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Yakov

2010年03月31日

イベント要員(2)

 しばらくカリカリしながら険のある記事を書いていた間にどうやら10万hitを迎えることが出来たようで、ご来訪の皆様には心から感謝いたします。まあ例によって「お礼」になるようなネタも今のところないわけですが。
・・・で、今回の記事も地味~な内容で。



これは要員バッジではないと思うが、以前にも何回か紹介した大阪万博EXPO70ネタ。筆者はじじいなので覚えているが(当時はガキだった)事前のガイドブックを熟読しすぎて「地味そうな」ソ連館をスルーしたのが今思うと一生の不覚であった。レーニン生誕100周年ということで赤旗を象った派手なパビリオンの、「横」は通ったのだが。下のバッジは日本のボロ市で購入した。スタッフが来場者にバッジをあげたり交換したり・・・というのは東欧のイベントにはつきものだ。



上のバッジは労働安全展示会(84年)のコンサルタントバッジ。現在でもВВЦ(ВДНХ)でよく開かれている展示会だ。その下はМИНМАШ(69年展示会)の出展者バッジ。現在も同名の技術研究所(民営化されて企業体になった)があるが、基本的に軍需関係の機関で何度か国防省への移管、独立を繰り返していた。

(3)はスポーツ系を中心に。
  

Posted by Yakov at 17:59Comments(2)

2010年03月30日

悲しき末期型(1)

 はて、「奴ら」を「解放軍」とか呼んでいるシンパの方々は(昨日お願いした通りに)もうこのブログに来なくなってくれたのだろうか。出来ればもう二度と筆者との接点を持たないでいただけると嬉しい。
ま、いつまでも奴らを呪い続けていても仕方ないので今日はもう通常更新。5月にはおのれも地下鉄の露と消える身かも知れず、さりとて日々の生活は続くのである。

ソ連最後期には、職能章の類にとんでもない代物が増えてきた。パーツ不足のための現場裁量なのか適当なバッジ専門工場(あるいは当時はやりの「協同組合」)に発注したら勝手に適当なものをよこしたのか、はたまた(私が知らないだけで)超簡易型の生産を許可する指令書があったのか・・・。因果関係の解明は(ロシアの趣味フォーラムで)マニア諸氏の研究を待つことにして(<他力本願)時々こういうキワモノも紹介してみたい。



「当番バッジ」の項でも紹介したのだが50年代半ばからピンバック式特技章の類といえばこのような真鍮製金具つきが普通であった。記章本体が真鍮(及び類似合金)の時はやや異なる形状の金具をロウ付けしたものもあったのだが、本体がたとえアルミであろうとリベットで付けられるこのタイプは非常に息長く使用されていた。





末期型の陸軍将校特技章、空軍パイロット特技章、航法士スナイパー章、歩兵特技章。初期の七宝入り合金製とは異なり、表から見ても金メッキアルミ製+ペイント(焼付け塗装ですらない)と充分に悲しい出来だが裏はもうなんというか・・・。
以前紹介したドサーフ用ならともかく、軍用でこの出来なのには(はじめて見たとき)心底悲しかったのを覚えている。











  

Posted by Yakov at 17:39Comments(8)

2010年03月29日

・・・。

友人宅の最寄り駅で自爆テロ・・・。本人の生活パターンからして巻き込まれた可能性は低いがまだ詳細は不明。
コン畜生!「分離主義者」シンパはもうこのブログを見に来なくていい。いや、来るな。  

Posted by Yakov at 17:27Comments(3)

2010年03月29日

続・森林警備官(3)

 本日Victoryショーにご参加の皆様お疲れ様でした。
・・・正確には終了後の痛飲のため、またも簡略更新にて失礼。
こういうときには「今日のコスプレ」で軽く流すのが便利なのだ。





自然保護監査官のバッジをつけた警備官制服(上級中尉相当官、管理部門の専用帽章がついている)。50年代後半~91年まで基本的には同じシステムが採用されていたのだが、それ以前のスターリン時代は「森林警備」は一部国防省管轄であったりしてなかなかまとまった資料がそろいにくい省庁なのだ。



