QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 10人
プロフィール
Yakov

2009年06月30日

懐かし生活用品(3)飲料

 今回のネタは「懐かしい」というにはかなーり同意を得にくい気もするが、ソ連時代・瓶入り飲料のラベルを取り上げたい。
現代ロシアでは(酒類はともかく)街で見かけるソフトドリンクの大半がPETボトル入りとなって久しいのだが、今でも探せば何とか500mlガラス瓶入り飲料水(デュショス(梨味飲料)やレモネードくらいなら)見つけることは出来るだろう。
それでもスーパーの棚からはだんだん駆逐されてきたようで、いずれはアゼルバイジャン製品を探す他なくなってしまうかもしれない。現に(ソ連時代にあれほど氾濫していた)330ml瓶はほとんどアンティークの域に入ってしまったのだ。
これはもちろんソ連の資源回収が(クーポンではなく)キャッシュバック式だったおかげで、ガラス瓶は何日も放置されてなどおらず、(現代でも)なんだかんだで回収されてしまうためであった。今回紹介するラベルにも「容器代除きXXカペイカ」とか「内容XXカペイカ容器XXカペイカ」とか明記してあったりする。



全部は説明しないことはお許しいただくとして・・・。古いマニアなら「ソ連といえばペプシコーラ」で判っていただけると思う。70年代(<うろ覚え)ペプシコがアメリカ市場でソ連ウォッカの独占販売権を得た引き換えにソ連市場を独占させてもらったのがその理由で、ソ連国内で唯一飲めるコーラのメーカーがペプシだったのだ(コカコーラはソ連最末期にようやく輸入された)。
ラベルには「冷やして飲もう」と書いてあったりするが、それでもソ連のレストランや公式イベントではぬるくて気の抜けた(初めに全部開栓してしまうからである)ペプシとボルジョミ水(画像左下)・・・というのが定番であったのだ。残念ながら画像のボルジョミ水ラベルはソ連解体後の製品だが・・・(ってどうでもいいスか・・・)。



右上のFESTAはどこか外国製品のパテント品だろうか(フェスティバルにちなんだ名前・・・とわざわざラベルに書いてある)。58年の世界青年友好祭のようなマークが書いてあるので社会主義圏のものだとは思うが。初めの画像のSerinoのようによく知らないパテント品が結構あるのでややこしい。
ウォッカ・モスコフスカヤや熊印(?)クワスのような純粋ロシア産のほうがやはり趣きがあってよい。
上から2列目左、瓶の首に貼るラベルがデュショスのラベルだが、初めの画像の梨飲料はこれとは別物である。この画像にはコカコーラとファンタが写っているがこれらも80年代最後期の生産品だ。



デュショスのほか、タルフーン(原色緑色をした炭酸飲料)、ブラチノ(レモネードの一種)、ここにはないがバイカル(コーラの色をした薬草飲料)は今尚ロシアで生き残っている定番銘柄である。野苺系飲料「モルス」に炭酸を加えたような天然飲料もそうだが、ファンタやミリンダ、シュウェップスに負けずにこれからも残っていて欲しいものである。

・・・今回はほとんど「中身」の話に終始してしまったが、そもそも文章では味が説明できるわけもなく・・・いやはやまことに申し訳ない。





  

Posted by Yakov at 18:05Comments(0)

2009年06月29日

懐かし生活用品(2)五輪ネタ

 今回もモスクワ五輪のネタで。





まずはあまり脈絡のない便乗商品、ラジオから。「オリンピック中継をこれで聞こう!」ということなのだろうか。そういえば日本でも「オリンピックをプラズマで!」とか「(大阪)万博をカラーで!」(<古すぎ)とかやっていたものだ。
トランジスタラジオとしてはそこそこ有名なNEYWA(НЕИВА)商標だが、チューニングの表示部分がモスクワ五輪マーク(でくるくる回る)というのは国家スポーツ委員会的にはよいのだろうか?

