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Yakov

2011年06月09日

特別編・69兵用装備(1)

 今回、友人が某博物館での特別展示を任されたのを幸いに、博物館の倉庫で半日X2回だらだら過ごすことができた(もちろんまともな手伝いもしたが)。
その倉庫で必要な展示品を掘り出しているついでに見つけた「69年の装備改変時に博物館に納入され、その後40年間誰も開けていない」兵用標準装備のリュックサックを撮影してきた。
個人装備+一日分のレーションが詰まったこの兵用リュックサック、開封した上から順番に見ていこう。
ちなみに博物館にはつきものの「封緘」とかはなかったので、撮影するだけなら特に問題にならないはずである(笑)。

特別編・69兵用装備(1)

袋を開けてまず見えるのが日用品袋。軍装市場に出回ることはほとんどない品で、筆者も初めて手にした。

特別編・69兵用装備(1)

中身はこのように歯ブラシ、石鹸、ブラシ、安全剃刀+備品などが入っている。

特別編・69兵用装備(1)

裏面には手ぬぐい等を入れるのだろうか、ポケットもついている。

特別編・69兵用装備(1)

その下にはポンチョと手ぬぐい、コップを収納した飯盒が収まっていた。

特別編・69兵用装備(1)

さらに下からはスプーン+油紙に包んだレーションをはめ込んだヘルメットが姿を現した。


使用頻度が結構高そうなヘルメットが一番下にあったり(体に当たって痛そうだ)少々合理的とはいいがたいところもあるが、少なくても装備改変時に当局が考えた「推奨収納法」のひとつであったのは間違いないだろう。
個人装備の収納法は(規定書に書くようなことではないので)適宜創意工夫で徐々に「快適」な方向に進化していったとは思うのだが、プロトタイプ的なものとはいえ公のパターンを直接目にできたのは非常に貴重な経験であった。

・・・やたらに長くなったので当時のレーション解説のほうは(2)でやりたいと思う。




Posted by Yakov at 16:39│Comments(4)
この記事へのコメント
おおお!消耗品関係は特に貴重ですね。
こういう物は本当に下手な軍服よりも出ませんし
それらが背嚢ん中に入った状態というのが、もっと貴重です。
確かにヘルメットが下に入ってるのは出すときクソめんどくさそうですねぇ・・・。
Posted by きむちずむ at 2011年06月09日 20:12
私物入れはやっぱり持ったまま復員するのか復員の日に使い残した歯磨きチューブごとゴミ箱INかよくわかりませんがともかく出回りませんねえ。日用品自体は民間と同型なのでなんとかなるんですが官給の袋は・・・正直欲しかったです。でもかっぱらったら国際スキャンダル(笑)。
>ヘルメット:演習時と準戦闘配置では違うのか時代や部隊によってバリエーションがあるのかわかりませんが、みんながみんなこの配置ではないんでしょうね。何より痛そうだし。
Posted by YakovYakov at 2011年06月09日 20:50
昔、中古の飯盒を買ったら中にコップとスプーンが入ってました。
80年代兵舎の映像では、ヘルメットが棚に並べてあったような。
>公のパターン
非常持ち出しみたいな規定なんですかねえ?
Posted by イケシビリ at 2011年06月09日 23:23
>棚:兵舎での保管はそれとして、行軍携帯装備の見本的なものなんでしょうな。
レーション入ってるし。ヘルメット着用するほど切羽詰ってない移動時の基本なんでしょうな。何しろ導入直後のものなんでバトルプルーフ後の展開はまた別ルートで探ることになるのでしょう。まあ楽で使いやすいパターンって結局世界的にも似たようなラインで落ち着きそうです。

・・・ま、こちら的には当時のレーションのほうがむしろ本題なんですけどね。
Posted by YakovYakov at 2011年06月10日 00:24
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