とりあえず関係部局のバッジ類を。右側は木材製品生産省の優秀技術者章で正確には「類似省庁」ということになる。どちらが優位なのか俄にはわからないが(笑)。左側はおそらく森林管区の記念章だと思うが場所等はよく判らない。R58Vというのはソ連国土庁(正確な名称ではない)発行測量地図の地区名のように思われるが・・・。識者のご意見を期待するものである(<書き逃げ)。


  

Posted by Yakov at 01:13Comments(0)

2010年03月27日

PPSh付属品(2)

 またもPPShネタ。昨年4月11日にはソ連製肩掛けポーチを紹介したのだが、今回は「大戦型」ということで。



旧ブログで紹介した画像。正直その後代わり映えしないのだが、当時はあまりに簡単に紹介していたのでその補足を。上段左から二つ目の黒革ポーチ(戦前、豚革製のPPD40用)はどこかに入り込んで出て来ないのだが(苦笑)。



41年(多分開戦前)製造の典型的なタイプ。戦後50年代に量産されたもの(上の画像で左下のもの)も裁断はよく似ている。麻と綿の混紡のような素材。



PPD40用(というか兼用)2種。麻袋のような生地のものはボタン式になっているのだが戦前の星鎚鎌がない丸坊主のボタンが付いていた。ちなみに黒革製のものはプレス打ち抜きの「板状」ギボシがついていた。厚手キャンバス(右側)のバックルは打ち抜き式でかなりがっちりしているが、開戦後にはめっきり見なくなるタイプだ(在庫があるうちは使用しただろう、とも思うが)。





左は出所不明なので触れないが(多分ポーランド製)右は41年製で「短機銃手専用」の珍しいもの。
裏のストラップがП型をしているのは突撃用キャンバス製Yサスペンダーの吊り部分を2つのストラップ間に入れる(行軍時は中型背嚢のフックで吊る)ため。分隊で「短機銃手」となる兵士は3個の予備マガジンが定数であったのだ。もちろん戦争が激化するうちに定数は減り、機銃手も「単にPPShを支給された兵士」も2本ストラップの通常型マグポーチを吊ることが増えていった(個人への支給数が減るのだから当然である)。
1942年の銃マニュアルにはこの型のポーチのみ紹介されているが、最初期から2本ストラップタイプは存在したので念の為。  

Posted by Yakov at 17:53Comments(0)

2010年03月26日

PPSh付属品(1)

 PPShスリングの項で紹介漏れがあったのでついでに備品ネタ。これ系の話題は別に専門の方も多いだろうし無可動実銃の販売店シXゴレジXンXルなどでは備品も売っていると思うので(<実はよく知らないけど)まあ控えめに(笑)。



前回紹介し忘れた戦時型(41年製)をここで紹介したい。大戦初期の大混乱期、ついにベルトのバックルさえ省略して革細紐をストラップの穴に通して「縛り」固定する、というもの。ベルト本体も適当な色の素材を使い、皮も上手くなめしきれていない"ersatz"タイプである(ドイツ語のエルザッツから派生した言葉でロシア語でもそのままこう呼ぶ)。さすがにまともな製品が供給されてくると即二線装備としてしまいこまれ、ほぼ忘れ去られた状態で今なお多くが倉庫に眠り続けている。



PPSh41のマニュアルはかなりの種類が存在する。左の46年版はかなり入手しやすい部類だが(当社比)同年のPPS43用、右に見える42年版(やや大判)はかなり入手難である。画像に示していないがPPD40と併記した合本、中身の重要部が転載されたパルチザン教本その他、50年代までに少なくても6種は大量発行されているのだ。



分割式の索杖。基本的にロシアでは軍装業界とばかりかかわっているので手入れ用具とかに出会う機会はあまりない。この辺は某レXメXタルに出入りしている方のほうが詳しいと思う。



何を今更、という気もするが戦中の標準型オイル缶。揮発製と通常の機械油が入るようになっている。


・・・「紹介すると長くなる」マグポーチについては次回。

  

Posted by Yakov at 17:21Comments(0)

