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Yakov

2020年11月11日

悲しき経年劣化@潜水艦

 形あるものは必ず滅びる。諸行無常とはこのことか。先日倉庫の水道配管の水漏れが発覚、場所を開けたところ死蔵していた潜水艦用マスクが5つほど自然崩壊していた。ソ連・ロシアの産廃業者くらいしか一生見ることの出来なそうな画像が撮れたのでネットの海に放流しようと思う。

悲しき経年劣化@潜水艦

以前紹介したと思うが外装ケース。蓋には仕様のインストラクションがモールドされており、金属の枠で固定(針金をちぎって外すのだが)スリングにはゴーグルケースがついている。

悲しき経年劣化@潜水艦

インストラクション付きの蓋とゴーグル本体、ケースの枠。

悲しき経年劣化@潜水艦

これが本体。鼻をつまむ留め具がわかると思う。ペンキの色が一部変わっていたのは中身の強アルカリ液の影響だ。

悲しき経年劣化@潜水艦

本体は二重構造で、グレーのゴム内の薬品が外気と反応して気体を発生、黒いゴム部分に気体だけが流れ込むのでそれをチューブから吸う訳である。反応についてはロシア版ウィキにも詳しくは書いていないのだが、酸素を発生させ(それゆえ火災消火時の着用は不適)、同時に外気の炭酸ガス吸着反応も灰色のゴム内で起こるようである。
ともかく自然崩壊したゴム袋の中からは強アルカリ液が染み出て指紋を溶かされながら寒空の中水洗いをした筆者である。

悲しき経年劣化@潜水艦

この針金を引きちぎって弁を開き、空気を入れるとゴム袋がボン!と広がる。これは10年前に体験済みである。
…それはさておき、アルカリに侵されたカーキ色のペンキはフラットアースに変色する、という驚き。




Posted by Yakov at 21:52│Comments(0)
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