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Yakov

2022年08月31日

コサック、みたいな?(14)

 現代コサックを。



ドンコサックのギムナスチョルカ。協会のパッチもついていて正式なのだが袖も襟もボタンが一個ずつと伝統服を大幅に簡略化してある。せめてり位は2つボタンにしてほしいのだが。



ドンコサック大尉の規格ではあるのだが、肩章のエンブレムがクロスしたベブート…のはずが何となく南米のマチューテみたいなのはどうした物か。
左腕は全露コサック連盟、右腕はドンクサック伝統のトリコロールシェブロンである。



ズボンの紺色が異常に濃いが、ロンパスも赤いのでドンクサックということで。
  

Posted by Yakov at 22:31Comments(0)

2022年08月30日

ソ連襟章雑記(26)

 本当の雑記であるが。



ソ連1935年襟章の将校用縁取りは主に海軍袖章用の絹織物か金糸織物を縁に縫い付けるタイプがある(高級将校の一部に金コイル刺繍もあるが)。そのような場合は海軍用のものを折って挟み込むようにミシンで縫い付け(たまにおらずに上から縫い付ける場合もある)わけだが、このように海軍用にはない非常に幅が狭い幅2ミリ程度の金織物を使用する例も多い。同時代1936のアエロフロートがこの幅のリボンを襟章用に使用し始めるが、どちらが先なのかは調べ切れていない。1935年の製造見本でも出てくればいいのだが。  

Posted by Yakov at 22:41Comments(0)

2022年08月29日

友の会(42)

 ふと思い出したようにこのネタを。



友人からもらったこの袋、全露参戦者組織「戦友愛」のものである。1997年創設でロシア、ソ連系の地域紛争参戦者、海外派遣の国際戦士の戦友会のものだ。現在も活発に活動しており、ウクロ地域での人道支援活動でも知られている。

https://bbratstvo.com/ob-organizatsii  
タグ :現代ロシア

Posted by Yakov at 22:48Comments(0)

2022年08月28日

ともかく食い倒れ(28)

 ついに読めないシリーズに移行。



ソ連解体後の1993年、グルジアから来ることになったツィナンダーリ。銘柄はソ連時代から有名なので輸入再開の時は珍重された。
ラベルをソ連時代のシンプルなものから美術系にしたが、どうにもぐっちゃぐちゃしてダメダメなデザインになり果てていた。その後はだんだんマシになったのだが、やはりソ連時代のがよい。  

Posted by Yakov at 23:32Comments(0)

2022年08月27日

ソ連襟章雑記(25)

 よくある小道具お悩み系。



43コート用襟章には間違いないが、ベースがカーキ野戦用なのか衛生科礼装なのか正直わからない。戦前戦中のソ連は野戦用の色味をзащитная цвета:保護色と規定しているものが多く、グレー、カーキ、ベージュ、茶系、緑系、ひっくるめてしまったりするのだ。
緑味が濃いカーキというのもけっこあるのでまあ難儀なことである。とりあえずこう思うから、で決めてしまいたい。
  

Posted by Yakov at 20:19Comments(0)

2022年08月26日

ともかく食い倒れ(27)

 またソ連時代ストックを。



ウォッカにレモンを漬け込んだリキュール「リモーナヤ」は息の長い製品で今でも作られてはいるのだが、そのソ連時代ストック。ソ連輸出公団から日本の「ソ連の店白樺」(のちにベリョースカ白樺)で売られていたものだ。
輸出用のウォッカは開封した後も締め直せるが(多少がたつく)ソ連国内向けのは80年代も開封したらコルク栓に替えないと再利用できない蓋ばかりだった。
  

Posted by Yakov at 21:53Comments(0)

2022年08月25日

防寒小物(31) 

 なぜ今、という感じも磨るがシネーリ雑記で。



70年代の兵用シネーリ。某マンガの実写化等々で大量の複製をつくるらしく一部では大変な作業中と聞く。20世紀入ってからの帝政コートから大した変りもなくソ連時代通じて生産されたわけだがその辺ひっくるめた雑記でも。兵下士官用は大型フックによる前合わせで将校のボタン式とは裁断が異なる。また、帝政期のものは淡いグレーにさらにベージュがかったような生地が主流で、ソ連時代に消えたエポレット式肩章がベースについていた。礼装ではそこに色つき肩章を固定し、全部に飾りボタンを付けたわけだ。
まあ内戦期になると二月革命でぶった切られたエポレットが普通になるのでそこに糸でルバーハ用肩章を縫い付けるとかになるわけだが。
帝政期の襟章は以前にも書いたが兵用は色つきの襟章にボタンなし、下士官から飾りボタンが付く、というシステム。1943年コートも「全階級飾りボタンが付く」システムは踏襲され、1959年に襟章に兵科エンブレムが移動するまでは使用され続けた。