2010年03月25日

外国製品・おフランスざんす。

 じじい丸出しの表題にて失礼。ミリショーが近いので本日も一発ネタである。あまりにも簡単で申し訳ないが。



第一次戦タイプの鉄線バサミは以前紹介したと思うがこれはいかにも規格違いである。



実は・・・・。1919年、フランスプジョー社製の「ブランド品」なのだ。帝政ロシアが西部戦線(要はフランス)に送った部隊が帰還したのは2月革命よりかなり後・・・といってもさすがに19年では遅すぎる。
戦間期に多少フランスとの貿易はあったとはいえわざわざ外貨を使って輸入するようなものでもなし。
干渉軍としてロシア領に侵入したフランス軍の落し物か、はたまた40年戦役でナチスドイツがフランスから接収した品を東部戦線に置いてったか・・・。その辺が妥当なところと思うのだが、一応「軍用品」ということでこのブログでも紹介しておく。  

Posted by Yakov at 16:50Comments(0)

2010年03月24日

帝政期勲章リボン。

 今回もほぼ一発ネタである。帝政ロシア勲章の佩用は等級によって異なる幅のリボンを使用し、上級から順に肩掛け、首、胸・・・と位置が変わっていくのだが、聖アンと聖ゲオルギー勲章の武器用リボンというのが結構難易度の高いものなのだ。そういうものをこの間ようやく入手することが出来たためここに(浮かれて)紹介する次第。・・・おそらくこの喜びには(ニッチ過ぎて)共感していただけないと思うが。



結局一番幅の狭い(18ミリ)のアン及びゲオルギーリボンが主題なのだ。肩掛け式の幅11cmスタニスラフ勲章一級リボンや4.5cm幅の聖アン2級リボン、ゲオルギー3級リボンがないので代用に使っている親衛艦隊ペンネントなどが見えるがこれらの幅をいちいち列記していても煩雑なので、申し訳ないが
http://www.rusorden.ru/?nr=ri&nt=intro_1
の各勲章の項を参考にしていただきたい。(それぞれ微妙に幅が違うので)筆者もソラでは覚えていられないもので・・・。



なぜ筆者がこの幅のリボンを切望していたかというと・・・あまりに実物が入手困難なため(いや、正確には500$支払うのが惜しいだけなのだが)以前コスプレ用のなんちゃって刀飾緒を自作していたからなのだ。
代用に「戦勝記念日に街で売られていた記念リボン」をつけてはみたが、幅が広すぎて交換しようと思ったのが購入の動機だったのだが・・・いざ手に入ってみると実物リボンをつぶすのは憚られる。
ううう、結局今度は「リボンの欠損した実物刀緒」を探す日々が始まるような気がする(涙)。
  

Posted by Yakov at 17:50Comments(2)

2010年03月23日

天然資源開発(2)

 また地味にバッジネタだが、その前に博物館で見かけたネタから。


фото:политехнический музеи

2008年、モスクワ科学総合博物館のシベリア資源開発特別展で撮影した資源探査船制服。おそらく開発局の船舶総局長辺りが特別に作らせた服だと思う(船長にしては階級があまりに高すぎる)。民間商船、河川艦隊、漁業庁、各水域水産製品生産局とそれぞれ独自の制服を持っているのは知っていたがこんなものの存在はさすがに知らなかった。ここ以外ではまず見ることのない服だが。



左は何かと話題の「ガスプロム」が民営化される前、ガス生産省だったころの「優秀発明者」章。資源開発以外にも関連機械、設備等の改良・発明者にも授与されたと思われる。
右は各種スポンサー、町のガソリンスタンドでお馴染みのルクオイルバッジ。ルクオイル慈善基金のもので、ここまで巨大企業になるとそれなりの社会貢献が要求される、ということだろう。



以前の炭坑救難隊とも被るのだが、炭坑関係も。上段左は石炭生産省の栄誉マスター。特に職種が記されていないのでよく判らないのだが「採掘担当」(шахтер)に限定されてはいないのかもしれない。
上段中は同じく石炭生産省の機械担当マスター。右は栄誉機械担当者認定の200万トン生産バッジ。
下はほぼ一年前にも取り上げた地下救難隊のバッジである。



  

Posted by Yakov at 17:40Comments(0)

2010年03月22日

続・近隣国(10)

