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Yakov

2022年07月31日

キワモノマトリョーシカ91年。

 もう30年も前だが、日ソ合作映画の広報仕事で主にペテルブルクに2週間ばかり滞在したことがある。
仕事なので大して自由時間があったわけでもないが、まあ土産に今風のを買ってみるか、と市場で買ったのがこのマトリョーシカ。



ソ連時代から大統領、書記長マトリョーシカは存在したのでおかしくはないが、6月にロシア共和国RSFSRの大統領にエリツィンが就任した頃のものなのでなんというか雰囲気が特異である。
連邦崩壊後一気に評判が失墜する前、エリツィンの人気が絶大だった+親米気運のピークであった(まあ観光客相手だし)ころらしく、エリツィンが保安官、ゴルバチョフ以下指導者がパンク風のインディアンという無茶苦茶なセンス。

ここまでぶっ飛んでいればこの時代の価値がある、ともいえるのだが、塗装が粗悪なため「腕」の塗装が一部剥がれ落ちていて過去のあだ花のようなマトリョーシカとなっている次第。
  

Posted by Yakov at 23:20Comments(0)

2022年07月30日

続・近隣国(181)

 モンゴルで。





モンゴル軍7-90年代の将校帽章。モンゴルの記章はソ連の工場で作られているものが非常に多いのだがこれはどうも違う気がする。七宝が塗装になるのはソ連70年代からざらだが、これは特に塗装がなっていないことこの上なく、裏のプレスやピン部分の仕上げもかなり違う。モンゴル国産なのか第三国の製品か決め手はないが、このような製法の帽章はこれ以外にあまり見かけない。  

Posted by Yakov at 22:19Comments(0)

2022年07月29日

ともかく食い倒れ(20)

 先日ロシアから帰って戻られた人からのもらい物。



スーパースープのキノコカップスープ。ちょっとひと手間系のものが多いロシアだが、これはホントに手間いらずのタイプ。電気ポット全盛なので紅茶入れる感覚で飲むことができる。  

Posted by Yakov at 23:22Comments(0)

2022年07月28日

ソ連襟章雑記(13)

 詳しい人には常識以前、興味ない方にはだからどうしたで心苦しいのだが。



1940年式騎兵曹長襟章のベース。これに三角の金属記章と階級ピプ(赤い七宝入りの三角形4つずつ)が付かないと完成しないわけだが。予備部品も持ってはいるが組み上げる必要のない間はただ保管しているのだ。金色の細い線、絹の黄色いラインを使う場合も多いが、これは金糸織で縫い付ける事態結構な手間である。時々書いているがロシア語のсиний、青は日本語の語感だと紺に近く、配色早見表で見るときは用心した方がいい。まあ戦時にはいい加減になっても来るのだが。  

Posted by Yakov at 21:44Comments(0)

2022年07月27日

特殊なマトリョーシカZ

 うちのブログに皆さまご期待の「普通でないもの」を。



つい先日ロシア、ベラルーシから戻られた浅草橋「ロシアンティ」さんで購入したZシリーズ、「礼儀正しい人々」マトリョーシカである。
クリミアの時と同様に猫を抱いているのもお約束である。



今回の特別軍事作戦のテーマらしく背面にZの文字が。オレンジ一色だが筆のタッチでゲオルギーリボンに見えるのがまた優れている。  

Posted by Yakov at 21:46Comments(0)

2022年07月26日

続アドリアンヘル(2)

 また再録っぽいが某施設から出た帝政ロシア塗装のものを。



オリジナル塗装とはいってもフランスのカーキ塗装なのか帝政の塗料なのか正直よくわからないが。前回紹介した艶消しに対し半艶塗装であるが色調自体はよく似ている。正面の鷲はレプリカで色もちょっと差がある。



中身はがらんどうである。あとで紹介するような内装パーツをつけ替えたいところだ。  

Posted by Yakov at 23:03Comments(0)

2022年07月25日

普通のマトリョーシカ(16)

