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Yakov

2012年03月31日

続・民警(15)

 昨年3月に民警の名称がМилиция からПолицияへと変更されたのだが、近々制服もグレーから黒に近い濃紺基調に変更されるようである。筆者的には民警の制服=グレーという刷り込みが完遂されているのでひどく居心地が悪いのだが、その前にさかのぼれば・・・ということで今回は65年式制服でも。旧ブログでも紹介したはずだが、あそこは検索しにくいので主だったものはこちらでもおいおい紹介していくようにしたいと思う。



中佐のパレードおよび外出服。金属系付属品は銀色が基調になっているのがわかる。襟章も銀色なのだがサイズは当時の軍用とサイズは同じ。69年式ではこれがやや小さくなるのだが。



少しアップにしてみる。見慣れた69年式の色違いのようだが襟にボタンホールがあったり微妙な違いも見て取れる。胸の民警優等章は40年代から似たようなデザインだが、1962~68年には内務省が社会秩序保安省(МООП)と名称変更されていた時期なので記章も文字が違っている。・・・ピントが甘くてよく写っていないのでほかの記章と一緒にまた回を改めて。



同じく上級軍曹の礼服。肩章が軍でいう「任期延長勤務」のような織になっているのが面白い。まあ警察は徴兵ではないので「任期延長」仕様なのは当たり前な気もするが。



中尉の常勤服。肩章が「白をインクで染めた」ようなものすごい色なのだがこれがデフォルトである。ソ連89年式検事局の肩章もこれの伝統なのか無茶苦茶派手に光った紺色をしている。

・・・制帽やら記章やらはまた後日。  

Posted by Yakov at 17:44Comments(3)

2012年03月30日

通信・電話局(12)

 今回は制服ネタで。



昨年秋にいいベース服を手に入れたので80年代の郵便局・電話局の襟章をつけてみた。制服の裁断としてはソ連時代の国家技術監査官と同じなので(制帽の配色まで同じである)非常に便利な一品である(<筆者限定)。以前郵便職員の袖章を紹介したが、中~上級職員につくかどうかは不明。下級職員限定である可能性が高いのだ。



戦前とか50年代の帽章は何度か紹介したが、それらと比べて80年代の帽章はかなり残念である。これで上級職(佐官級)のものなのだ。



これは同時期の下~中級職員用。50年代のものは綺麗な七宝が入っていたので昔は「戦前の民警将軍帽章」と誤認しているバイヤーをよく見かけた。知っていたので当時騙されたことはないのだが、今のご時世では「50年代の郵便帽章」としての相場が高止まりしているので「10年前のぼったくり価格」がいまや普通である。昔に買っておいてよかった(笑)。  

Posted by Yakov at 17:17Comments(6)

2012年03月29日

食器(33)

 モスクワの友人からの頼まれごとでちょっとバタバタしている。ネタに詰まってきたのでまた簡単に。





友人のアパートで酔っ払ってしまい、手にしたティーカップをボーっと見つめていたら「欲しいのか、もって行け」と勘違いされ、引っ込みがつかなくて(かさばるのに)もらってきた。そろいのソーサーもないとマニア的には仕方がないので5月にモスクワに行った際にはまたボーっとソーサーを見つめていようと思う。
・・・カップの話を一言もしていない気がするが、70年代の割と上質なものであった。



これはボロ市で顔見知りから「何でもいいから買って行け」といわれて苦し紛れに手に取った。割とよくあるセットものなのでおいおいシリーズを揃えていこうと思う(<相手の術中に嵌ってる)。  

Posted by Yakov at 18:03Comments(2)

2012年03月28日

国際関係(3)

 今回も記章ネタ。



ボロ市で購入したICPOの(おそらく中央ビュロー)刺繍エンブレム。半製品(2枚つながっていた)の形で購入したのだが、一辺20cmはあろうかというサイズなので服につける等ではなくペナントとか贈答品の素材なのだろう。
ソ連がICPOに加盟したのはかなり遅く1990年ごろなので某御大のアニメ(1968年が舞台)は(以下略)



IAC(国際航空委員会)のバッジ。ロシア語略称はМАКで、旧ソ連諸国(バルト諸国はオブザーバー)の航空会社が加盟している。  

Posted by Yakov at 17:51Comments(0)