コートの背部はプリンセスラインで非常に美しい。後ろの割れがざっくり大きい騎兵用とそれほどでもない歩兵用にソ連30年代頃まで分かれていた。
袖の折り返し裁断などについては依然述べたので省略、サイズ調整タブは時代によって多少形は違うが、二つのボタンで固定するのは変わらない。
このタブの上にベルトを置くのだが、まあ単品画像だけ載せてるのであまり詳しく書いても仕方ない。  

Posted by Yakov at 20:59Comments(0)

2022年08月24日

ともかく食い倒れ(26)

 また空き瓶ネタ。



ポーランドクラコフで作られたポーランドウォッカのスタルカ。ソ連のスタルカと同じでコニャックが配合されていると思うがソ連じゃあるまいしアルメニア産ということもないのだろうが…当時のラベルにそんな情報が出ているはずもなく、ネットで調べるような熱情もない(どうせポラだ)。
味は似てたのでまあよし。そういえばズブロフカがソ連とポラ両方にあったように、この辺は共通した銘柄が結構多い。
  

Posted by Yakov at 22:14Comments(0)

2022年08月23日

ソ連襟章雑記(24)

 50年代の郵便局、紹介したか覚えてないがまあちょっと。



1940年代末に導入された郵便局/電信局の襟章。軍でいえば上級中尉、中級職員である。その後ソ連時代を通してデザインは変わらないのだが、1970年代になるとビニールプリントがベースになるので50-60年代のもの、くらいの理解でいいと思う。
端が90度なのもその後も変わらず、星が軍のものに似た模様になっているが1970年以降だとロシア軍の星に似た刻印のないシンプルな星が増えていく。  

Posted by Yakov at 22:46Comments(0)

2022年08月22日

ともかく食い倒れ(25)

 中身は飲んでしまった空き瓶を。



ウスリースキーバリザムの「親衛部隊」の空き瓶。日光で赤い印刷が消えてしまっている。ご存知のようにバリザムというのは薬用酒で、現在売られているものは配合生薬の数が25種とか33種とか書いてある。これは1992年規格の瓶なので配合分については記載がないが、シベリアの生薬をつけ込んだ健康酒である。筆者は紅茶にどぼどぼ入れて早々に消費した。  

Posted by Yakov at 22:16Comments(0)

2022年08月21日

ソ連襟章雑記(23)

 今回は将官用で…。



といっても本ブログ的には目新しいものではない。1943年式の将官(歩兵および騎兵)コート用襟章である。これに将官ボタンがついて完品となるが、まあサイズ的には将校用と同じ(縁のみコイル刺繍)で兵科色が赤であるというだけである。
スターリンの折り襟制服を別にすればコート用以外の用法はないのだが。  

Posted by Yakov at 22:23Comments(0)

2022年08月20日

ソ連襟章雑記(22)

 また69式、というべきか。



ただのサイズ比較のようなものだが。右がコート用襟章なので同サイズだとお分かりと思うが、左はというと…同じ時期に作られた人工降雨担当官のものだ。

https://voenkom.militaryblog.jp/e158199.html

この時に紹介したように階級章の星もつく構造なのだが、記章の種類(たぶん星形と思われる)や個数の資料はまだ入手できていない。
追加情報だが、この襟章ベースの生地は一般に階級章に使われるприборное сукноではなく、ウール紳士服用生地のようなのが面白い。  
タグ :襟章冷戦期

Posted by Yakov at 22:14Comments(0)

2022年08月19日

ペナントいろいろ(9)

 今回は情報系で。私が直接もらったものではないのでよろしく。



1995年3月創立のFSB軍事防諜局のペナントである。通常「軍事偵察隊」をイメージする名称なので「国防省の癖になんでこんなFSBみたいなデザインなんだよ!」と思っていたら本当にFSBの部局だったと今知ってビックリである。手に入れて4年もたっているのに。
まあ仕上がりは結構高級で素敵だった<語彙力  

Posted by Yakov at 22:59Comments(0)

2022年08月18日

ソ連襟章雑記(21)

