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Yakov

2016年07月30日

再録170・夏帽(1)

 なんとも季節感に乏しいテーマだが、そもそも時代からして異なる以上、季節をあわせたところで仕方ないような気もする。まあ、「たまたま夏物が目についた」故の特集である。

再録170・夏帽(1)

再録170・夏帽(1)

キワモノここに極まれり、のような夏制帽。棕櫚の繊維らしきもので編みこまれており、要所要所は革で作られている高級品である。ヤルタあたりの保養所でスターリンの息子(例の空軍将官)他数人が着用している写真を見たことがあるくらいでそうそう多数作られたものとも思えない(民需の避暑用と言う範疇に入れるべきだろう)。そんなわけで結構な値段で購入させられたものの湿気に満ちた日本の夏では実用性が低いことこの上なく、干からびて一部欠けがあるのでますます使い道がない。
麻のスーツ(この時代だと詰襟だが)には割と似合いそうなのだが、一歩外に出れば「街の変な人」確定である(既にそう思われているかもしれないが)。

再録170・夏帽(1)

以前別項で1924年式綿製夏帽については紹介したが、これはコムソモール員のシュツルモフカにあわせる夏帽である。裁断はほぼ同じなので後出の制帽類との比較用にアップ写真を載せておく。

再録170・夏帽(1)

1926年になると軍及び各種機関員は白い夏服用に布製の白帽を使用することが許可される。これはその典型で鍔や帽体にステッチは付かず、パイピングも存在しない。
次回もこれら夏帽について。
(2007/2/4)



Posted by Yakov at 21:02│Comments(0)
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