 普通のはこの辺で一休み。



小さすぎてピントが合わなかった。最大で4センチもないのに細工はまあまあであった。  

Posted by Yakov at 23:41Comments(0)

2022年07月24日

ソ連襟章雑記(12)

 7月5日更新分に関連して。



1919-25に存在したЧОНの1922年式襟章。階級は左袖につくので、襟には部隊名のみとなる。ステンシル彩色、金属文字もあるが、これは刺繍である(モスフィルム製)。先日紹介したNKVD配色ではないのがわかる(見にくいが縁は赤)。
歩兵というか銃兵師団として編成された部隊が主だが、このように歩兵用以外の兵科色のものも多い。コミュニスト中心の火消し部隊ではあるが、後期は徐々に赤軍部隊に組み込まれた特殊部隊と位置づけられるていった。  

Posted by Yakov at 22:54Comments(0)

2022年07月23日

普通のマトリョーシカ(15)

 今回はソ連時代のものを。



専門家ではないのでよくわからないが、ポルホフマイダン風のものだと思う。セミョーノフ風と同じくらい有名なタイプで戦前から名が知られている、ソ連時代は大体規格内のものばかり土産に並んでいたが、80年代末期位からどんどん創作系も公式店舗に並ぶようになってきた、  

Posted by Yakov at 23:51Comments(0)

2022年07月22日

続アドリアンヘル(1)

 帝政ロシアの仏軍式アドリアンヘルメットは第一次大戦時に国内でもフランスに派遣されたロシア連隊でも使われたわけだが。
https://voenkom.militaryblog.jp/e786598.html
以前手持ちの帝政型とソ連型の内装を紹介したりもした続き。



仏軍オリジナルブルーグレー塗装にカーキを載せた塗装が程よく剥げているが、100年放置されているうちに剥げたのか割と早々に、実戦で剥げたのかはよくわからない。前章は脱落しているが帝政型鷲章か将校帽章かフランス式(仏派遣ロシア連隊)のものだったのかは何とも。



内装が脱落した中途ということで。ソ連1936ヘルメットも同じような工程で内装が作られていたことをご存知の方も多いだろう。  

Posted by Yakov at 22:11Comments(0)

2022年07月21日

普通のマトリョーシカ(14)

 消化試合で。



シンプルな普及版。5個入りでもあるし、本当にお手頃なお土産である。老眼の身なのでシンプルシンプルというほど細かい細工ができるわけではないのだが。もちろん小さい方まできちんと塗装されている。  

Posted by Yakov at 23:14Comments(0)

2022年07月20日

ソ連襟章雑記(11)

 まあディープなマニアには退屈かもしれないが。



戦前の士官候補生用コート用襟章である。下の端は襟の角に織り込むので服についていない状態ではどうもしっくりこないが。これは飛行科の士官学校用の配色だ。



同じく戦車科士官学校コート用。学校名のイニシャルが付く場合もあるが、つかない例も時々記念写真で見かける。当時の通常サイズより小さい砲兵エンブレムもなかなか入手難である。サイズ自体は1958年式襟章用と同じだが。  

Posted by Yakov at 21:11Comments(0)

2022年07月19日

普通のマトリョーシカ(13)

 また消化試合のようで申し訳ない。



涼しげな色調のイポンカ。大きさ的にちょっと間を抜いたのではないかという気もするが、5個入りなので割と安価で出回っているのだ。
胸の彩色はグジェリ陶器風。民芸の基礎はちゃんと押さえてある感じだ。  
タグ :民芸品

Posted by Yakov at 22:30Comments(0)

2022年07月18日

ソ連襟章雑記(10)

 下士官について。



NKVD下士官も1940年の陸軍同様に記章規格が変更され、これにさらに階級ピプ[三角形]が1-4個足されていくシステムとなった。
これは金色記章が海軍袖章同様の金線リボンで作られたもの。



通常はこのような金属記章なのだが。



モスフィルムが映画のモブ用に作ったもの。ファイバーで作ったパーツに彩色。中央のラインも包帯を染めたようなイージーな出来だが、まあモブなのでしょうがない。  

Posted by Yakov at 22:56Comments(0)