電源は国際規格の9V角型電池なので実に助かる。もっとも日本では周波数の関係で(2バンドのうち)中波しか入らないのだが。



観光地で適当なバッジをつけられ、耳なし芳一状態で売られていた1980年カレンダー。
確か旧ブログで「アエロフロートのテーブル敷きか?」と適当なことを書いてしまったが、どうやら元はこのような豪華カレンダーであったことが判明した。

バッジは某バザーで売り飛ばすことにして(<おい)本体は大事に保管しようと思うがプチプチ開いたピン穴がなんとも痛々しい限りである。

・・・バッチとかはまたいつか回を改めて。  

Posted by Yakov at 18:11Comments(0)

2009年06月28日

続・時計

 旧ブログでさんざん取り上げた腕時計だが、次回モスクワ五輪ネタの前哨として・・・。スペックの解説とかは大胆に省略するのであしからず。



7~80年代の手巻き式SLAVAだが、日付表示窓あたりのデザイン処理がなかなか凝っている。耐衝撃バージョンだが、過信は禁物である(笑)。



同じ頃の手巻きSLAVA(通常型)。ロシア語の曜日表示が人目を引くので(笑)どうしても国内向け製品ばかり買ってきてしまう。



自動巻きで防水・耐衝撃の高級版SLAVA。メーカー表記がラテン文字で輸出を視野に置いた製品と思うが、曜日表記は相変わらずロシア語である。
ただし非ロシア語使用者向けに1~7の「仮名」を振ってあるのが面白い。5=金曜なので一週間が通常のロシアカレンダー同様、月曜から始まるシステムで書いてあるのがわかる(日曜からではないのだ)。



この手巻きVOSTOKはかなりシンプルなデザインだが・・・。



文字盤をよく見ると陸上競技場のトラックと松明が浮き彫りになった・・・オリンピック記念ヴァージョンなのである。何故かモスクワ五輪のマークは入っていないが(推定される製造年代からして)多分1980年のものだと思う。

次回はモスクワ五輪ネタを少々。
  

Posted by Yakov at 18:02Comments(0)

2009年06月27日

懐かし生活用品(1)

 その場の思いつきで表題を決めるのはよくないのだが・・・。でもまあこれで大体のネタはまとめられそうである。



以前紹介した買い物袋・アボーシカの初期型(笑)。以前の化繊比率が高いものを友人に見せたら「化繊だねえ~・・・」と言外にダメ出しされてしまったのだが、これは純綿製のもの。アルブース(スイカ)くらいなら軽く収納できそうな優れものである。
撮影時にはとりあえず「簡易包帯パック」を詰め込んでみた。余談だが、7~80年代の軍人服装規定に「軍服着用時、網の買い物袋は禁止する」と書いてあって笑った。便利なのに・・・(<論点ずれてる)。



ソ連時代の小銭入れ。1~20カペイカコインが5枚くらいずつ収まるのだが、現行のコインも何とか収まるため今でも結構重宝する。
ちなみに旧1カペイカ>新1カペイカ、旧2カペイキ>新5カペエク、旧10カペエク>新10カペエク、旧15カペエク>新50カペエク、旧20カペエク>新2ルブリャ(ややサイズ違いで1枚しか入らない)、旧3カペイキ>新1ルーブリ、旧5カペエク>新5ルブリェイ。(語尾変化が面倒なのでいつもは全部カペイカ、ルーブル表記にしているのだ)

時代によってコインのサイズも異なるのかコイン部台座のプラが赤と青があるそうな(筆者は両方購入。なぜかどちらもヴィボルグ市の製品だった)。
当時の売値は1ルーブル50だったので「財布のコスト」としては充分見合うと思うが、現代(の骨董相場)では中身の価値とはあまりにもつりあわない(笑)。

ちなみにこれを知人に見せたら、初めてピオニールキャンプに行く時に親が持たせてくれた、と懐かしそうに話してくれた。

・・・横に写っているのはAKのマガジンを縛り付けるので有名な(笑)ロシア製ビニールテープ。こういうくだらないものを必死で探すのはマニアの性というべきか。  

Posted by Yakov at 17:36Comments(2)

2009年06月26日

情操玩具(7)

