2016年07月30日
再録121・防寒服(2)
今回は久しぶりにメジャーな(当社比)アイテム・テログレイカについて紹介したい。もともと外套のインナーとして軍に採用されたのであるが、第一次戦ぐらいからすでに単独で着用された例が目につき始める。

いきなり汚い画像で恐縮だが典型的な1940年式のテログレイカ。もっとも最初期型というのはインナーに襟をつけただけ、のようなスタイルで腕には殆ど綿が縫いこまれていないスタイルだったらしいが。フィンランド戦の写真などでも襟無しのテログレイカスタイルをよく見かけるが、襟をつけたというのは活動しやすい反面、階級が視認しにくいという欠点を補う措置である(だから襟章がつくのがデフォルトと言える)。これが41年になるとサブデュードの階級章が導入されるので結果的に意味があるのかどうか判らなくなってしまうのがなんというか、だが。
ちなみに、階級章を見せるために旧式の(襟なし)テログレイカから(下に着た)ギムナスチョルカの襟を出して着る、という着用スタイルも珍しくない。

1943年に肩章が導入されると再び襟なしテログレイカが重用されてくる。ほぼ同型の装備が1969年の制服改定まで作られ続けたので、第二次大戦リエナクターには入手しやすい装備だろう。ここではグレーのバリエーションを紹介するが、内面が白いカーキタイプ、黒とカーキのタイプなど多くのバリエーションが存在する。

ズボンには股上が高いものと低いもの、膝当ての有無などバリエーションが存在するが特に時代によるものではない。ただズボンの右腿上部のポケットは戦後追加されたものである。

英軍のバトルジャーキン状の胴着も広く使用されていた。写真のものはアメリカ製のプラボタンが付いたレンド・リース品であるが特に航空用に限らず通常部隊でも使用されていた。
(2006/12/14)

いきなり汚い画像で恐縮だが典型的な1940年式のテログレイカ。もっとも最初期型というのはインナーに襟をつけただけ、のようなスタイルで腕には殆ど綿が縫いこまれていないスタイルだったらしいが。フィンランド戦の写真などでも襟無しのテログレイカスタイルをよく見かけるが、襟をつけたというのは活動しやすい反面、階級が視認しにくいという欠点を補う措置である(だから襟章がつくのがデフォルトと言える)。これが41年になるとサブデュードの階級章が導入されるので結果的に意味があるのかどうか判らなくなってしまうのがなんというか、だが。
ちなみに、階級章を見せるために旧式の(襟なし)テログレイカから(下に着た)ギムナスチョルカの襟を出して着る、という着用スタイルも珍しくない。

1943年に肩章が導入されると再び襟なしテログレイカが重用されてくる。ほぼ同型の装備が1969年の制服改定まで作られ続けたので、第二次大戦リエナクターには入手しやすい装備だろう。ここではグレーのバリエーションを紹介するが、内面が白いカーキタイプ、黒とカーキのタイプなど多くのバリエーションが存在する。

ズボンには股上が高いものと低いもの、膝当ての有無などバリエーションが存在するが特に時代によるものではない。ただズボンの右腿上部のポケットは戦後追加されたものである。

英軍のバトルジャーキン状の胴着も広く使用されていた。写真のものはアメリカ製のプラボタンが付いたレンド・リース品であるが特に航空用に限らず通常部隊でも使用されていた。
(2006/12/14)
Posted by Yakov at 16:00│Comments(0)