2022年07月17日

普通のマトリョーシカ(12)

 今回も米粒級のを。



この10個入り、最大のものでも7-8センチというのに10個入りである。お顔も派手目なデザインなのだが最初の4つくらいまででだんだんシンプルに。最後の粒など立ってるのか転がってるのかわからないレベルである。試しに開けてみるときが最高に楽しいが、全部開いて飾っておくのはお勧めしない、紛失確実である。  

Posted by Yakov at 22:17Comments(0)

2022年07月16日

ソ連勲章雑記(9)

 映画会社から出た夏服から取り外したもの。



ソ連陸軍主計大尉の35-43襟章、というわけだが幅が狭いのに気が付かれたと思う。1943年コート等襟章(これにボタンが付く)をベースにして拵えてしまった代物だ。戦前ソ連の白い夏服はウールの襟章から染料が染み出るのを防ぐため取り外して洗うことが多い。そのため簡単に外せるように縫い付けられているので外した次第。ベースの襟章もそこそこ古いので本来の用途に戻してもいいのだが。この場合、実物の主計将校エンブレムが付いていたので(階級章は適当な複製っぽい)取り外して保管したいところだ。

・・・余談だが、二次大戦時の軍事特派員(記者)で正規の階級を持っていないものは特別な基準で主計将校の制服と階級を与えられてセンチに出ることが多かった。作家同盟の重鎮K.シーモノフは主計中佐の階級で写っている記録写真が多い。主計課は戦争後期には歩兵科に似た配色(支援兵科銀ベースとエンブレムで区別)になるわけだが。  

Posted by Yakov at 23:39Comments(0)

2022年07月15日

普通のマトリョーシカ(11)

 まだ続く。



高さが10センチにも満たないのに8個入り。細工がもう「コメ粒に般若新経」のレベルである。高級品であるが嵩張らないので贈答品としては結構重宝する。野外の市場で品定めして中身を落っことすと探すのに地獄の苦しみが待っている。  

Posted by Yakov at 23:47Comments(0)

2022年07月14日

ソ連襟章雑記(8)

 また冷戦期で。



ソ連1969年式将官コート(シネリ及びサマーコート)襟章。兵科によって青、赤、黒(ビロード)があるが(1959年規定では兵科色がもっと多かった)、ソ連時代は真ん中にあるカーキベースのものは存在しなかった。これは1994年ロシア連邦軍のものというわけだがつくりはややしょぼいものの規定としてはほぼ同じになっている。  

Posted by Yakov at 22:59Comments(0)

2022年07月13日

普通のマトリョーシカ(10)

 無難なものばかりでもアレなので。



マトリョーシカならいっぱい持ってる!というヘビーユーザー用に新年限定バージョンが割と定番となっている。これは普及品で絵が荒れているがまあしょうがない。ジェドマロース、スネグローチカまでは定番として雪だるまとか適当に後に続く。これはモミの木という手抜きの極北のようなオチである。



流石に酷いのでもうひとつ新年シリーズのヤポンカ(ジェドマロースは男だが)。見栄えがいい大判で作り始めたはいいが、ネタに詰まって繰り返しになってるのが涙を誘う。ま~人生ネタに詰まることもある。そうだ、自己弁護だ。  

Posted by Yakov at 22:20Comments(2)

2022年07月12日

ソ連襟章雑記(7)

 冷戦期で。



1969年式の軍楽幼年学校襟章。幼年学校の黒いルバシカ制服(夏は白)がキーチェリ式になった以降の襟章で、白のパイピングという伝統色を引き継いでいる。基本的にサイズが一回り小さい(軍と民警襟章の常勤サイズの違いを思わせる)こととソ連軍事関連での「襟章にパイピング」技術があまり継承されずに廃れてきたことから、大体このようにぼてっとしたパイピングに仕上がっている。
幼年学校なので空軍系なら水色、国境警備隊なら緑、というようにベース色は兵科色となる。  

Posted by Yakov at 22:48Comments(0)