ロシア着倒れ食い倒れＲ

　紹介し忘れた戦功メダルを。8月18日更新分の剛毅メダルの兄弟分である。



1938年に制定された純銀のメダルで当初は四角いベースに赤リボン、43年からは５角ベースにグレー（黄色縁）リボンに変わる。
支給対象は赤軍、海軍、国境警備隊その他の兵下士官、指揮菅である。生命の危機を賭しての戦功に対して与えられるが軍事、政治訓練、新兵器の操作習得、高度な軍事的練度維持、その他の軍務上の貢献に対してもその対象となる。
1944年から57年までは陸海軍、内務省軍その他類似組織で10年以上の優秀な勤務態度に対しても与えられた。
剛毅メダル同様にハサン湖やフィンランド戦、ノモンハンなど戦前の戦闘にも与えられたが38年に贈られた第1号はスペイン内戦でNKVD多国籍特殊班を指揮したワシリエフスキー（のちの元帥）へのものであった。
第二次大戦で300万回授与され、95年時点で520万回の授与数となった。剛毅メダルと異なり、現ロシアに於いては現在授与されていない。