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Yakov

2022年09月30日

紙もの・招待状

 某国で悪名高い人物のアレとは無関係だが、思い出したのでこのネタを。



ソ連80年代の結婚招待状。市販のカードではあるが、大小の指輪の意匠でわかるように結婚披露に特化されたものだ。大量にもらった葉書類に混じっていたのだが、当然ながらこの二人のいずれとも知り合いではない。



1987年、日時が書いてあるが基本ユジン代表を連れてЗАГСという登録所で結婚登録を行い、その後車に分乗して市内名所を巡り(モスクワの場合雀が丘が定番)無名戦士の墓に献花してからささやかな宴、というのが定番であった。  

Posted by Yakov at 20:42Comments(0)

2022年09月28日

袖章徒然(2)

 この辺は旧ブログで小さな画像だけ載せてたりしたが、ちょっと再録っぽく。



1919年に赤軍独自の記章、階級章が制定されたわけだが(それ以前は赤く腕章や帝政帽章を赤く塗ったり赤布で巻く帽子や胸にに赤いリボン、程度であった)その時の階級章は赤星+記号化された階級、であった。三角形(1-3個)が下士官、正方形(1-4個)が尉官佐官、ダイヤモンド(1-4個)が将官レベル(最高指揮官は金の三角形)という感じで赤い布で作られた場合が多いが、これはコイル刺繍で作られた「旅団指揮官」Комдивのもの。ベースの色は歩兵科のラズベリーなのだろうが、これまた特に規定のないまま1924年まで使われ続けた。映画会社などで大量に複製が作られた結果、今となってはレプリカか実物か識別不能になっているジャンルである。  

Posted by Yakov at 21:28Comments(0)

2022年09月27日

ソ連襟章雑記(30)

 キリがないといえばないのだがちょっとバリエーションで。



35年式将校襟章。上が歩兵高級将校用、下が航空隊将校用となる。高級将校用の金コイル刺繍による縁取りは特に規定はなく、大体大佐以上で予算の余裕がある人用、ということになる。1940年以降将官に(元帥用はそれ以前からあるが)ダイヤモンド型襟章ベースが導入されるとそれはほぼコイル刺繍のみになるが。  

Posted by Yakov at 21:03Comments(0)

2022年09月27日

袖章徒然(1)

 日曜日のビクトリーショーご来場の皆様お疲れ様でした。新しい項目を立てて、ちょっと古めの袖章シリーズでも。





1935年導入の政治将校、補佐官用星章(両袖下部に着用)。陸軍、内務人民委員部保安職員、国境警備隊用で民警や海軍は別規格となる。
これはレプリカのはずだが90年代に流通していた実物未使用とうり二つで、気を抜いているとどちらかわからなくなる。
1941年の野戦記章導入時に野戦用記章(赤部分がカーキ)も制定されたがあまり実写真は出回っていない(そもそも白黒写真なので区別しにくいのもある)。ただ、赤い部分が虫に食われていた実物記章を面白半分に服に縫い付けてみたことはある。
  

Posted by Yakov at 00:33Comments(0)

2022年09月24日

ソ連襟章雑記(29)

 明日、浜松町の産業貿易会館で行われるミリタリーショー『ビクトリーショー』4階に出店する予定の」「スターリングラード」だが、実はまだ準備が終わっていない。まあいつものことだが。夜間バタバタするので今のいち更新しておきたい。



1935年式の歩兵科曹長襟章。40年式になると中心にライン、金の金属章が上部につく、パイピングに沿って黄色い縁取り、とやたら派手になるわけだが、政治指導員助手(ザムポリート)はこのシステムのまま43年まで続く。
ちなみのこのレプリカはパイピングがプリボールノエ・スクノと呼ばれるウールでなく伸縮性のある生地で出来ていて楽そうである。

   

Posted by Yakov at 17:41Comments(0)

2022年09月23日

帝政レプリカ(112)

 映画会社の奴だが。



帝政ロシア海軍水兵帽のペンネント。親衛艦隊は幅広ゲオルギーリボンに金文字が入るわけだが、40年代からソ連海軍でも親衛艦とゲオルギーペンネントが復活したため惜しげもなくレプリカが作れるのである。これは「親衛艦乗員」の文字入り。



裏側にも文字(映画会社使いまわし故)。これは艦名になっている聖人イアン・ズラトウストなのだが、現代の表記と帝政表記がマタク違うので検索時にあせった。  

Posted by Yakov at 20:45Comments(0)

2022年09月22日

ソ連襟章雑記(28)

 思い出したように。



当時ものっぽい歩兵科将校(上)とレプリカっぽい戦車兵用(下)。下は規定より幅が狭い。



裏面。綿地が多いが時々水玉模様があったり訛り者も結構ある。

  
タグ :戦間期

Posted by Yakov at 22:12Comments(0)

2022年09月21日

デンビルの逆襲(28)

 デンビルネタではアレなパーツネタだが。



海軍略帽の帽章こそデンビル関係なく曲げまくられるが(帽子に合わせる以上やむを得ない)襟章エンブレムまで曲げるとは…もちろんデンビルである。そもそも曲げる理由ゼロなわけで。ちなみに7-80年代の化学防護部隊のエンブレムであった。
  

Posted by Yakov at 21:47Comments(0)

2022年09月20日

喫煙具(30)

 以前小さい画像で紹介したものを。



ソ連時代の「ヘルツェゴビナの花畑」ブランドパピロス(紙の吸い口付巻煙草)の80年代版。戦前からの伝統でスターリンはこれをほぐしてパイプにつめていた。



1981年規格、ヤヴァ工場製パピロス1級25本入りである。側面にびっしりヤヴァヤヴァヤヴァと書いてあるのを見てややゲシュタルト崩壊。  

Posted by Yakov at 22:55Comments(0)