 しばらくハードコアな(笑)ネタが続いたので大人し目なネタで。





ソ連の自動車玩具といえばたいてい(デザインの巧拙はあれど)どの工場製でどの型番か明確な「スケールモデル的」発想で作られている。それでもたまには動かすことに特化した、というかこういう「走らせるためだけの玩具」に出会うこともあるのだ。

正直「オープンカーという記号」のようなブリキの無動力玩具だが、当時の子供達はこういうのを何台も並べて競争を楽しんだのであろう。運転者のモチーフはよく判らないが、左側はバーバ・ヤガーのように見えて仕方ない(それならどうして後部座席にコオロギがいるのだろうか?)。

普通は床または机の上で遊ぶ玩具だと思うが、もしかすると道路型の専用コースが当時発売されていたのかも知れない。
  

Posted by Yakov at 17:44Comments(0)

2009年06月25日

お笑い小道具(2)

 人を食ったような冗談Tシャツや缶バッジはどこの国でも売っていると思うが、ロシアの観光地に行くとその手のTシャツ・バッジ、マグニットなどがそれはもう山ほど売られている(「"チェ"ブラーシュカシャツ」とかは以前旧ブログで紹介したと思う)。
無類の書類好き社会であるロシアの場合、そんなジョークグッズの中でも「証明書カバー」という独自のジャンルが確立している。ま、証明書カバーと書いてはみたが(もちろん名称だけ捻った正規品用カバーも多い)中には「中身つき」というのも存在する。

まあ夜店で売ってるような(<これも死語か)代物なのだが、学生証や施設への通行証、軍籍証明同様の「標準サイズ」であるのが笑いを誘うのである。





とりあえず大人し目のものを紹介しよう。「天国への通行証」(<なにやら殺されそうな名前だが)「熱狂的ディナモ(の)ファン」。中身これだけかよ、と思われるかもしれないが実際の学生証とかもこの程度の簡単なつくりなのだ。

それにしても「天国・・・」の方、天国行きの秘訣が7つ書いてあるのだが「十戒にしようと思ったが10個までは思いつかなかった」らしく、「後は各自で項目を付け足して10の秘訣にしたまえ」とか無茶苦茶投げやりである意味笑える。作った奴の頭の中が(天国に)逝っちゃてるのかもしれない。

・・・で、これ以外にも面白いものは多いのだが、時には「SEXのチャンピオン」とか「偉大なメンバー」(巨根という意味にもなる)、「飲酒マスタークラス」などなど持っていると人格を疑われそうな証明書も含めて何十種類と売られているのである。
もし誕生日とかにその「下品」な奴を贈られたら、自分は「そういう目で」見られている・・・ということになるのであろう。



これはデンビルグッズに入れるべきものなのだが(発想が)あまりに天才的なのでここで紹介する。
94年より前のロシア軍パッチを切り抜いて「ロシアにはもう力はない」・・・にしてしまった自虐ネタなのだ。なにしろエリツィン時代の真っ只中、軍隊でしみじみそんな気分を味わったのであろう。今だとこの台詞は出て来ないと思う(まあ徴兵されるのが楽しいわけはないにせよ)。
・・・しかしまあ、こういう駄洒落(というのだろうか)を思いつくというのもやはりロシア人只者ではないと思う(このネタが有名なのか、それともこいつが独自に思いついたのかは不明)。


  

Posted by Yakov at 17:29Comments(6)

2009年06月24日

ウクライナという病(2)

 さすがにオレンジ一派のメッキも剥げてきたようで、最近では(以前紹介した)「ウクライナしかない地球儀」みたいなものもだんだん減ってきたようだ。
だがまあ、今回モスクワの知人がコレクション(笑)を分けてくれたのでそのへんの紹介でも。



ウクライナ語はご覧の通り「似て非なる」言語のためいきなり見ても全然判らない。だが意味を聞くと何となくわかるような気がする・・・という(ロシア語からの)微妙な距離感を実感する。
大意は「俺はロシア人じゃないから一緒に飲むのはノーサンキュー」ということらしいが(直訳だと「ありがとよ、俺は幸い、モスクワ野郎じゃないんだ・・・」というところだろうか)、こういう無礼なこと言う奴に限って、酒を奢られたとたん「おお、わが心の友よ!」とかぬかすのである(笑)。