 本日は来客にて以下略。今回は物々交換で入手したタイプライターで。





ハンガリー製hermes社のタイプライター。卓上型で結構大型だ。簡易携帯型と違い微妙な調整タブもきちんとついている。その分重いが(笑)。消耗品(インクリボン)はソ連製の物が使えるので助かる。



・・・蓋を開けてみたら日本総代理店の名刺が。ちゃんとした正規輸入品とは思っていなかったのでちょっと驚いた。なるほど清掃用具などの備品がきちんと揃っている。どこぞの対ソ貿易商社あたりの放出品なのだろうか。



ついでに手持ちの日本製ブラザーの携帯用も紹介しておこう(まあ日本もロシアの近隣国なのは間違いないし)。神戸の骨董品屋で安く買ったのだが(土地柄から見て)商社流れの品なのか?とも思うが詳細来歴は不明。  

Posted by Yakov at 19:17Comments(0)

2010年03月21日

イベント要員(1)

 またまた新しい項目を立ててみた。一昔前まで、「ロシア語通訳の仕事場といえば機械系・資源系の見本市」という時代が長く続いたわけだが、そういう「技術大国ソ連」をしのばせるバッジを中心に、時々スポーツ系などもまじえつつ紹介していきたい。



左上は国際森林材木機器展示会の通訳バッジ。エコマーク風水滴(資源保護系に多いデザイン)の中に年輪と回転ノコギリをあしらったなかなかソ連らしいデザインだ。
右上は正直何の展示会かよく判らないが(心電図ともオシロスコープの波形にも見える)の出展者バッジ。モスクワ1969の文字が見える。
下は1978年の国際食品関連機器展示会(инпродторгмаш78)の通訳バッジ。この展示会についてyandex検索すると当時の記念マッチラベル画像が大量に出てくるのでお試しあれ。ソ連マニアならかなり楽しめると思う。



上はモスクワ1977、化学系見本市の通訳章。中は76年の軽工業機器国際展示会(繊維・紡績系)の通訳章。一番下は・・・レーニンのシルエットが入っているが、何のコンサルタントなのだろうか。革命コンサルタント?(<適当)


  

Posted by Yakov at 17:42Comments(2)

2010年03月20日

情操玩具(12)

 久々の玩具ネタ。もの自体は以前に紹介したものの材質違いのようだが・・・。







グレー系のプラで成型された海軍歩兵フィギュア(?)。tin toyのような金属製の物を以前紹介したが、陸軍用と海軍用で似たようなシリーズが息長く製造されている。色は前の持ち主が塗ったような気がするが、ともかく銃器関係が微妙で面白い。服装は戦中のままのようだがRPG2,SKS,AK47,RPDと50年代装備が揃い踏みである(多分製造は70年代以後だと思うのだが)。
そういえばこの手の玩具で対抗側の人形(ドイツ兵とか米兵とか)を見たことがないのだが、陸軍と海軍で「対抗訓練」ごっこでもしたのだろうか?

・・・ろくに資料的価値のない文章だがこれにて失礼。  
タグ :玩具50年代

Posted by Yakov at 16:45Comments(0)

2010年03月19日

医療・衛生(8)

 筆者の中心テーマなのでどこまでいっても果てのないこのシリーズ。救急キットの中身とかも時々触れてみたい。







以前旧ブログに小さな画像を載せたのだが36x17x8cmの大型煮沸ケースに入った大型外科手術キット。70年代の製品でディスポーザル全盛の現代からみるとメスや注射針ケースなどは骨董品レベル・・・となってしまっているが、外科の器具自体は大して進歩も退化もするわけもなく。



民生用(軍用も同規格だが)の注射器2種。ピストンがガラス製のものは日本でも80年代まで普通に見かけたが、金属製ピストンのものはさすがに(日本なら)せいぜい60年代初めくらいのイメージである。

ま、面白いのでこういうものを筆者はつい買ってしまうのだが、1995年にウラジオから帰国した際(ロシア便就航間もない)富山空港で(若造の)税関吏にものすごく念入りかつ陰険に調べられたのも今ではいい思い出である(嘘)。
注射器を持っていたから麻薬密輸犯とでも思ったのだろうが、道具まで現地で買ってくる馬鹿ヤク中がどこにいる・・・とは思わなかったのだろうか。いいから麻薬のことは犬に聞け、犬に。



