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Yakov

2009年12月16日

電話機(2)

 旧型の電話機を実用にしている人も意外に(リアル友人ならモスクワと日本に一人ずつ実在)いたりするのだが、FAXだの子機だの多機能電話の時代にはおいそれと取り替えるわけには行かない。単なる装飾品と化した電話機など何個も要らない・・・はずなのだが以下略。



(1)で紹介した電話機と同型のもの。ダイヤルにソ連公的機関の注意書きプレート「警戒せよ!電話は秘密を守れない」を取り付けてみた。公的電話での秘密情報漏洩を警戒する標語だが、自宅電話に張るとまた別の意味合いが発生するような(笑)。
5~60年代、ベークライト製の非常に重いしろもので、こんなものをわざわざ買ってくる人の気が知れない(<お前のことだ)。





70年代頃のプラスティック製電話機。家庭用電話線ソケットがついているが、日本式家屋では全く意味がない(笑)。
ボロ市で見つけ、格安で買ったのだが本体正面下に通し番号プレート(先に紹介した電話機同様)が取れた跡があり、どこぞのオフィスから持ってきたものかもしれない。
国家機関だとダイヤルの中心に金色の国家紋章がついているため「将軍用のボタンを貼り付けて」こさえた偽公的電話をみたことがある(笑)。そのベースはベージュ色で角ばった80年代の製品だったが。

以下昔話。
大学の寮に住んでいた97年頃、インフレが進みすぎてモスクワ市内電話の「一通話当たり」価格設定が追いつかず、市内通話がほぼ無料の時代であった。そんなわけで寮のロビーにある電話もデジュルーナヤに一声かければ掛け放題だったのだが、深夜おばさんが寝てからも電話を掛け放題にしておくと危険なので(勝手に海外通話なぞされたらたまらない)おばさんが居室に引っ込むと同時に「受信専門」のダイヤルがない電話機に取り替えられたのを覚えている。
このタイプの(ダイヤルがない)電話機は時々(重要人物の)執務室の写真で目にするのだが、交換台を通す(もしくは上位機関専門)ホットラインなのだと思う。
この秋にはさらに6回線電話交換機や40年代の電話機を買ってきたというのに、チャンスがあったらこういうのも買ってこよう、と性懲りもなく考える筆者に未来はあるのだろうか?(<回答不要)



  

Posted by Yakov at 17:41Comments(0)