2012年03月27日

コサック、みたいな?(4)代用品

 いつの間にか番号がずれていたが(「2」を2回やってしまった)雑記なのでバックナンバーは直さずそのまま。



現代ウラル・コサックのズボンと制帽。昨年秋にコサック専門のショップと付き合いができたのだが、それ以前にコサック装備を探そうとすると(たとえ現代のものでも)結構苦労した。そのときにウラル代用品として購入したのが・・・ロシアの新型刑務官/看守制帽であったのだ。
ここに写っているのは下級勤務員のものだが帽章を替えれば全くの同型(下士官・兵に相当)になるのでかなり重宝したのである*。



これがその刑務官シャツと肩章なわけだが、ポケットフラップがわずかに違う以外は軍用と似たような代物(ただしライトグレー)である。制服は紺色のロシア空軍タイプ裁断なので階級章(非常事態省消防官の旧制服用と同じ)をつければほぼ完成したようなものである。
・・・もし刑務官制服を完成させたとしてズボンはどうすればいいかというと・・・コサックショップに幅の狭いライン入りズボン(コサックロンパス入りと2種がある)が売られているのだ。

ウラルコサックを完成させるために部品を探していたら最後に刑務官制服もそろってしまった・・・という本末転倒の一席であった。

*帝政期のウラルコサックはむしろラズベリーに近い色がシンボルカラーだったらしいのだがソ連時代に(ドンやクバン・テレクと違い)再建されなかったためこの色の使用が廃止されてしまい、現ロシアでは代わりにレンガ色(内務省カラー)を使用している。まあそれゆえのドタバタなわけだ。  

Posted by Yakov at 18:02Comments(2)

2012年03月26日

法務系(4)

 昨日ヴィクトリーショーにご参加の皆様お疲れ様でした。おかげさまでかさばる荷物がある程度はけて居住空間が確保できました。心よりお礼申し上げます。
・・・それはそれとして、5月にある別の「某寒いイベント」のほうは日程がモスクワの戦勝記念日に近過ぎて参加を見送ることになりそうな。モスクワへの土産を仕入れるため一日目くらいは「お客」で行く可能性もわずかにあるが。余談はこのくらいにして更新に詰まったら「今日のコスプレ」ネタ・・・ということで。



モスクワの映画コンサルタントの伝手で緑色ロンパス入りズボンを注文した。まあ1943-53の国境警備隊将官でなく検事局の服(1990年以前)に合わせるところが筆者なのだが。襟の階級章は少将相当官のもの。



ややアップで。記章類もまあ手堅く。



左が珍しい犯罪調査委員会のバッジ。検事局にも内務省の予審判事部にも同名の組織がある。



画像は中~上級職員の帽章だが、このころの将官の帽章にはちょっとあいまいな点がる。1990年型には陸軍将官の帽章がつく例が多いのだが、このころでもそうなのか否か・・・。案外中~上級用と同じかもしれない。  

Posted by Yakov at 16:37Comments(2)

2012年03月24日

ヘルメット。

 明日は浜松町でビクトリーショーに出るのだが準備もいい加減なままダラダラしてしまった。まあ深夜までがんばれば何とかなるだろう(<駄目野郎である)。今回はロシアのケブラーヘル中心にさらっと。



昨年秋にまた買ってきた空挺用6Ш28と一般用6Ш27。もう何回か買った事はあるのだが、あまり真剣に紹介してこなかった気がする。特に後者はSSO社内コスプレ撮影(笑)で外観を撮影しただけだったと思う。



内部には使用番号と試用期間がペンキで書かれている。なぜそれがここにあるかはあまり考えないように。



空挺用のほうは多少紹介したこともあるのでカバーを外してみたり。



カバー裏側はこのような感じである。
・・・筆者にとって21世紀の戦闘装備は特に興味のあるものではない。そんなわけでこの二つは明日ショーに持って行こうと思う(また持ち帰る羽目になったりして)。



モスクワで第一次大戦オリジナルペイントの1915アドリアンヘル(帽章脱落)をもらったのでレプリカ帽章をつけてみた。肉眼ではまあまあ似た色にペイントしたのだが撮影してみるとなんとも今ひとつ(苦笑)。
本体がオリジナルペイントだと「全体を再塗装」というわけにも行かないから困る。  

Posted by Yakov at 17:23Comments(2)

2012年03月23日

防寒小物(3)

 本日来客のため簡単に。



ボロ市場で買った狼の毛皮帽。猟師が自作したとかで格安だったのだが尻尾が縫い付けられたデザインは実はロシアではあまりメジャーなものではない。
毛皮の帽子に尻尾がつきもの・・・という日本人の発想は西部劇のデイビー・クロケットあたりが源流なのだろうか(<全然この帽子自体の話をしていない)。