オレンジ二人組みも当然のことながら評判はがた落ちである。ウクライナで売られているマグ二ット(冷蔵庫に貼り付ける磁石ステッカー)とジョーク紙幣(サイズはえらく小さい)。
書いてある文字は・・・「両方で(二人合わせて)2ルーブル」(笑)。
紙幣の裏面の文字は説明されたが忘れてしまった。「ウクライナに小銭でも残してくれ!」・・・というのは巨額のドル借款はどこに行った?てな意味だろうか。



「こんなものはいらない」、といったのに無理やり「もって行け」と押し付けられたオレンジ革命スカーフ(多分そいつも要らなかったんだと思う)。
これ以外に「こいつを褌のように締めた写真」も撮ったのだが、ここに貼り付けるとブログが「グロ画像禁止」違反で閉鎖させられそうなのでやめておく(笑)。  

Posted by Yakov at 18:20Comments(4)

2009年06月23日

旅行グッズ(1)

 またもアバウトな表題だが、ソ連時代のものを中心に(思い出したように)地味~に更新していきたい。





旧ブログでも以前紹介した携帯コップ。以前紹介したアルミではなくプラスチック製というのが面白い。一つは水力発電所をモチーフにした(<今ひとつ必然性に乏しいと思うのだが)お土産グッズ、もう一つは「ツーリスト」とそのものズバリの名がついた「旅行用」なのだ。

後者は蓋のくぼみにゆで卵を置いて、本体のウラの手鏡で身づくろい・・・という「王様のアイディア」的(死語)小細工が盛り込まれている。・・・前者の蓋のウラにある3つの突起は・・・ただの滑り止めだと思う。

なんでもソ連のコメディー映画("Операция-ы"だったか"Бриллиантние руки"だったか忘れたが)に飲兵衛がこのコップを格好よく(手首のスナップで)取り出すシーンがあるそうで、ロシアの友人から(その動作の)特訓を受けさせられたものである。・・・ま、何の役にも立たないのだが。



  

Posted by Yakov at 19:18Comments(0)

2009年06月22日

情操玩具(6)

 本日は朝から晩までバタバタしていたので簡単に。今日は飛行機ネタをやってみたい。



例によって上官への贈答品シリーズ。真鍮製の戦闘機だがMig21なんだかSuの地上攻撃機か何かなのか厳密なところは判らない。で、操縦席のアクリル風防の中に穿ったネジ穴がパイロット・・・と思うのだが何故か二つ並んでいるのが不思議。
・・・てか複座練習機?
台座にねじ込んである将軍ボタンというのは装飾としてもなかなかよいアイデアだと思う。・・・いや、特に他の使い道を思いついた・・・というわけではないが。





これは金属メッキしたプラ製の戦闘機。昔ウランバートルのデパートで「イルクーツク玩具工場」製の似たようなプラ製戦闘機(真っ赤な原色の軟質プラであった)を買ったことがあったが、まあ男の子向き玩具としては定番といえるだろう。
これまた機種・型番の見当もつかないが、赤い星がついているのでまあ「味方の飛行機という記号」だということで。

  

Posted by Yakov at 17:45Comments(3)

2009年06月21日

電子玩具ソ連編

 ・・・といっても大したネタではないのだが。
モスクワでアフガンリエナクトに使えそうな小ネタを探していたらたまたま見つけたのが・・・。





だからどうした、といわれそうだがソ連製のゲームウォッチである。ボタン電池も国際規格で液晶も「生きている」非常にありがたい品であった(もしこれが日本の「なつかしゲーム」ならプレミア価格で売られているかも?)。
まあ筆者はあまりゲーム属性の人間ではないのでリエナクトでは「任務をサボってゲーム三昧の上司」という画が撮れればそれだけで満足なのだが。

・・・筆者には「レーダーで探知して迎撃するゲーム」ということしかわからないので内容的なつっ込みは勘弁していただきたい。  

Posted by Yakov at 17:56Comments(0)

