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Yakov

2009年10月14日

玩具(10)&ご報告

 明日昼の便でまたモスクワに出発してしまうため、11月14日まで更新が停止されます。
あらかじめご了承下さい。



画像は自宅玄関先にある夏蜜柑の木に貼り付けてみた警告板「止まれ、撃つぞ!」(正確には撃たれますよ!だけど)。
入手先は(いろいろ差し障りがあるので)聞かないでおいていただけるとありがたい(笑)。





別に「また帰る」(<典型的な死亡フラグ)に引っ掛けたわけではないのだがゼンマイ仕掛けのブリキ製カエルの玩具など。
ネジを巻くと跳ねるというより小刻みに動くというか、まあとにかくえらくキモイ玩具なのだ。姉妹品(?)のヒヨコとか鶯とかと似たようなものでありながら、可愛さの片鱗もないのがある意味素晴らしい。
女の子への土産にすると素で嫌がられること確実である。

・・・もしコレが最後の更新になったら、と思うとかなりマズい気がするのだが・・・。  

Posted by Yakov at 17:33Comments(0)

2009年10月13日

情操玩具(9)

 玩具というより記念グッズなのだが。





空挺戦闘車BMD-1・・・だと思う。真鍮の板をロウ付けして造った労作で、おそらく部隊長または退役する上官に部下から贈られたものだと思う。下面にあるスライドバーで台座に固定されていたのだろうが、もし台座ごとだったらさすがに(重くて)買ってこなかった(笑)。・・・台座には大抵贈られた人物の銘版がついているのでそのまま売っぱらうには抵抗があったのかもしれない。
キャタピラは細かく折り曲げた金属板で作られていたり、パーツ一つ一つに至るまで入魂の作品・・・という感じだ。まあ、とはいってもこの趣味を長くやっていると博物館やらアンティークショップやらでこういう職人芸の発露は結構目にするのだが(笑)。

主砲上には車載対戦車ミサイルがついていた、と思しき跡があり、失われたのが惜しまれる。孫辺りが弄くりまわして壊したのだろうか。

  

Posted by Yakov at 17:40Comments(0)

2009年10月12日

再び靴ネタ(4)ソ連軍用編上靴

 ・・・まあ画像をちょっと紹介しただけで終りそうなのだが。
向こうの事情通によると80年頃、ソ連軍が最初に導入した新型編上靴(戦前~70年代の踝までのブーツは除外した話)は米軍のジャングルブーツの100%コピー(ソールの工場刻印をのぞく)だったらしい。
今回紹介するのは80年代前半のロットで、「米軍グレナダ侵攻時に西側に知られた」時代のもの。新型の中でも2世代目、といえるものかと思う。
 


鳩目穴が7個のローカットタイプ。次の画像の10個穴タイプとの違いは支給対象の違いか生産時期の違いかすらよく判らないので、後日ロシアの軍服フォーラムなどを穿り返さないといけないだろう・・・。
全体に緻密に釘が打ってあり、踵にも溝が見える。製造刻印は84年だった。



鳩目穴10個のハイカットタイプ。製造刻印は判読不能だったが、グレナダで入手された靴の映像(当時のCM誌、某サムズ社長の記事)はこちらに近い。旧時代のジャックブーツ踵用のソールがそのまま使われている。極めて細身(足首が)の裁断でなかなか格好がいいが使用感はどうだったのだろうか。

以上は全て本革製である。

・・・ソ連末期型の兵用編上ブーツだと下半分が裏革でつま先のチップがないタイプが主流なのだが、この頃のクォリティーは大したものだ。
今やコレクターズアイテムとなってしまった感があるが、サイズが特殊なものとか、軍倉庫の隅からまだ発掘できそうな気がするのだが・・・。
  

Posted by Yakov at 18:51Comments(0)

2009年10月11日

再び靴ネタ(3)

 にわかに忙しくなってしまったが、また脱線系のネタから。
ソ連の運動靴は昨年の秋、偶然入手できたが「スペツナズの私物」ネタの需要を満たすにはあまりにも流通数が少ない。そんな中モスクワ市内のマニア向け複合商業施設(コレクター向け&ロシア国内向け土産・贈答品センターのような建物である)に国産靴コーナーを発見した。ともかく街では輸入靴ばかりが幅を利かせているのだが、国内工場で生産されているものは変態マニアにとって非常にありがたい。
・・・まあ在庫切れ、サイズ切れの際はソ連時代よろしく冷たく「ない」と言い放つ女店員とか順番待ちが長いとかの「ギミック」が山ほどあるので、そういう方面が好きな方にはもっと楽しいかもしれない(笑)。