ムートンのような(実際は違うらしいが)質感の民生品。ピローグ帽とかピロシキ帽とか呼ばれているタイプで上級官僚が好んで着用したデザインであった。似たようなつくりのアストラハン毛皮帽も昔に何個か買ったのだが・・・。



ミンク毛皮製のウシャンカ。クロテンとかミンクとかの新品はなかなか買える価格ではないのだが、程度がまあまあな中古品ということで買うことにした。裏革の本体とミンク毛皮張りの部分がアクセント的にもいい感じだ。  

Posted by Yakov at 19:35Comments(2)

2012年03月22日

食器(32)

 またぼちぼちと小物紹介でも。



自宅ではあまり実用しないのだがつい買ってしまったサーバー。ケーキの取り分けにはコテ状の方(ロシア語的にはスコップと同じ語だ)を使うのだがロシア人が大好きな「ゼリー寄せ」を取り分けるにはやはりこれが一番である。
白身魚やチキンもよいのだが、牛タンのゼリー寄せは筆者的にはベストである。まあ最近モスクワでしか食べていないのだが。
・・・ロシアはアメリカ産(およびイギリスの)牛肉を一切入れていないためWTO加盟で何年も嫌がらせをされていたにもかかわらず、どうやら最後までがんばり続けてくれたようだ。

狂牛牛タンなんぞ食べたくない方はぜひロシアで安全なゼリー寄せをどうぞ(笑)。



以前に紹介したか忘れてしまったが、グルメネタでキャビア用の盛り付け皿を。直径数センチの小さな容器だが小さなスプーンでお上品に食べるのだ(<まあどうせオープンサンドにしちゃうんだけどな)。

ソ連時代、某ホテル食堂の塩入れに(使用済み)ガラス製キャビア瓶が使われているのを見て少し笑った。  

Posted by Yakov at 17:34Comments(0)

2012年03月21日

通信・電話局(11)

 落穂拾いの記章ネタで。



ボロ市で売られていた肩章の山から掘り出した。おそらく宇宙軍か空軍の通信科准尉のものだと思うが兵科章が(94年式と異なり)通信省・郵便局の武装警備員の兵科章と同型なので拾い上げたわけだ。まあこんなことを考える人間も筆者ぐらいだとは思うが、何しろ制服がぼちぼち準備できつつあるので・・・。



通常の通信業務とは少々ずれるが国家秘密通信を扱う「スペツスヴャージ」の記念章。左はベテラン章なのでここの前身というか内務・保安機関の一部だった「フェルトイェーゲル」職員も受給対象のはずだ。右は70周年記念章だが、組織としての基点がソ連時代なのがわかると思う。



リュブリン地区電話局20周年バッジと国家電話事業への貢献バッジの金~銅章。貢献バッジのほうは発行数が極少のため意外に高価であったりする。まあ気の迷いで購入したということで。  

Posted by Yakov at 17:53Comments(0)

2012年03月20日

続・近隣国(51)

 久しぶりにこのネタで。



チェコスロバキアの大佐シャツ用肩章。エポレット差し込み式はロシア・ソ連では一部公務員を除き一般的ではないのでどうも違和感がある。ご丁寧に佐官・将官(上級下士官もだが)用には縁取りが縫い付けられているのが面白い。



画像が光っていて申し訳ないがチェコ(左)とブルガリア(右)の国境警備隊記章。「ロシア国境警備の日」には大抵モスクワにいるので「時節ネタ」がなかなか投下できない(笑)。
犬が意匠になっているのは職務柄当然だが(特にチェコのものなど)犬のデザインが「ケルベロス」並に柄が悪い。



アラビア文字なのでよくわからないがおそらくロシア・シリア共同運航の防空・レーダー施設15周年メダルだと思う。ここしばらく(ほとんど無理矢理な)非難にさらされているシリアだが、なんとか戦火に見舞われることなく無事であって欲しい。
・・・NATOのレーダー基地でミサイル支援をしているチェコとポーランドについてはむしろその逆(略  

Posted by Yakov at 17:47Comments(2)

2012年03月19日

続・民警(14)

 久しぶりにこのネタを。民警の名称がミリツィヤからポリツィヤに変わって早一年、パトカーのペイントや制服のワッペンもじわじわ切り替わってきたころだ。ちょっと前に濃紺を基調とした新制服が発表されたがまた2~3年のうちに昔に戻るような気がしてならない。





