QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 13人
プロフィール
Yakov

2009年12月24日

再び靴ネタ(5)

時事ネタも特になく(ロシア歴なので来年回しなのだ)平常更新。



街のボロ市で偶然見つけたのだが、軍の体育教育でよく使われている官給運動靴。戦前の38年に導入されたものと殆ど同じようなデザインである。まあゴムの材質くらいは改良されているのかもしれないが(推定)。今年2月に紹介した79迷彩のPX運動靴はこれと「同じ」とはいえないがまあ似た様なものではある(レスペクト?)。



以前に海軍の艦上サンダル(空気穴つき)を紹介したことがあるが、軍(多分陸軍)の営内履きによく使われる革サンダル。裏には価格が記されているが(PX販売用?)民需ではあまり見かけることはない(もっと履き心地のよい材質のサンダルは昔からあるのだ)。



寒い時期でもあるので(笑)通常ワレンキと組み合わせる大型のガローシャ(防水上履き)を再録。人道援助物資でアフガニスタンに大量に送られたガローシャは、現地住民に「素足に直履き」で使用されることが多かったようだ。

・・・豆知識。20年代にソ連の軍~類似組織で汎用されたロシア文字の襟章だが、もともとは帝政期に民需用として大量生産されたものの流用らしい。
そもそも何のために生産されたかというと、集合住宅でガローシャの区別がつかなくなるので(ゴム製黒一色だから当然である)自分のイニシャルをつける・・・という伝統がそもそもあって、第一次大戦後その伝統が廃れたために「アルファベット」がだぶついた・・・ということなのだ。
要するにその後は(誰のものでも)そこにあるガローシャを持っていくのが普通になったわけだ。

・・・タタールの室内履きブーツにもガローシャを組み合わせるわけだが、彼らにもイニシャルをつける習慣はなかったのだろうか(そもそも文字が・・・とかいわないように)。

  

Posted by Yakov at 17:22Comments(2)