レニングラード州スランツィ市の工場で現在作られている運動靴2種(ハイカットとローカット)。底のゴム型がソ連のままで、80年代のGOSTマークが入っているのがステキ。
添付文書、いや注意書きに材質別の使用可能期間の目安(保証の、ではない)が書いてあったり結構楽しめる。履き心地は・・・まだ不明(笑)。



ロストフ市の工場製運動靴。ATLANTISとかラテン文字で書いてあったりしてバッタもん臭ふんぷんだが、アフガン戦で「どこ製かわからない運動靴」を再現するには適しているような気がする。
西側かぶれの標章はかなりの確立でペレストロイカの頃に作られたのだと思う。

・・・次回は(たまには軍物、ということで)ソ連軍の編み上げ靴でも。
  

Posted by Yakov at 18:20Comments(0)

2009年10月10日

業務連絡

本日荷物が240kg到着。
整理が間に合うかどうか(笑)。  
タグ :業務連絡

Posted by Yakov at 15:22Comments(0)

2009年10月09日

お笑い小道具(3)

 旧ブログで紹介したかどうか忘れてしまったが、2~3年前にプーチン大統領(当時)の運転免許証というジョークグッズ(裏はポケットカレンダー)というのを買ってきたことがあった。今回はその姉妹品(笑)の一発ネタで。



ゴルバチョフとスターリンの運転免許証(ロシア交通局規格でГИБДДの登録マーク入り)。ジョークグッズはディテールに凝るのが肝、なのでその個人情報に詳しいほど楽しめる。
ゴルバチョフはスタブロポリ地区生まれでモスクワ居住権あり(すでにクレムリンではないのだ)、で身分が総書記(書記長)というのが笑いどころか。
スターリンはゴリ市生まれで住居はクレムリン、身分が「人民の父」というのがえぐい。

・・・カレンダーにすると期限後売れなくなるので(笑)この二枚では裏面が携帯壁紙と着メロの広告になっているのがちょっとステキ。  
タグ :お笑い小物

Posted by Yakov at 17:54Comments(0)

2009年10月08日

鉄道・交通ネタ(12)

 そろそろモスクワ行きが近づいてきたのだが、荷物は今日も届かず。
それでも細かな用事だけは山積しているため、今日もお手軽ネタで。



現ロシア鉄道の下級職員用制帽。正式には下級~中級職員はケピ型制帽のみ着用・・・となっているのだがこのような制帽を見るとやはり制帽をあつらえている職員がいる、と考えるべきなのだろう。
ここで「下級職員用」と判断したのはプラつばの構造からで、現ロシア軍制帽からの類推である。
現ロシアでは94年以降、准士官以上の制帽つばが特殊ラッカーコーティングした革つば(旧ソ連後期の大佐以上用と同様)であるのに対し、兵下士官では(ソ連と異なり)何の凹凸もない極めて単純な板状のプラつばに統一されている、のだ。
・・・珍妙な顎ひもがどうも気になるのだが、ベラルーシやウクライナのものとは明らかに違う。まあそのうち資料が出てくる、と思って気長に待つしかないだろう(笑)。



大佐相当官以上の制帽はご覧のように本革製の汗止めにサイズ調整の紐が通してある(まあソ連将官制帽をご存知であれば当たり前の作りだが)。ただし制帽バンドが(黒ベルベットから)ただの黒ウールに変わっているのが現代ロシアらしいというかなんというか。
これまた90年代以降の規則では「上級~高級職員の制帽は"伝統的スタイル"のものとする」となっているのでソ連規格のままでもいいようなものなのだが、経費削減なのか何なのか変なところをいじられたものがあるようだ。
・・・そんな制帽に(現地の感覚では)超高価な刺繍旧型帽章を取り付けてみたが、これはこれで似合っているような気がしなくもない。

またしても資料性が希薄な記事にて失礼。  

Posted by Yakov at 17:30Comments(4)

2009年10月07日

交通ネタ(11)

