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Yakov

2012年09月08日

再度コーヒーブレーク

 荷物が届かないせいで手持ちのコレクション紹介、しかも無限に続きそうな記章ネタばかりでは退屈な「堅気」の諸氏向けにまたパッケージネタを。マイナーな点では軍ヲタも空き缶マニアも似たようなものかもしれないが単調な更新が続くのはこちらとて本意ではないのだ。
…まあ一発ネタなのだけれど。





半年くらい前に東京の骨董市で購入した1920年代のコーヒー缶。モスクワの有名な菓子工場「赤い十月」製の挽きコーヒー(これはモカ缶)というのが興味深い。これをモスクワから持って来た業者さん(青山の「はいいろオオカミ」)のブースで現地の情報交換とかしたのだがこれも結構面白かった。ロシア業界は実に狭いのである。
コーヒー缶は戦前40年代のものも持っているのだが、塗装といいプレス加工といいこのころの製品には特異な魅力がある。
…日に焼けて色があせているのだが、当時はどんな色だったのかよく調べないとリエナクトの場所には持ち出せそうもない(笑)。  

Posted by Yakov at 17:09Comments(2)

2012年09月07日

準軍事訓練(2)

 実のところはスポーツ訓練とかもまぜこぜに紹介しようという腹なのでテーマがごたごたになっても温かい目で見ていただきたい。



1927年にセバストポリで行われた第二回黒海艦隊オリンピック(軍人競技会)のバッジ。軍隊内のスポーツというわけで「準軍事訓練」とか少しずれるがほかに紹介する項目が見つからなかったのだ。



全ソ体育協会が認定した体力章「労働と防衛準備完了」バッジ。左が1931年型で右は…鎖が切れたので36年型の留め具と合体させたものらしい。
この辺はえらい種類があるのでまたおいおいと。  

Posted by Yakov at 17:27Comments(0)

2012年09月06日

海軍系記章(2)

 今回もメジャーなネタ中心に(当社比)。



1961年式の遠洋航海章と同一ベースにした軍事演習参加章が1970年、海軍最高司令部指令で制定されている。
1970年の「オケアン(大洋)」演習(画像右上)、71年の「ユーク(南)」(左下)、81年の「ザーパト81(西)」(左上)についてプレートのついた「記念ジェトン」が発行され、これも制服に常時着用が許されている(なくすと替えはないかもしれないが)。
画像の水上艦以外に、勿論潜水艦用も存在する。



94年以後、ロシア海軍用にも同じく遠洋航海章が制定された(右)が、ソ連型を好む乗員も多いようで左のような完全ソ連型のバッジ(これは真鍮製)がPXで割と普通に売られている。名誉ある記章だけに、「生え抜きのベテラン」らしく見えるソ連型をつけたくなるのかもしれない。  

Posted by Yakov at 16:55Comments(0)

2012年09月05日

再び靴ネタ(21)

 ソ連編上げブーツは何度となく紹介してきたのだが、熱帯地(トルケスタン軍管区など)のローカット靴は割とあっさり済ませてきた。今回は軽く比較映像でも。



これは2009年1月に紹介した87年製。将校野戦ブーツに似たソールで「補強」の金属リベットのない高級な仕上がりである。
靴ひも鳩目の数は5つだ。



1974年の刻印があるが後期の兵用ブーツにあるようなゴム底で補強リベットが羽根部分にある。鳩目は6個。



本革の底にゴム製の踵、6つ鳩目のタイプ。甲の部分があまり良い革ではなく、裏革に靴墨を塗り込んだような仕上がりだった。補強のリベットもなく縫製自体はまあ丁寧で「末期感」は少ない。
1991年製のスタンプがあったが、昔の靴に工場印を押し直して支給したような雰囲気がしてならない。

…とりあえずバリエーションを並べては見たが時代による変遷とか兵・将校間の差異の有無とか現物で判断するにはあまりにも実例が少なく資料もない。とりあえず今後も調査を続ける、ということで。



  

Posted by Yakov at 16:57Comments(0)

2012年09月04日

友の会(22)

 また戦前のネタで。



1925年のアゼルバイジャンОДВФ(航空隊友の会)。さすがに実物が流通しているわけもなく、これも高級レプリカだ。



これも上と同じ組織の全ソ連共通タイプ(1923年タイプ)なのだが、このデザインは非常に気に入られたらしく1925年にこれとよく似たバッジが(純金で)民間防衛組織АЭРОРАДИОХИМ(防空・無線・防ガス協会)のために作られている。


  

Posted by Yakov at 18:02Comments(0)

2012年09月03日

海軍系記章(1)

 アバウトな題名にしたのでまた大河連載みたいになってしまうのは必至。とりあえずメジャーどころから始めよう、と思っているが・・・。





有名なところで海軍の遠洋航海章1961年型(潜水艦乗員)。一番上は正規品だが、デンビル改造なのか何なのか自分で型取り・複製したような代物をよく見かける。バッジ業者はこんな低レベルなコピーは作らないし多くは「改造デンビル服」にくっついたまま手に入れたので(おそらく基地などで)「マイ・バッジ」を自作あるいは「外注」する文化があったと思われる。



これらは1976年式の潜水艦用及び水上艦艇用。もちろんデンビルバージョンがごまんとあるが、これまでに服の写真と一緒に紹介した気もするので今日はやめておくが、ビニールで全体を包んだ(熱圧着)ものを非常によく見かける。
授与されるのは艦隊別に指定された海域への後悔に参加した乗員に「海軍(支援艦隊含む)生活でただ一度だけ」(失くした場合PXで買えることは買えるのだろうが)、非常に名誉ある記章として作業服・ブルゾン以外の服には必ず付けるものなのである。そんなわけで「記録写真でよく見かける」のも当然といえば当然だ。  

Posted by Yakov at 17:28Comments(0)

2012年09月01日

準軍事訓練(1)

 項目を分けてみたものの、まあ射撃優等とか民間防衛系の派生型ということで。何でもかんでも友の会でくくるのも煩雑になってきたのだ。明日は浜松町でミリタリーショー(ビクトリーショー)があるので明日の更新は滞ると思う。



これはペテルブルク製のレプリカだがまあ中の上といったところか。アソアヴィアヒムが発行した戦前(1934年型)の馬術スポーツ系優秀章だが、蹄鉄工や厩舎員なども対象なようだ。まあ当時は馬も重要な軍事的資源であったわけで「防衛貢献」できるのは騎乗者だけではないというわけだ。
バッジ全体は騎兵科襟章をモチーフにしたデザインなのだが、その下側に「優秀馬匹労働」の文字が入ったバージョンも存在する。



これはモスクワ製の高級レプリカ。まあこのころのバッジを再現するには七宝の出来であらかた決まってしまう気もするが。
これは同じく33年式のアソアヴィアヒム優秀騎乗者(フッサートニク)。この辺もいくつかバリエーションが知られている。
補足・このバッジの名称・「ヴォロシーロフ騎乗者」というのは射撃優等章の「ヴォロシーロフ射撃手」のアナロジーである。

  

Posted by Yakov at 17:01Comments(0)