 レプリカだがちょっと凝ったものを。



1935年、将軍の階級ができる以前の最高位襟章である(元帥はシステムが違うので別扱い)。右が戦闘兵科(これは歩兵)の「方面軍1級指揮官」(という階級名)のベースで、これに菱形のピプが4つ加わる。
左は政治将校の最高位、「方面軍一級政治委員」の襟章となる。同じ兵科色なのに色味が異なるのはまあしょうがない。
金刺繍は非常によく出来ている。  

Posted by Yakov at 22:32Comments(0)

2022年08月17日

ペナントいろいろ(8)

 今回はFSB。知り合いが多いといろいろもらえる機会も多いのだ。



1998年創設の連邦保安局の部局、「憲法制度保護及び対テロリズム闘争部」の壁用ヴィムペル(ペナント)。あっさり記念にもらったにしてはなかなか重いテーマなのだが。
優秀勤務に対する褒賞であろう。  

Posted by Yakov at 20:24Comments(0)

2022年08月16日

ソ連襟章雑記(20)

 今回は奇妙なムンディール用を。



1943年型のパレード服ムンディールは兵下士官将校はシングルブレストでパイピングのある部分で階級差を表すシステムだが、襟章も兵は単色の兵科色、下士官は金線一本、尉官は図のようなパーツが一つ、佐官は平行に二つと区別されている。
支援兵科と後方兵科で金色および銀色主体と差があるが、ともかく金・銀の将校パーツが付くのである。これでは刺繍だが、金属部品の例も多く、ほぼどちらでも問題ないのだが、この例ではベースがバイカ生地(起毛綿)なのだ。将校ウールの代わりに用いられる例が多いがこの記章は将校専用、何故ウールか全くわからない。曹長や任期延長下士官のようにヘイト将校装備の中間のような装備を使う場合もあるが、これは階級そのものにかかわるので少尉~大尉のものなはずなのだが。  

Posted by Yakov at 21:46Comments(0)

2022年08月15日

紙もの・自動車地図。

 先日預かってきてもらったペレスラブリ写真集と一緒にもらったものを。



ハードカバーのソ連全土自動車地図。まあ全土一冊は無茶な話ではあるのだが、各地方都市用に個別の都市および近郊地図が売られているので(こういうものはあまり品切れがなかったようだ)縮尺のでかいその辺までいける地図があればいい、のかもしれない。



中身はこの通り漠とした感じだ。ソ連時代、日本の関係書店でも都市単位の地図はそこそこ充実していたが、まあ観光地図にしても道路地図にしても「スパイ対策」なのかデフォルメ(これは流石に都市用のみ)したり縮尺がデカかったりであまりつかえたもんではなさそうだったが。  
タグ :冷戦期地図

Posted by Yakov at 20:25Comments(0)

2022年08月14日

ソ連襟章雑記(19)

 今回は1940年で。



医療及び主計科用のギムナスチョルカ襟章。1940年から最下級以外の下士官には赤線と金の記章が入るといったが、これには金記章の代わりに赤いリボンでパーツが作られている。これは支援兵科だから…ではなく「士官学校生徒」用の襟章なのであった。
こんな珍品が手に入るジはずはないのでレプリカだが。
主計科学校はわかりやすいが医療系の将校コースとは…ソ連医療将校には軍医療教育コースと一般医学教育のみで任官した将校がいるのでその前者であろう。一般大学で医療教育を受けていれば召集即軍務なので。  

Posted by Yakov at 21:34Comments(0)

2022年08月13日

ともかく食い倒れ(24)

 今回はアルコール系を。



アルメニアの10年物カニャーク、АХТАМАР。フランス人がいくらコニャックはうちの独占だ!と騒ごうともソ連時代にカニャークはカニャークだ。と突っぱねたので今もカニャークとして売られているのだ。一時店頭から消えたがどうやらアルメニアも持ち直し、10年ちょっと前からスーパーの鍵の濃かるウィンドーで売られ始めている。  

Posted by Yakov at 21:28Comments(0)

2022年08月12日

ソ連襟章雑記(18)

 またさらっと古めのものを。



1943年式コート襟章は戦前のギムナスチョルカ襟章とよく似ている(但し幅が狭い)ので映画や劇場でさらっと代用にされることも多い。コート用襟章にボタンが付くのはまあ帝政からの伝統そのままだが(帝政でも兵はボタンが付かない)。
右は40年代当時もので砲兵用、パイピングが非常に細かいのがわかる。左の方は1967年の革命記念パレード用に作られた砲兵野戦用らしく、どうにももっさりした作りになっている。技術の伝承は難しいようで。  

Posted by Yakov at 21:15Comments(0)