 殆どの読者諸氏には一ミリも関心を引かないネタだとは思うが、前回の補足で画像をちょっと紹介しておく。



前回書いた「20年代の襟章用打ち抜き文字」がこれ。士官学校生やら民警・治安部隊の所属コードやらに使う物でもちろんオリジナルである。何種類か予備があるのをいいことに前回のアルハンゲリスク~ムルマンスク航路の襟章に使おうと考えているのだ。
こういう「地味」な分野に流用するのは"mottainai"と思われる向きもありそうだが、筆者は変態なので平気でこういうことをするのだ(<カミングアウト)。



1903年の民間商船上級職の帽章。文官帽章を改造したような構造になっている。前回紹介したボタン同様、錨が二つクロスした意匠も存在したらしいが、この時期は大体コレが使用されていたようだ(帝政も末期になるまでは、下級職はそもそも帽章を付けない・・・というのが普通だった)。

  

Posted by Yakov at 18:23Comments(0)

2009年10月06日

交通ネタ(10)

 今回はもう何年も家で眠っているコレクションから。



何の服だとお思いだろうか。劇場から出てきた舞台衣装が回りまわって・・・ということなのだが、売主は誰一人正体がわからずただ同然の価格でめぐってきたのだ。生地は帝政期の将校夏服にあるような上質綿、裁断は69年式将校戦闘服のような裁断なのだが全体はピーコートをシングルにしたようなつくりである(背面もソ連ピーコートによく似ていた)。



袖周りはこんな感じだ。劇場でV字型の折り返しを付け足された跡があるが、これを取り外した後にはピーコートにあるようなステッチがもともとついていたのがわかる。



この春苦労して入手した帝政期民間商船のボタン大小。確実な保証があるわけではないのだが、このピーコートと極めてよく似たシングルの夏服を帝政期のアルハンゲリスク~ムルマンスク汽船航行会社(ТАМП:1903年式)が着用していたのだ。
手持ちの1920年代襟章用打ち抜き文字を利用して黒生地の襟章を作り、さらにボタンを量産して(実物を必要数集めたら確実に破産する)なんちゃって衣装を完成させようか・・・と野望を巡らしている最中なのだ。
・・・ちなみに帽章はすでに入手してある。  

Posted by Yakov at 17:44Comments(0)

2009年10月05日

続・近隣国(6)

 なんてことはない民間もの・・・なのだが80年代、日本では毛皮帽くらいしか見かけなかったフィンランドの毛皮など。まあフィンランドは「スウェーデンから解放してやった元ロシア領」なので近隣国というのはどうかと思うが・・・などと「フィンランド軍マニア」の逆鱗を弄りつつ簡単に(笑)。





以前話のついでにちょっと触れたが、ムートンのフィンランド製防寒コートは80年代、ソ連大都市で外貨ショップの定番であった。もちろんもっと金持ちはソ連製のクロテンとかミンクのコートを買うわけだが、ツアー客にはちょうどいい現地調達の冬服だったわけだ。

焦げ茶、茶色、ベージュ、ブルーグレーが各サイズ並んだコートコーナーで散々迷って買ったコートがこれだ(以前にも書いたがブルーグレーで同裁断のソ連製コートを買っておけば後々自慢できたのに・・・)。後ろのプリンセスラインがよくわかるが全体にすっきりとしたロシア人好み(旧型の軍服調というべきか)デザインで、今でも気に入っている。
80年代当時、西側の作品としては異常なほど舞台衣装が凝っていた映画「ゴーリキーパーク」で、KGBのブリブリューダ(ラクダ)少佐の私服がこの色違いだったのだ(笑)。

もともと痩せ型でサイズ48でも緩いくらいだった筆者も今やサイズ50が当たり前。サイズ46のこのコートも、もはやボタンをずらしてシングルで着るしか道はないと思う(涙)。  

Posted by Yakov at 17:53Comments(1)

2009年10月04日

一般大学(1)

 大学の卒業章に関しては軍大学から高等専門学校まで何度か紹介してきたのだが・・・。まあ記念グッズも数知れず存在するのだ。





МАДИ:モスクワ道路自動車大学の記念メダル。シェレメーチェボ空港からレニングラード街道をひた走り、ソーコル地区に入ってすぐに見える立派な建物がそれなのだ。・・・1997年、ここの短期講座に通っていたので詳しいだけなのだが(笑)。ソーコル地区は技術系の有名大学が密集しているので技術専門書(当然マニア的にも魅力)を漁るには最高の場所である。
メダル本体だが、表の建物、裏面の道路をモチーフとしたデザインがステキである。