2009年06月20日

お笑い小道具。

 急な来客のため簡単に。それにしても前回と似て非なる表題になってしまったのは、筆者の計画性欠如ゆえ、ということで見逃していただきたい。



今回はこの一発ネタ。ジョークグッズとして売っていたロシア・ユーロの札束(200ユーロ)。
原油価格の低迷やら米資本の引揚げやらで昨年後半からえらいことになったルーブル相場だが、老い先短いドルよりは波乱含みとはいえユーロの方がまだまし、と思われているのか何なのか。

・・・ま、ユーロに乗り遅れまいとあせっている東欧諸国に対する皮肉のような気もしなくもない。
とはいえ、ポーランドとかがユーロ圏に入ったが最後(以下略)・・・という現実を見るに、あんまりジョークで笑ってもいられない世界経済であるわけだが。

ちなみに向こうの友人にこれを見せたら「色がよくないねえ・・・」としみじみつぶやいていた。
いや、あんまりそっくりだったらそれニセさ(以下略)。  
タグ :小ネタ冗談

Posted by Yakov at 20:50Comments(2)

2009年06月19日

お笑い文房具(1)

 監視塔の模型をくれたロシアの友人が玩具マニア・・・というのは以前にも書いたが、彼にはもう一つお土産をもらったのだ。



この毛むくじゃらのT-34は何なのか、というと・・・。



中身はこのようなメモ帳になっているのだ。毛むくじゃらなブックカバー&ペンカバーはどことなくワレンキを思わせるのだが、オマケにくれた絵葉書には「夏のうちにワレンキを準備する」と花柄ワレンキの絵が書いてあった。
「夏のうちに・・・」というのが「諺」なのか「単にギャグで書いてみた」だけなのかよく判らないが、暑い日にこの手帳を手に取るとなにやら嫌~な感触を楽しむことが出来るのだ。

・・・それはともかく、砲塔のついたボールペンカバーが「変な生き物」に見えて仕方ない。


  

Posted by Yakov at 17:29Comments(2)

2009年06月18日

帰ってきた情操玩具(5)

 最近ネタが銃器ばかり・・・という気がしなくもないが、まあ偶々、ということなのでお気になさらず。





今回はロシア・ソ連製ではないのだが、東ドイツ製のマカロフ型玩具。小型ピストン(ロシアでは雷管型の火薬は大抵こう呼ぶ)で発火する手の込んだものだが手入れが悪く錆が葺いてしまっている。
ちょっとした処置で作動の方は直りそうだが、そもそも専用ピストン(鬼印巻き弾では作動しないと思う)がないとどうにもならないので(筆者の性格的に)しばらく放置することになると思う。
全体の造形だが、非常によく特徴が押さえられている。この辺のリアリズム志向は(むしろアバンギャルドな)ソ連製玩具と一線を画しているようだ。

・・・それにしても、日本でもそろそろリアルなマカロフ玩具が欲しいものである(ま、新宿駅のコインロッカーとか探すと本物が転がってるかもしれないけど)。  

Posted by Yakov at 17:45Comments(2)

2009年06月17日

弾薬紙箱(2)

 本日も淡々と更新。



刻印も何もないのだが、サイズ的にモシン・ナガン弾の箱と思う(モーゼル弾でも無理すれば入りそうだが)。まあ中に2個モシン用クリップが残っていたので間違いなかろう。
以前赤軍が20年代に使っていたマンリッヒャー弾薬盒を手に入れたとき、某サムズさんで紙箱入りマンリッヒャークリップを手に入れて中に収めていたのだが、こういう紙箱は(平時には)なかなか安定がよくて重宝するものだ。



AKでお馴染み、43式突撃銃弾20発入りの紙箱(多分SKS用に配布する分だと思うが)。ハンコの縁線が混じりこんで見難いと思うが、УЧЕБНАЯ(訓練用。よく見えないが複数形のУЧЕБНИЕかもしれない)と赤地で印字してある。空包用は(個人的に)よく目にするのだが、ダミーカートが20発入っていたのなら中身ごと欲しかった・・・と思う(ま、最近では郵便でも送れないけど)。