  

Posted by Yakov at 17:27Comments(0)

2010年03月18日

友の会(7)

 本日も淡々と更新。





右のメダルは以前紹介したもの。左のメダルとのサイズ比較のために並べてみたが、左側は直径10cmを越える規格外のメダルだ。「第3回全軍旅行者集会」がちょうどソ連邦60周年の年に当たったため各共和国の国章をあしらった特別版を作製した、ということだろう。もともとソ連のメダルは大きいのだがさすがにこのサイズのものはめったに見ない。



ついでに旅行関係のものを。左上は有名なピオニールキャンプ「アルテーク」のバッジ。この辺はいつも別の項目で紹介するのだが。左下はアクチャブリアータと呼ばれるピオニールよりさらに下級生対象の少年組織用キャンペーンバッジだ。
右の二つはソ連少年旅行クラブのバッジで、初期の七宝製、後期のアルミ製を並べてみた。マニアの悲しさ、無数にアルヴァリエーションをついつい集めてしまうのだ。  

Posted by Yakov at 16:59Comments(0)

2010年03月17日

広報(2)

 民警ネタで閲覧数がにわかに跳ね上がったが、またあっさりバッジネタに戻るのである。
このネタは(1)から一年近く間が開いてしまったが・・・。



左の二つはソ連共産党機関紙「プラウダ」のバッジだが、上は「もっとも普及した新聞」と煽り文句が書いてあるので何かのキャンペーン期間に頒布されたものだろう。その下は5月5日「出版の日」のキャンペーンバッジだ。
右は雑誌「ソヴィエト労組」のもの。



左は「ソヴィエツカヤ・ロシア」、右上は「モスクワ・ニュース」、右下は「新時代」のもの。ソ連時代に神保町の輸入洋書店(ナウカと日ソ図書しかなかったけど)に出入りした者には非常に懐かしい名前である。



  

Posted by Yakov at 18:10Comments(0)

2010年03月16日

民警の腰周り。

 女性警官の話ではないのであしからず(笑)。バッジのネタばかりだと飽きるので気軽な一発ネタを。
確か旧ブログではパーツをバラバラに紹介しただけだと思う。



知人の騎馬警官から(買ったのではなく文字通り)もらった現用装備2種。本人は(当時)騎馬警官だったが装備自体は普通のパトロール装備である。明らかに上下逆についていたりするのでその辺割り引いて見て欲しいが、ПМ(マカロフ)ホルスター、マガジンポーチ(本体に付属していない場合)、手錠ケース、手錠用ランヤードケース(小型の革ポケットを下向きにつける)、催涙ガス(チェレムーハ)スプレーケース、携帯無線(モトローラが標準)ポーチ、警棒ホルダーが並んでいる。
現在の民警装備は黒革がデフォルトなのだが、ソ連式の茶革装備を愛好する人間も多いようでPXでは茶革製現用装備も大量に売られているのだ。



旧ブログでも紹介したと思うがゴム警棒とトンファー型ゴム警棒の画像も載せておく。パトロール警官はトンファー型を身に付ける場合が多いのだが施設警備、群集整理の連中はストレート警棒を所持する例が主流である。画像のものは中型だが、さらにふた回り大きい「暴動鎮圧」系の警棒も普通に見かける。
  
タグ :装備民警

Posted by Yakov at 17:09Comments(2)

2010年03月15日

品質・生産管理(1)

 現代ロシアで日用品(食品も含む)を買われた方ならパッケージに描かれたロシア工業標準準拠品マークをご存知だと思う。Ст(標準)を図案化したマイクロメーターのようなデザインにロシアの頭文字рを入れ込んだアレである(筆者などはソ連時代のマークの方が親しみがあるのだが)。日本でいうJISマークのようなもので(衣服のタグに押してあるОТКマーク同様)ソ連・ロシアコレクターにはお馴染みなのだ。