21世紀初頭・・・というかこの数年に導入された新型警棒。一部伸縮式でグリップ内部に収納された部分をグリップを回して引き出し/固定する硬質ゴム製である。ロシアの警棒は洒落にならない破壊力を持つので「一度殴られてみよう」などと思ってはいけない。



以前何度も紹介した民警補助員の腕章別バージョン。集めても集めてもまた別タイプが出てくるのはマニア的には悪夢である。材質はごく普通の化繊でプリントスカーフのような仕上がりである。  

Posted by Yakov at 17:06Comments(0)

2012年03月18日

防寒小物(2)

 今回は民生品を中心に。



シープスキンの毛皮帽。民生品とは思うのだが、レンドリースの米英空軍装備を髣髴とさせる仕上げが珍しい。この手のデザインはカレリアなどでは伝統的なようで(フィンランド赤軍で有名)、ソ連の80年代新型略帽(アフガンカ)のデザインの源流になっているとも(俗説だが)。





婦人用のフィンカ型防寒帽。このタイプは戦前の民警や保安機関の冬帽としてよく知られている。まあトップが6枚接ぎとか8枚接ぎとか耳垂れが下ろせるとか「官給装備」には独自の特徴があるわけだが。  

Posted by Yakov at 17:17Comments(0)

2012年03月17日

電化製品(15)時は金なり。

 また簡単に一発ネタで。以前にも書いた「売却予定アパート」からの戦利品なのだが。



電池式の目覚まし時計。単二電池で作動し、横のつまみで目覚まし時間を設定できる。右端に見えるのが目覚ましのON./OFFスイッチだ。時計のほうは普通に動いたが目覚まし機能のほうは(正確さが望み薄なので)調べていない。



裏にロック用の金具があるのだが、ソ連のホテルにあったようなベッド枕元に嵌め込む形式なのだと思う。どこかから外して床においてあったのをもらってきたのだが、そのうちにこれがつくような特製ベッドがあったかどうかは覚えていない。  

Posted by Yakov at 17:19Comments(0)

2012年03月16日

食器(31)

 今回のネタは旧ブログで昔々に紹介したかもしれないが、あちらは検索しにくいと不評なので・・・。



卓上辛子入れ。右は戦後間もない時期のドミトロフスク工房製で右は60年代のものだろう。緑色で「一般食品(関連局?)」の略号とシンボルマークが描かれているのが面白い(工場名は裏面にある)。
小さなさじで内容物(辛子だ)を掬い出すわけだがふたがないのですぐ乾いてしまいそうだ。



同じく。5~60年代のもので工場は別。マスプロ製品のようだが工場で独自のデザイン仕上げは加えているようだ。



塩・胡椒入れ。裏の穴に栓など当然付属してこないのでコルク片などで「自作」することになる。70年代くらいにはポリエチレン製の裏蓋付が一般的になるようだが。工場印の類はないがまあ5~60年代のものであろう。



これも工場等は不明。表面の文字はなんとなくрестран(レストラン)の略号であるような気がしてならない。正味な話、昔はこういうぞんざいな表記が多かったのだ。  

Posted by Yakov at 17:03Comments(3)

2012年03月15日

礼装小物。

 たいていの国でもそうなのだが、ソ連・ロシアの礼装と刀剣類には切っても切れない縁がある。
現代、多くの国ではペーパーナイフにもならないような模擬的礼装刀剣が増えてきたのだが、ソ連ロシアではいまだ鋭い「本身」が幅をきかせている。陸海空軍の短剣など、焼入れスチールに鋭い刃、ダガー様のデザインともうどうにも税関を通りそうにない。
筆者の手元には刀剣には必須の剣吊、パレードベルトの類はいくらでもあるのだが、こと刀剣類となると(アルミ刀身、刃なしの模擬サーベル一振りを除いて)どうにもならないのが現実である。でもまあ抜刀をするわけでもなし、外観がそろえば筆者のような「コスプレ野郎」にはことが足りるわけである。



とまあそういうわけで礼装短剣の外装だけをモスクワで購入。(刃なしなので)価格的にも安くて助かった。左の陸軍用は戦後型だが、右の海軍用は戦前型なのでソ連国章が11共和国デザインになっているのである。もともと柄の端はねじ止め式なので真鍮ネジ棒を購入、適当に切断して柄の部品すべてを一まとめにしたわけだ。



