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Yakov

2021年04月30日

帝政レプリカ(64)

 帝政ではかなり有名なものを。





露日戦争記念メダルである。赤いネフスキーリボンとゲオルギーリボンを組み合わせたリボンがつく。ソ連時代から帝政期のメダルといえばこれが紹介されるほど有名だが、多数受勲したので、といえばその通りであろう。銀、明るいブロンズ、暗色ブロンズの3色があり、デザインもバリエーションが知られている。これは銀のものを想定したレプリカで、色味も結構銀に近い。  

Posted by Yakov at 22:23Comments(0)

2021年04月29日

続・民警(85)

 また97制服もう一着の方を。



2000年~2010年代入ったあたりだろうか、かなりフリーダムな要素が入ってきた。ボタンが金メッキポリアミド製なのはともかく、襟の刺繍が規定とははみ出たデザインである。刺繍の袖章も基本デザインはスタンダードだが縁取りの幅とかやはり趣味が色濃い。
肩章もなんというかより角ばった面白い形状だ。



前回と同一人物から出たものなので前回のものから5つ略綬が増えた格好なのだが、その同定が難しい。比較的高位の「業務協力貢献メダル」はともかく、現状の内務省メダルに該当するものがないのだ。最後尾から6個目はどうやら矯正局(警務)の組織貢献メダルのようだがほかはさっぱりである。最後尾はタタールスタンの国旗カラーなのであるいは地方組織独自に制定したものかもしれない。かなり詳しい資料(2006年現在)を調べたのだが最近のものはどうにも追い切れないようだ。  

Posted by Yakov at 21:40Comments(0)

2021年04月28日

続・民警(84)

 またぼちぼちと民警セットの紹介。昔に紹介したのと同じジャンルだと紹介オミットすることも多いのだが、略綬が面白いとやはり紹介したくなる。



97制服の初期というか、勲章やメダルが増える前の2000年ごろ辺りの服だと思う。肩章も襟の刺繍も軍制服に準じたスタイルである。
記章は一般警邏と同じ職掌シールドがついている。



略綬も同定が楽である。2004年あたりになるとロシア勲章>ソ連勲章>ロシアメダル>ソ連メダルの順が確定するが、まだあいまいな時期の配置だ。ロシアの栄誉勲章、ソ連の個人的勇気勲章、建軍30年、戦勝50年、海軍300年記念、労働ベテラン、民警50年、優良勤務章20~10年、ロシア制定内務省200年、優等勤務(治安組織系統)という内容。後日紹介するもう一着は新しいメダルが多くてかなり面倒くさい。  

Posted by Yakov at 21:53Comments(0)

2021年04月27日

帝政レプリカ(63)

 今回もメダル系を。公的には授与されていないメダルだ。





ニコライ二世の紋章が入った露日戦争記念メダル「日本派兵」メダルである。デザインは1901年に制定された「中国派兵」メダルに準じており、公式に試作されたものか宝飾スタジオが独自に作ったものという説もありよくわからない、公式の露日戦メダルは後日紹介するが、記念メダル的に欲しがる参戦軍人の需要があったのかもしれない。ともかく我々はマニアなので、公的私的は問わず「存在した」ものは欲しがるのである。当然これもマニアによる複製なわけだが。研究書によるとリボンはロマノフ王朝柄の三色リボンだったらしいが公的なものでない以上、リボンは何でもいいような気がしてならない。  

Posted by Yakov at 23:54Comments(0)

2021年04月26日

続・民警(83)

 民警少将は2セット送られてきたので両者の違いを紹介するため同一ジャンルは続けて紹介しようと思う。



もう一つの制帽。ワシが刺繍になっているタイプで、中央のエンブレムは別パーツになっている。刺繍工房でしか必要とされないようなパーツだが、使用中になくすことも多いらしく一部のvoentorgではこういうパーツも売られている。ともあれ注目すべきは制帽バンドの刺繍で、ソ連時代に近いデザインになっている。制服自体は2000年半ばくらいに注文したものと思われ、民警の規定からだんだんはみ出てきた「ソ連デザイン復帰」というトレンドが透けて見える。





製造工房の表示はないが、私がよく購入するモスクワの「ヴォローノフ大佐」ブランドのタグによく似ている。まあ特注品らしく好きにデザインしたのだろう。  

Posted by Yakov at 21:49Comments(0)

2021年04月25日

続・民警(82)

 モスクワから97式民警少将の制服類が送られてきたのでおいおいと。





制帽は二つ送られてきたのだが、こちらは鷲が金属のタイプで制帽バンドの刺繍は規定のものに近いコイル刺繍である。後日紹介するもう一つの制帽はよりソ連式に近いのだが帽子職人か発注者の趣味で選んだとしか思えない。