総合大学の卒業章(戦中からほぼ同デザイン)とМГУ(ロモノーソフ記念モスクワ国立大学)の記念バッジ各種。とりあえず2,3個紹介してみたが、物凄い数が出回っているのは言うまでもない。それにしても創立225周年というのは日本人の感覚ではあまりに中途半端な気がする。
・・・ちなみにここには外国人卒業生が非常に多くいるわけで、この写真の中に「日本の骨董市」で手に入れたものもちょっと混じっている(笑)。  

Posted by Yakov at 17:25Comments(0)

2009年10月03日

初等学校。

 これまた以前にも(旧ブログで)紹介したネタの補足である。





初等学校(とはいえ11年生などは日本の高校生の歳だ)の女性制服の別パターン。前合わせのタイプは以前紹介したが、この例では後ろ止めボタンとなっている(胸の裁断でわかるのだ)。飾り襟とエプロンが必須なのはいうまでもない。



旧ブログで初等学校の学年別優等バッジ(何年生かが数字で明記してある)や新学期の記念バッジは紹介したのだが、このような特定の学校の創立記念バッジ(ここでは20周年)も存在するようだ。
ご覧のように特殊な学校をのぞき校名は無粋な「番号」となっているため所在地がどこかすら、調べないとわからない。

なにしろ(日本と違って)長いこと「同じ釜の飯」を食べていたわけで、ロシアで同窓生登録・検索サービス、odnoklassniki.ruが大人気なのもうなずける。  

Posted by Yakov at 17:47Comments(0)

2009年10月02日

鉄道・交通ネタ(9)

 時々思い出したようにこのネタ・・・である。



レニングラードのバルト・ワルシャワ(方面)駅のポーター標章。
分厚いアルミ板打ち抜きで、ピンも何もなく穴が一つあるだけである。構造的に預け荷物の確認札か、とも思ったのだが、おそらく運搬人が直接衣服に固定する身分証明票だと思う(<専門の方々のコメント歓迎)。





1940年代の都市交通(多分モスクワ)の帽章を(活用する当てもないのに)ついまた購入してしまった。
以前紹介した小型のスクリューバックに対し二回り大きいピンバック(割りピン)である。これと比較すると小型のものは婦人用略帽章か、はたまた周囲に刺繍の月桂冠でもつくのだろうか・・・とあらぬ想像を巡らせてしまうのだが、この帽章・・・満足な「実地使用例」の写真がまるで見つからないのが恨めしい。
・・・少なくても(大きすぎるので)襟章のエンブレムとかではないと思うが。

余談だが、明後日は午後から「一日ロシアカフェ」(当ブログのリンク先「パルク」さん参照)に遊びに行こうと思う。私もあまり変な服は着ていかないので(笑)お暇な方はぜひ現地で。
  

Posted by Yakov at 18:19Comments(2)

2009年10月01日

生活の知恵・・・。

 唐突に水筒の話など。まあ水筒ネタは旧ブログで散々紹介したので今回は「ロシアならでは」の修復法を。



これは第二次大戦型の水筒。楕円形のフォルムで腰にあたる部分にはこのような凹みがある。



ロシアの水筒は結構厚い素材で出来ているのだが、なにぶんにもアルミ製なのであっという間にこのようにベコベコになってしまう(まあ扱いが荒い、というのが大きいが)。
ちなみにこの画像は20年代の旧型水筒で容量がやや多く、全体に縦長の形状である。上のような水筒がここまで変形したわけではないので念のため。

さて、以前これよりももっとベコベコの水筒を友人のディーラー宅で見つけ、「こんなのが商品になるのか?」と聞いたら「安心しろ、中に水を入れて表に放り出しておけば凍って膨張する」・・・と。
なるほどそれは便利・・・と思っていたらこんなものを見かけた。





膨張率の目測を誤るとこんなことになる。下の画像で腰部分の凹みであったと思われる造形跡が見えると思う(笑)。水筒カバーにはギリギリ収まったのでまあよいが。

・・・私がやらかした失敗ではないので念のため。  
タグ :小物失敗例

Posted by Yakov at 17:58Comments(2)