2017年10月10日
高級キルザブーツ。
出発は近いがまだ日本からの更新(モスクワからはコメント投稿以外しないと思う)。
今回はちょっと変わったキルザブーツを。防水布・キルザは戦時中ブーツを作っていたキーロフ工場から来た…とまことしやかに伝えられるが英語のkerseyが訛ったもの、という話もあって、第一次戦以前からキルザとかケルザとかと呼ばれていたのかもしれない。まあ公式には合皮はすべてи/кと呼ばれていたらしいが。後の時代になるにつれて合成鰐皮のように粒粒が目立つ生地が増えてくるのだが、ちょっと古い時代にはかなり高級に見える防水布が作られていたようだ。

このサイズでは細部がアレだが、全体に将校用に近い作りである。下部本革部分も光沢がある上等な材質だ。

裏地はキャンバス。表面がかなりなめらかで型押しのような突起や布目は見えない。6-70年代のものと思われるが、この時代のものがそう、という訳でもなくこういうバリエーションがあったというだけなのだが。特殊な方面に配給されたかどうかも不明である。
今回はちょっと変わったキルザブーツを。防水布・キルザは戦時中ブーツを作っていたキーロフ工場から来た…とまことしやかに伝えられるが英語のkerseyが訛ったもの、という話もあって、第一次戦以前からキルザとかケルザとかと呼ばれていたのかもしれない。まあ公式には合皮はすべてи/кと呼ばれていたらしいが。後の時代になるにつれて合成鰐皮のように粒粒が目立つ生地が増えてくるのだが、ちょっと古い時代にはかなり高級に見える防水布が作られていたようだ。
このサイズでは細部がアレだが、全体に将校用に近い作りである。下部本革部分も光沢がある上等な材質だ。
裏地はキャンバス。表面がかなりなめらかで型押しのような突起や布目は見えない。6-70年代のものと思われるが、この時代のものがそう、という訳でもなくこういうバリエーションがあったというだけなのだが。特殊な方面に配給されたかどうかも不明である。
Posted by Yakov at 21:33│Comments(0)