製造工場はソ連時代からある43試作工場製に似ているが別の会社らしい。ともかく文字が消えかかっていていかんともしがたい。  

Posted by Yakov at 23:39Comments(0)

2021年04月24日

帝政レプリカ(62)

 5月2日のビクトリーショーは中止というか延期となってしまった。まあ気を取り直して粛々と。





レプリカが主に流通している市場で買ったが、ひょっとするとオリジナルかもしれない1913年発行のロマノフ王朝300周年メダル。このように顔がよくわからないくらいにすり減ったものは実物が結構出るのである。金メッキされているので削り落とされた可能性も結構あるわけだが。
メダルとしては外国の市民にも授与されているのでロシア国内国外問わず比較的よく出てくるものだ。綺麗なレプリカも当然出回っている。
メダルのリボンは白、オレンジ、黒のロマノフカラー三色リボンが付く。  

Posted by Yakov at 22:24Comments(0)

2021年04月24日

続・民警(81)

 またさらっと。部屋の隅から出てきた。



民警の下級職員肩章。1947年から基本同じ配色(ドンコサックの肩章の色を反転した感じ)といいながら紺の縁が明らかに青い(ロイヤルブルー)で、1958年式かと思われる。47年式は紺としか言いようがない縁が内務省系が改組したMOOP時代のような色に置き変わった感じである。
規定の文面にかかわらず生地が変わっていったのか、ロシア語の青(日本で思うより暗い色調)の幅が広いので拡大解釈されたのか旧原反が不足してきたのかよくわからないところであるが。

  

Posted by Yakov at 00:03Comments(0)

2021年04月22日

テーブルメダル(12)

 久しぶりにテーブルメダル。本日はレーニンの誕生日だが関係あるようなないような。



ピンボケで申し訳ないが、10月革命記念メダルケース入りである。この手のものは大体贈答品なのだ。



大十月社会主義革命60周年!とあるが本体には誰向けとかの記載はない。大規模に配られた汎用贈答品と思われる。  

Posted by Yakov at 23:13Comments(0)

2021年04月21日

交通ネタ(200)

 久しぶりに大ネタ(生地は簡単だが)。



ロシア時代、1995年式の少将クラス制服。鉄道省からロシア鉄道に変わって蒲鉾型肩章やケピ型常勤帽と中級勤務員については制服が様変わりしたわけだが、礼服系としてはソ連型制帽がそのまま生き残ったり将官クラスはまた特殊デザインだったり。シャツ用肩章は以前紹介したと思うが。さらにいうと礼装系背広も本当に背広裁断というか、裾が丸くなっているのが面白い。



アップで。襟章も80年代ソ連式と同様、礼服でも職能バッジは着用するのでボコボコに穴が開いている。ミシン刺繍が多い胸章もちゃんとコイル刺繍で贅沢な仕上がりだ。制帽は以前買った上級職員の制帽を使えばいいので非常に楽。  

Posted by Yakov at 22:39Comments(0)

2021年04月21日

イレギュラー女性用(2)

 本日はボヘミアの伍長閣下の誕生日であり、バタバタしていて一日つぶれてしまった駆け込み更新である(たぶん明日付になる)。





前回と同じ人から出たスカート。通常後ろにしかないボックスぷりーるが前後にあるパターンだ。これと同じ裁断の綿製スカートも持っているので、他にまったくないというわけではないが、常勤スカートより活動性に優れた特殊裁断といえる。
脇はジッパーで締める改造(ソ連時代の規定ではホック留め)がなされているのも内務省看守用ゆえかもしれない。

通常の裁断スカートもあったのでそれはまた後日。  

Posted by Yakov at 00:02Comments(0)

2021年04月19日

イレギュラー女性用(1)

 今回は非常な変り種を。



この間ソ連時代の内務省大尉の女性用制服を購入した。それに付属していたのがこのベストである。生地は軍用だがボタンは民生用、1969年式にはベストなど制定されていないはずなのだ(冬用ライナーである毛皮ベストは除く)。内務省国内軍と同規定の制服といえば消防士以外に刑務官もいる。現ロシアでは独自制服が導入されたがかなりあとあとまでこの制服が使われていたのでたぶん間違いないだろう。中途半端に風が吹く看守仕事にはこういう「半私物」が重宝したのかと思われる。



背面。ともあれ上着のボタンを締めれば見えない裁断なのも「脱法制服」という感じだ。
この大尉、スカートも変な改造を施していたのでまた後日。
  

Posted by Yakov at 23:08Comments(0)

2021年04月18日

一般大学(13)

 今回は卒業章ではなく記念バッジだが。



ロモノーソフ記念モスクワ大学の設立225周年バッジ。なんとも中途半端な年次だが、モスクワオリンピックを記念してここはひとつ祝っておくか、的なものかもしれない。雀が丘の大学と旧校舎をあしらった格好のいいデザインである。  

Posted by Yakov at 21:59Comments(0)