2022年09月20日

非常事態省(11)

 6年ぶりのこの項目である。



非常事態省の救援センターのパッチ(右腕用の所属記章)。南部管区の犬訓練施設だが、馬の調教施設を兼ねているのが何とも、
共用設備としても獣医部門くらいしかかぶってない気がするのだが。  

Posted by Yakov at 00:01Comments(0)

2022年09月18日

士官候補生雑記(7)

 今回はスぺツシュコーラで。



技術兵科の軍技術特別学校のものだろうか。軍特別学校は一般学校上級者に軍事教育を施すもので、1937年辺りから適宜設立されてきた。
1943年には幅の狭い特殊な肩章が使われてきたが制服は通常候補制服に似た制服(ブーツを使用しない着こなしも多い)が制定されていた。
入学年齢の問題で区別されるが、戦後これくらいの時期になるとスヴォーロフ幼年学校のような黒い制服で肩章の表記だけが違う、ような調子になっていく。  

Posted by Yakov at 22:51Comments(0)

2022年09月17日

ソ連j肩章雑記(27)

 ちょっとまた。



1940年式歩兵科大尉ギムナスチョルカの襟章部分。襟章ベースはレプリカ縫製ではあるのだが、マニア仲間が当時ものの絹地縁リボンを入手したツイで似たもんだものである、幅はやや広いが縁で挟み込む縫製方式は取らず上にかぶせてある。おかげさまで服に縫い付けやすい。  

Posted by Yakov at 21:19Comments(0)

2022年09月16日

士官候補生雑記(7)

 また5-60年代で。



1955年式から(43年からして配色は同じだが)同一だがおそらく1959年式の医療士官学校肩章。医療系はソ連の戦時システムでは(特に海軍)一般医学部の医官と軍事医学課程で記章が区別されてきたわけだが、59年以降は基本的に軍医療兵科の候補生(または一般医学部軍事課程)の記章を着用する、という理解でよいと思われる。兵下士官では廃止されたパイピングも候補生においては69年までは残されることになる。  

Posted by Yakov at 20:42Comments(0)

2022年09月15日

喫煙具(29)

 ちょっとまたソ連タバコで。



「黄金の羊毛」香料入りシガレット。筆者は1988年の正月にレニングラードのショップで出会った(これは後年購入したものだが)わけだが、ギリシャ神話ネタの財宝「黄金の毛皮」が品名でイラストがアルゴノーツ号という日本人には説明しにくいことこの上なし。
香料は黄色いプラムやアプリコットの甘い香り…とネットで調べたが、そんな香りはとっくに飛んでいるのであった。ああ30年。

  

Posted by Yakov at 23:08Comments(0)

2022年09月14日

士官候補生雑記(6)

 スヴォーロベッツ、幼年学校は前から紹介してるからいまさらだが。



70年くらいの幼年学校肩章。ギリギリパイピングといえる感じだが、後年はただ生地を重ねているレベルになり果てる。
ステンシル文字時代は各学校名が先頭に来る場合が多かったがこの時期は量産タイプが多い。
中等学校で士官学校の課程を修めるこのシステムは戦災孤児救済からはじまったわけだが、帝政期のカデットのイメージも引き継いでいて、世後も現ロシアでも伝統として根付いている。  

Posted by Yakov at 22:57Comments(0)

2022年09月13日

喫煙具(28)

 久しぶりのパッケージ。



両切りフィルターなしのパリョート。安価なソ連時代の大衆向けである。



チェクカスク工場製、ウクライナタバコ製造局の製品。分類上は2級で結構上の方である。
  

Posted by Yakov at 21:20Comments(0)

2022年09月12日

儀仗補遺

 さらっと肩章ネタ。



1971年式の特別儀仗兵(栄誉儀仗中隊)肩章。肩の金属CA章は後年の追加だが、刺繍バージョンの制定がいつか今いち判然としない。部隊谷の儀仗兵が金属、とか俗説はあるのだが。  

Posted by Yakov at 21:55Comments(0)

2022年09月11日

士官候補生雑記(5)

 また肩章で。



移行期というか1994年式。Kの文字がプリントされているパターン。金属パーツのK、さらに階級用シェブロンが打ちこまれることになる。  

Posted by Yakov at 23:19Comments(0)

2022年09月10日

手作りチェブラーシュカ(2)

 もっぱらソ連時代の変な製品を中心に紹介してきたが、こりゃ手作りだろうなあ、というこれを。



パット見フリース生地かと思ったが、触った感じは起毛系ウールっぽいのでソ連時代の生地かもしれない。きわめて単純なドールアイ以外は丁寧に縫製された上ものである。眉毛が薄いと思ったら脱落していて貼りつけたボンドのシミが残ってるだけだった。しかし指を左右三本の紐を縫い込んで爪にするアイデアは実に良い。紐に腰がないので宇宙人の触手みたいではあるが。  

Posted by Yakov at 23:46Comments(0)

2022年09月09日

士官候補生雑記(4)

 新生ロシア移行期で。



新生ロシア連邦軍の肩章幅は狭くなったが両脇の黄色線サイズは変わらず、空白部分が狭くなったためKの文字が小さくなったわけだが、基本的に准尉用のような織の常勤肩章に黄色い織り目が付くスタイルになった(上)。
それが97年以降と思うが両端の線の幅が狭くなり、下のようにカーキ供生地肩章に金線を縫い付けたものも出てくるようになった(おそらく試作)。
でまた(5)に続く。  

Posted by Yakov at 22:46Comments(0)