2022年12月20日
謎複製。
恐ろしく昔のネタだが。

30年、下手したら40年くらい前かもしれない。渋谷の大盛堂書店の地下にあったアxバンという店には出所不明な世界各国の軍装品が並んでいた。奇跡的に貴重な実物が手に入ることも多かったのだが(大体そういうのは高価であった)得体が知れないレプリカ、それもパキスタン辺りで作った刺繍製品もごろごろあった時代である。1969年式の工兵袖章をコイル刺繍で作ったもの、などのように絶対ありえないものも存在したのかと思ってしまう資料不在の時代。うっかり買ってしまったのがこの空軍帽章っぽい何かである。ベース色はカーキか暗青色、グレー、白ならいざ知らず「黒地にコイル刺繍」である。冷静になってみればダークブルー地のフランス軍か何かにしか見えないのだが。まあソ連の服を1セット揃えることさえ難しかった時代、パーツのコレクションもありだったのだがそれにしてもひどい(考証が)。

裏に紙が当たっている辺りも「ソ連には絶対ない」と断定できるレベルの凄まじさ。モスクワの友人に「1980年代の空想グッズ」としてプレゼントするくらいしか利用法が思いつかない。ここまで独創的だともはや「複製」ともいえないのだが、まあ。
30年、下手したら40年くらい前かもしれない。渋谷の大盛堂書店の地下にあったアxバンという店には出所不明な世界各国の軍装品が並んでいた。奇跡的に貴重な実物が手に入ることも多かったのだが(大体そういうのは高価であった)得体が知れないレプリカ、それもパキスタン辺りで作った刺繍製品もごろごろあった時代である。1969年式の工兵袖章をコイル刺繍で作ったもの、などのように絶対ありえないものも存在したのかと思ってしまう資料不在の時代。うっかり買ってしまったのがこの空軍帽章っぽい何かである。ベース色はカーキか暗青色、グレー、白ならいざ知らず「黒地にコイル刺繍」である。冷静になってみればダークブルー地のフランス軍か何かにしか見えないのだが。まあソ連の服を1セット揃えることさえ難しかった時代、パーツのコレクションもありだったのだがそれにしてもひどい(考証が)。
裏に紙が当たっている辺りも「ソ連には絶対ない」と断定できるレベルの凄まじさ。モスクワの友人に「1980年代の空想グッズ」としてプレゼントするくらいしか利用法が思いつかない。ここまで独創的だともはや「複製」ともいえないのだが、まあ。
Posted by Yakov at 22:08│Comments(0)