2021年04月17日

教育貢献(2)

 教育系の記章を。



未使用でビニールに封入されたままのソ連時代・白ロシア共和国優秀啓蒙活動家バッジ。まだソ連時代なので近隣国カテゴリーに入れていないが、RSFSR、ウクライナ共和国のものは非常によく見かける。グルジアやアルメニアなど他の共和国版は高いので持っていないが当然ながら存在するようだ。この啓蒙・教育省は大学などの高等教育を除く普通教育、高等職業教育、成人向け学校などを所轄するようである、
  

Posted by Yakov at 21:46Comments(0)

2021年04月16日

友好メダル博愛系

 今回も非公式というか愛国団体系メダルを。





1941年から制定の2009年までの参戦ベテランメダルであるのだが、珍しいのはロシア国民に限られないところである。まあ基本は旧ソ連諸国の人に授与する目的だろうが、戦勝記念イベントに訪露する旧連合軍のベテランに授与することも視野に入っているのだろう。旧ドイツ軍人であっても(特に東独にいた人など)この協会と交流している人なら排除されない建てつけはよく考えられていると思う。なんといっても裏面には「自らの祖国のために戦った兵士に」と記されているのである。制定時は呪わしいマイダン革命こそ起こっていないが、2004年のオレンジ革命の傷がまだ残っていた時代である。その意味でも赦しと和解の意図が感じられる。・・・・いま隣国「ウ」のファシズム興隆状態を思うとまた複雑な気分ではあるが。  

Posted by Yakov at 23:04Comments(0)

2021年04月15日

90年代税関補遺(16)

 モスクワのバイヤーからちょっと荷物が届いたので。



税関の88/91制服用略帽。通常はソ連国章がシールドに入ったような一体金属帽章がつくのだが…。



なんじゃこりゃ、な帽章である。刺繍の縁取りというのとは将官用かもしれない。88将官で制帽に一般用の帽章が付いたかと思えばそっくり軍将官と同型のものがついたりするのが税関の不思議である。軍用帽章が付く、というのも将軍に準じてはいるが軍帽章は将官用ではない、だとすると大佐級なのか…分かったようなわからないような説明しかできないのだが、数年前に買った税関の制服資料も大半が試作や個々人のイレギュラー品なので新しいものを手に入れるたびに右往左往している。  

Posted by Yakov at 21:36Comments(0)

2021年04月14日

国家保安(20)

 国境警備系のメダルを。



赤星勲章拝受小クリル統合国境警備哨戒艦隊60周年メダルである。



色丹に本部があるのだろう。国家とか国境警備局の制定ではない任意団体が制定したものだが、なかなかしっかりしていて面白いメダルだ。以前も書いたがメダルはメダルなので現ロシア軍服への着用も認められている。  

Posted by Yakov at 22:51Comments(0)

2021年04月13日

続・近隣国(154)

 以前紹介したものを見直していたら…。



ソ連型によく似た野戦用ベルト(ゴム引きキャンバス)がついていたキルギス軍の兵下士官ベルトだが‥‥。



外してみたら金具受けのフックが無茶苦茶幅狭だった。受け金具は角ばっているのでうまくはまるのかもしれないが、ちょっとがたつくのは「仕様」ということでいいのだろうか。  

Posted by Yakov at 22:46Comments(0)

2021年04月12日

農業系(7)

 週末の屋外イベントは十分楽しめたが何しろ移動が大変で家についたときは息絶え絶えであった。
だからというのではないが林業ネタ。



ソ連時代の処女地開拓メダルをポジネガ反転したようなリボンを使っているがデザインのように・・・。



林業生産部門労働者の栄誉メダルである。国家制定でなく協会というか業界団体の制定した名誉記章といったほうがいいかもしれない。ただメダルには違いないので軍服や公務員制服に着用も許されているが略綬は公式のものより下の序列となる。  

Posted by Yakov at 21:08Comments(0)

2021年04月09日

イベント要員(8)

 明日夕方~明後日に千葉で行われるイベント「モスクワ1993」飛び入り可能です!軍、民警、非武装、私服でも当時を「再現する気力」が少しでもある方なら大歓迎。ロシア飯も注文できます。
https://twipla.jp/events/467678

さて、今回はレセプションの名札を。



管理者バッジ。ホテルのレセプション担当も同名称である。ホテルやレストラン職員バッジや食器を集めているコレクターから入手した。




裏面を見ると、ロウ付けというより何回か壊れて強引に直して研磨したような荒々しい出来だった。



これだけではネタが弱いのでソ連時代のイベント用缶バッジも。国際学生連盟の30年記念バッジ。



以前も書いたがソ連時代には缶バッジはあまりメジャーなタイプではなかった。その数少ないものを見てみるとやはり西側のものとは微妙に違っている。  

Posted by Yakov at 19:21Comments(0)