ。特にコサック用という訳ではなくロシアの伝統衣服を元にして作られた防寒ジャケットだが、基本騎兵に好まれた服ではある(ソ連では毛皮とウール張りのコート、半コートもベケーシャと呼ぶが帝政期はほぼこれのことを指す)。今年のソチオリンピックで警察補助をしていたコサックがこのタイプの服を着ていたのをご記憶のことと思う。
これは映画用だと思うが(リエナクターが今ほど多くなかった時代の製造だ)肩章をザバイカルコサック用にしてみた。



購入時は近衛騎兵の肩章がついていた。どちらにしてもこの設定でコンプリートするのは無理である。国内戦に使うのであれば混成部隊の赤軍・白軍両方に使えそうだが。まあ青でなく、黒かベージュのが欲しいところだ。

  

Posted by Yakov at 19:10Comments(2)

2014年12月10日

続・近隣国(81)

 今回は博物館の倉庫で見てきたキューバもののうち海軍を中心に。



1959年の管理印があるジャケット。筆者の米軍服に関する知識は無に等しいがそれでも米海軍の影響が見て取れる。この辺はまだバチスタ政権の規格で作られていたのだろう。



背部。画像はグレーに映っているが実際にはもう少し暗い色である。



しかしボタンはキューバ革命政府独自の規格に変わっていた。米海軍がそのまま流用できるか?…と思ったのは甘かったようだ。



シングルブレストだがまあピーコートと呼んでいいと思う。



そして製造はソ連の工場であった。

・・・残りはまた次回。
  

Posted by Yakov at 17:16Comments(0)