売主はパラベラム用だといっていたが(多分発掘品)筆者は9ミリパラのダミーなど持っていないのでサイズ的にはよく判らない(マカロフ弾なら持ってるけど)。引き手に布テープがついている辺り、「やっぱり外国製だろうなあ」としみじみ思う(苦笑)。  

Posted by Yakov at 19:51Comments(0)

2009年06月16日

弾薬紙箱(1)

 思い出したように純正ミリタリーネタを。
以前はカラ薬莢程度なら割とすんなりヤポニスタン税関を通過したようだが、最近は発射済みの変形した弾頭すらダメ出し(任意放棄を要求)される事が多いようだ。
まあそんな状況でもさすがにこれなら問題あるまい(笑)。



ナガンリボルバー用の弾薬紙箱。製造データは印字されていないがものがものだけに50年代以前の製造だろう。14発入り、というキリのよさがナガンらしい。20年代に試作された「ナガン弾を使うサブマシンガン」がもしも実用化されていたら、また事情も違ってきたのだろうが。





これはトカレフ弾の紙箱。70発包装というのはサブマシンガン用に特化したものの様だ。まあPPShならドラム用でもバナナ2本用でもキリがいいわけで。リエナクトメントで配布される空包はさすがにもう少し小さい包装単位なのだが。
中身の仕切りもちゃんと残っていた。







  

Posted by Yakov at 18:09Comments(0)

2009年06月15日

帰ってきた情操玩具(4)

 すでにミリブロだか雑貨ブログだかよく判らなくなってきたようだが、まあ今後はもう「雑ブログ」ということでひとつよろしく。





ソ連の銃器玩具といえばPPShは欠かせない。バナナマガジン・・・のため製造効率は高そうだ(<そんな大した問題ではない)。
木製のPPSh(ドラムマガジンタイプ)を何種類か持っている友人がいるのだが、デコイ以外にも側面のクランクを回すと音が出る、とか時代に合わせたギミックが組み込まれているものがあったりして比較すると面白いと思う(ま、今後の課題ということで)。
この例は比較的新しいものだが、板バネに引き金のギザが引っかかって効果音・・・という50年代的なギミックに戻っているのが面白い。スリングがついていた跡があるが、以前紹介したポリエチレンサーベルと同じようなビニール紐がついていたのだろう。



以前紹介したモーゼルだが、欠けていた部品はこの写真のようなパーツであったようだ。
金属の銃玩具を(郵便で)送ると必ず税関で開けられるのでなるべく避けようと思い購入しなかったが、間が開くとやっぱり買っておけばよかった・・・と思う辺りもう重症である。まあ部品を自作する・・・といいださないだけまし・・・いや・・・自作もいいかも・・・。

  

Posted by Yakov at 18:09Comments(0)

2009年06月14日

熱帯装備・・・。

 以前小部数のみ出回っていたアフガニスタンのGRUスペツナッズ本だが、増補改訂された版がまとまった数出版されたようである。改訂版自体はまた後日紹介するとして、この本をネタもととして熱帯装備(ぶっちゃけ水筒である)について以前触れたことと思う。





友人宅に転がっていた完全品。もともと民需の旅行・登山用品として市販されていたものを軍が転用した・・・という1.7リットルポリ水筒だが、市販品は主にこの姿だったようである(軍用として作られたカーキ布のカバーについてはすでに触れた)。
とりあえずカップなし紐切れの半端ものを入手したのでなんとか再生したいものである。
ちなみに本体の底には「非アルコール性、低温の液体用。三日以上中身を入れたままにしないこと」・・・というなにやら不安になる文句が刻印されていた。



これまた民需用のソ連製1リットル入りポリ容器。場末のPXで売れ残っていたのを買ってきたが、当然この手のものもアフガン戦で使用されたと考えられる。軍用カバーに入れるとスカスカなので、あるいは雑嚢に入れて保持したのかもしれないが。
ま、少なくても軍用0.7リットル水筒を複数持つよりはましだと思う。
これも低温の液体専用だが、三日間云々と書いていないので少しは安心していいのかも知れない・・・(<不親切なだけかも)。
  