1968年創立のВсесоюзный институт повышения квалификации руководящих и инженерно-технических работников в области стандартизации, качества продукции и метрологии卒業バッジ。ご覧の通り気が遠くなるほど長い名称なのだがとりあえず全ソ標準化・度量衡大学と大幅に端折って紹介しておこうと思う(在学生でもすらすらとは口に出来ないのではなかろうか)。描かれているシンボルマークがソ連時代の工業標準マークだ。



左端が技術標準化労働貢献バッジ。かなり安っぽい大量生産型バッジなのだが、支給対象がそんなに多かったのだろうか?
中央は国家技術管理本部のモスクワ州(郡部)5周年メダル。技術管理機関はプーチン時代から組織改革が進んで(専門の制服まで制定されている)、ソ連末期からロシア初期の技術低下や設備老朽化に対応すべく活発に動いているようだ。
右端はこの項で紹介すべきか微妙なのだが、ソ連石炭生産省の労働安全管理官のバッジである。労働環境保全部門のバッジも結構多岐に渡るので時々この項でも触れていこうと思う。
  

Posted by Yakov at 18:09Comments(0)

2010年03月14日

天然資源開発(1)

 またアバウトな表題にしてしまった。ジャンル的に大河連載化する予感・・・。



栄誉石油資源探索員の記章。造幣局発行のこのバッジからも伺えるように、(栄誉炭鉱夫同様)「栄誉」という名は幾多の類語の中でも段違いに重要な称号なのだ。



左はソ連石油・ガス設備建設省の栄誉労働者章。これまた造幣局で作られた高級なもの。
右はソ連邦優等石油採掘生産者バッジ。


  

Posted by Yakov at 17:36Comments(0)

2010年03月13日

国防省諸機関(ソ連編)。

 本日某イベントの方はとりあえずスルーで淡々と更新(苦笑)。
表題がまたも不明瞭なのだが国防省所轄の各種ブランチの記章などを。
現代ロシアの資料を漁っているとよく目にする、軍建設局とか財政部とかの類である。シンボルマーク入りの専用記章が山ほどあるロシアと違い、ソ連時代のバッジは記念章を別にすると(ロシアほどは)多くない。



左上はソ連軍映画スタジオ30周年バッジ。「戦争と平和」やら「ヨーロッパの解放」などで映画会社に協力したり独自の記録・啓蒙映画を作ったりとその「成果」のほうは筆者も常々感謝しているところである。ありがたやありがたや。
右上は軍の狩猟協会でこれは相互親睦団体・・・といいながらもかなりきっちりした組織である。ま、(敵以外を撃てる)銃を所持できるのだから当然だが。旧ブログで以前戦前の身分証を紹介したこともあった。
左下は国防省の車両基地50周年。高官の送迎からЛЮДИ(人)とだけ表示したただの人員輸送トラックまで総合管理している部門なのだ。
右下は軍事法廷50周年。あんまりお世話にはなりたくないところである。



左は軍事教育施設のバッジ。図案からして外国留学生やら訪問使節やらに配布するものかもしれない。右は国防省でなく内務省だが・・・音楽フェスティバルの記念バッジだ。

  

Posted by Yakov at 22:40Comments(0)

2010年03月12日

その他の公務員・国税庁

 3月のタイムリーな時期に税金ネタだが他意はない。
明日経堂で「第9中隊」のビデオ上映会があるのだが、それ系のネタが出てこないので今回は地味に。
昨年春、将官用制帽が大量に入った中に混じっていた(笑)税金徴集局・・・国税庁(税金警察とは別組織)の制帽でも。



上が今回入った制帽で2000~2002年の将官クラスの帽章がついている。



クラウンの帽章がこの6~7年探していた貴重なものなのだが、感動しているのはおそらく筆者だけなので先に進もう。バンドの将官用刺繍の中心にあるのは民警用によく似た(ただしフチが銀色)帽章なのだが2000年の規定では後述の2色タイプが定められている・・・。また宿題が増えた気がして仕方ない。



参考までに以前手に入れた高~中級勤務員の制帽。帽体には先の写真と同じものがつくのがデフォルトだが、2000年規定以前は銀の鷲章(手前)が使用されていた。右側の2色帽章が規定に記載されている将官用帽章である。
  

Posted by Yakov at 17:27Comments(0)