裏面の画像。下の陸軍式は戦後型なので鞘がボタンロック式になっている。この辺のギミックははがない、いや刃が無いとどうしようもないので裏から(板でボタンを)支えることにした。さらに刃と柄の隙間は革でカバーするのが定石、当然薄いナットもカバーできる。
今回はDo it yourselfネタなのであった。  

Posted by Yakov at 18:28Comments(2)

2012年03月14日

その他の公務員・国税庁(3)

 時期的にやっぱりこのネタであろう。



よく考えたら佐官の未使用記章(特に肩章)は以前に紹介したのでとりあえず尉官肩章を。上から冬用制服、グレーシャツ、夏用制服、白シャツ用のものだが、ロシア公務員制服のデザイン区分は各省庁によってばらばらで困る。具体的にはどの階級がシングルブレストで、どこからダブル制服に変わるかまちまち、ということなのだが・・・検事局などは基本的に佐官からダブル、消費物資管理局は将官からダブル、動物検疫官も同様だが女性はすべてダブル・・・という具合である。国税庁は佐官からダブルブレストになるのでこの肩章を活用するにはまたシングルの国税庁制服を探さねばならないのだ。
・・・記章だけ集める専門コレクターに転向したい・・・。



国税庁少将の襟章。以前に2000年式以降の将官制帽や肩章、襟の柏葉刺繍などを紹介したと思うがこの年式がいつなのか実はよくわからない。90年代のものとしたら紺色ベースの制服だと思うのだが・・・。正直活用の目処は立たない。  

Posted by Yakov at 18:15Comments(0)

2012年03月13日

技術教育(2)

 2~3日ばたばたしそうなので今日は簡単に。昨年9月6日に紹介したПТОの続きというかなんというか。



ПТО制帽章。交通系の技術学校の資料はよく出てくるのだが・・・これは意匠的に農産技術系の技術学校のものだろうか。この手の技術部門は青いふちがシンボルカラーの場合が多いのだが・・・この場合だと緑ぶちの制帽とか被っているのかもしれない(<根拠薄弱)。



上のマークはЗнак качества(優良品質マーク)と呼ばれてソ連時代よく使われたデザインである*ОТКとはまた扱いが違う)。当然ながら市民にはよく皮肉られており、(「お手上げ・やれやれポーズ」に引っ掛けて)「すまんね、こんな仕上がりになっちゃって・・・マーク」とも呼ばれていた。このメダルの刻印は「優秀品質」となっているが大意はそういうことで。



で、裏を見ると「ゴリゾント」工場付属の技術学校のものであることがわかる。学生として優秀な成績を修めたのか労働実習で有能だったのか学生兼労働者として優秀だったのかは正直よくわからない。  

Posted by Yakov at 17:50Comments(2)

2012年03月12日

医療・衛生(28)

 メインのパソコンがいよいよやばくなってきた。突然更新を停止したら申し訳ない。サブのラップトップは無事なのだが画像を多数処理する都合上早めに買い換えないと・・・。だから今回医療ネタ、というわけではない(もしそうなら非常事態省を特集しないと)。



以前チェコ製のものを紹介したが、これはソ連製の20cc注射器である。新品でインスト付なのが嬉しくてまた買ってしまった。医療用具は溜まる一方なのだが・・・。



献血バッジは以前よく紹介したが、これは現ロシアのもの。「栄誉献血者」と書いてあるがどれくらい献血すればもらえるやら。yandexでヤンデればすぐにでもわかりそうだが知るのが怖い気もする。



これはソ連時代のベラルーシ(当時風に言えば白ロシア)の献血優等章(称号は同じく「栄誉献血者」)。リボンが国旗にあるような民族文様で織られているのが素敵である。年代不明だが今の日本人的には「チェルノブィリ」の存在がちょっと脳裏を掠める。  

Posted by Yakov at 19:41Comments(0)

2012年03月11日

続・近隣国(50)

 もうこんなに更新しているのだが当然ながら底なしの外国ネタである。



モルドバの肩章だが、国章・国旗色フルカラーなので内務省のものだと思う。ここから分離した沿ドニエストルのものばかりではなくなんだかんだでちゃんとそろうのである。蛇の道は蛇。



同じくモルドバの肩章。配色からすると海軍ぽいのだがモルドバに海はない(河はあるけど)。暗いグレーの冬服とかを使っているのかもしれない。



同じくモルドバの軍学校卒業バッジ。ルーマニア的なデザインが増えたと思っていたが、バッジのふちデザインはむしろ帝政ロシア風なのが面白い。  

Posted by Yakov at 18:11Comments(2)