Posted by Yakov at 17:29Comments(2)

2009年06月13日

野戦食器(13)

 前回は妙に上ずった文章を書いてしまったが、筆者は皆さんが思われたほど重度の変態ではないと思う(自己申告)。





ソ連陸軍型のプラ製食器。前回紹介した食器は軟質の塩ビに似た素材だったがこれは尿素樹脂を思わせる重くて堅い材質。材質のせいだろうか、2枚ある角容器の一枚にクラックが入ってしまっているがこの程度のことでガタガタ言っていてはソ連製品とは付き合っていけない。
長いこと顔見知りの軍物&玩具のガラクタバイヤー(<失礼な)に頼んで倉庫から発掘してもらった品なのである。なんとかまとまった数入手したいところだが・・・。

余談だが、アフガン戦ではピンを外した手榴弾をこのようなプラコップに入れ、洞窟に潜むドゥシュマン(ドゥーフ)狩りに使用したとか(投げ入れた遥か地下深くで爆発・・・という奴である)。



プラ製コップはかなり早くに登場したが、プラ皿の導入はやや遅れ、画像のようなアルミ皿もソ連時代は結構息長く使われていたようだ。現ロシアではプラとステンレス素材が主流になっているようだが・・・。
  

Posted by Yakov at 17:50Comments(0)

2009年06月12日

野戦食器(12)

 玩具ネタはあと5回分くらいあるのだがたまにはマニアらしく軍ネタで(笑)。





岡持ち入りの出前セットのようだが90年代ロシア海軍の食器セットである。艦内用か基地食堂用かよく判らないが、プーチン大統領(当時)と食卓を囲む兵士たち・・・みたいな報道写真でお馴染みだろう(<マニア限定)。
ソ連陸軍でも後期には大体似たような食器(色は青以外に少なくともピンク、白があったらしい)を使っていたのでもう何年も探していたのだが(消耗品だけに)半ば諦めていた。

今回筆者がもう10年以上出入りしている軍装店(友人の店なのである)の台所で転がっていたコップを見つけ、「こういうのを探しているんだ」といったら何のことはない、10年も前の創立当初から店の備品として(ろくに使われず)放置されていたらしい。
幸せの青い鳥の物語みたいな話だが(<いや「青」しかあってないから)、食器マニア以外にはキXガイのたわごとですか、そうですか。



裏の刻印を見ると温食にも使用可、1997年ロシア連邦海軍規格・・・と明記してある。


・・・次回はその後入手したソ連製食器セットを。  

Posted by Yakov at 19:42Comments(0)

2009年06月11日

帰ってきた情操玩具(3)

 ロシア報告はまた時々やることにして今回はまたこのネタである。玩具以外に記念品ネタも混じえながら徒然と・・・。





玩具コレクターの友人がくれた監視塔の模型。銅製の台座に星のレリーフがなされているが国境警備隊の上官への贈り物かはたまた内務省か・・・(こっちのほうだとあんまり気分がよろしくないが)。
片面の半田が剥がれているのでいつか修理しないと・・・とつい思ってしまう(コレクターとして正しいのかそうでないのかよく判らないが)。台座自体が何かから引き剥がした跡があるのだが、大理石の土台に乗っていたのかはたまた巨大ジオラマに載っていたのか・・・と考えるとちょっと楽しい。





ソ連時代、「戦艦ポチョムキン」のスケールモデル(完成品)。全長15cmくらいなのでスケールモデルなんだかノンスケール玩具なのか正直よく判らないが。
ご覧の通り細部が欠けているのでそのうち修理・復元しようと思っている。
向こうの艦船マニアがこれを見て「なんてくだらないものを買うんだ」とか小馬鹿にしてくれたのだが、玩具コレクターとしてはむしろこういうものこそ外せない、と思うのである。
ま、筆者は昔から艦船マニアとはそりが合わないのでどうでもいいが。

・・・一生米粒に文字でも書いて居やがれこの野郎(<私怨)。

  
タグ :玩具記念品

Posted by Yakov at 19:26Comments(0)